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彫刻家・田中等の日々雑感・最新情報
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☆今朝は良く冷えました。

早朝に石材店へ向かうと、各家に駐車している車は霜と氷でみんな真っ白、田畑も霜で真っ白でした。

☆石材店に今年初めての石が届きました。いわば初荷です。

これから約2ヶ月少しで仕上げなければならない作品の石です。

重くて6トンリフトでようやくトラックから降ろしました。

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こちらは作品本体の石。

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こちらは台座の石。

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本体の大きさは300高×90幅×60厚cmあります。

4トン以上あると思います。

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実はこの作品は私の作品ではありません。

宮崎彫刻グループへの委託作品で、私は下請けでの作業担当です。

まだプランができていないので、詳細はプランが決まってからの報告となります。

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来週の半ばには制作に入らないと間に合いませんが、プランがなかなか確定しません。

多分、久しぶり(アメリカ・Schoodic以来)の削岩機作業になりそうです。

 
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☆私にとっての今年一番の大きな課題は作業場の移転です。

昨年暮れに、私の作業場である田中石材店が立ち退き・廃業と知らされ、私は出来るだけ早く今の作業場を出て新しい作業場へ移転しなければならなくなりました。

しかし今の経済力では新しく土地を借りて作業場を建てるということはまったく不可能なので、10年前までの私の作業場であった茶臼原のアンジェラスの森(石井記念友愛社敷地内)へ戻ることを考えています。

引っ越すお金が無くてプレハブや倉庫がそのままにしてあるのです。道具もまだかなり残してあります。

けれど10年間の間にプレハブは使い物にならなくなっている可能性があります。

それで今日の午後に10年ぶりにアンジェラスの森を訪れてみました。

プレハブの床は湿気でぼろぼろに抜けてしまっていますが、心配していたガラスの破損等はまったくありません。

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近年まで輸入木材を扱う業者に貸していた倉庫にはまだ資材がそのまま残っていました。

この業者の出入りあったので、それほど荒れ果てることは無かったのでしょう。

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プレハブの床を張り替えて電気申請をすれば充分使えることが確認できました。

夏までには引越しを完了させたいと思います。

 
☆今日は設置した墓碑の敷地内の床の洗い出し作業を行いました。

洗い出しを得意とする造園業の”植裕”さんにお願いしましたが、玉石の配置等が造園で通常行っているものと異なっているので、かなり試行錯誤しながらの作業となりました。

まず玉石の配置について打ち合わせしました。

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次に敷地内に空練りしたモルタルを丁寧に敷き詰めていきます。

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ここで私の大きなミスが明らかになりました。

私は敷石の厚みのみが洗い出しの厚みで墓碑が埋まると思っていたのですが、実際の床面は敷石を接着するモルタルの分が深くなっており、しかも洗い出しには水勾配をつけなければならなかったので、本体下部の7cmほどが埋まってしまうことになったのです。

設置のときに下駄を履かせようかと迷ったのですが・・・・・後の祭りでした。

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モルタルの上に試験的に玉石を配置して埋め込んでみます。

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感触がつかめたので、作業にかかりますが、玉石を選別し一個一個並べてたたきながら埋めていく作業は大変なものです。

造園で使う洗い出し作業では、こんなに玉石の間隔は空けないのだそうです。

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実に細やかな作業が続きます。

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☆午後からセメントのノロをかけて行きました。

これからが洗い出しの作業になります。

午前はよい天候だったのですが、お昼過ぎから雨となり、テントを張っての作業となりました。

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ノロが硬化する前に玉石を一個一個洗っていきます。

造園で行う洗い出しは玉石が詰まっているので一気に洗えるのだそうですが、今回はセメンの地の面積が広いので、玉石だけを丁寧に洗わなければなりません。

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玉石を洗ってはまたノロをかける、の繰り返しです。

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仕上げに噴霧器を使って余分なノロを洗い流していきます。

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無事に洗い出しの作業が終わりました。

今日はこれで終了ですが、作業は完了ではありません。

2日ほど養生させて、仕上げの洗い出し作業をするということです。

大変手の込んだ作業を見せていただきました。

感謝!です。


 
☆さわやかな上天気の夏日となりました。

午前のうちに墓碑の設置を行いました。

墓碑の運搬にはお隣の松村金物店のトラックをお借りしました。感謝です。

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円福寺にお出でいただき、納骨の祭事をしていただきました。

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納骨を済ませて、墓碑を設置しました。

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近日中に床を洗い出しで作業していただいて工事の完了となります。

☆墓碑の研磨がほぼ終了しました。

天気予報では曇りの一日でしたが、時折り強い雨の降る不安定な一日でした。

明日には窓部の筋切りの仕上げにかかれます。

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☆ようやく墓碑の研磨作業に入りました。

午前は建てたままの状態で、窓部の本研磨作業を行いました。

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☆午後は本体の手磨き作業でした。

天気予報では雨でしたが、幸いにも一日明るい曇天で、雨の気配はありませんでした。

墓碑の依頼主に手磨きを手伝ってもらいました。

依頼主の想いのこもった墓碑ですので、自ら手磨きした感慨はかけがえの無いものとなることでしょう。

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夕刻には200#のエアー研磨まで進みました。

これでなんとかあと2日で仕上げることができそうです。

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☆天気予報では早いところでは昼前から雨、ということでしたが、もうすでに朝のうちから小糠雨となってしまいました。

墓碑はせっかく昨日水平レベルを出したばかりだし、工場の中に入れても大きすぎて荒落としの作業をする訳にもいきません。

幸い、午前のうちは作業には支障の無い程度の小雨でした。

「春雨じゃ、濡れてまいろう」の月形半平太よろしく、午前は墓碑本体のアール出し作業を進めました。

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お昼前から雨脚も強くなってきたので、午後の作業は止めて空港展関係の事務作業をこなしました。

☆気持ちの好い晴天が続きますが、朝夕の花冷えはまだまだ続きます。

今日は何事もなく墓碑の制作に没頭できました。

昨日から砥石かけの作業を進めました。

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手磨きに入る前の段階まで進みました。

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とりあえず暮れ方に裏返しました。

明日からは反対の面の作業に入ります。

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☆近年大きな仕事がまったくなく、手持ちの消耗工具が次第に磨耗していくばかりです。

細工用の小さなダイヤモンド工具はほとんど磨耗してしまって、仕事もないので新しく買うこともできません。

ところが、今日訪問してきたなじみの工具屋さんと話していたら、なんとそうした細工用の工具が売れなくなって、作っていた会社が倒産して、もう手に入らない種類のものがあるのだということです。

原因は、近年はほとんどの石材製品が中国発注なので、日本国内で細工をすることがなくなり、道具がまったく売れなくなったからだというのです。

特にこのダイヤモンドのリューター用ビットはもう国内では生産されないのだということです。

私たち彫刻家にとっては一大事です。

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☆今日の墓碑の制作状況です。

彫り込んだ部分の手直しをしていたので、表立った変化はありません。

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依頼主が訪ねてこられました。

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☆昨日の報告です。

午前9時半頃に火事がありました。

石材店の向かいの墓地に登ると、大きな火の手が見え、ボーンという音が墓地まで聞こえてきました。

東中学校の校内放送で「教室に残っている生徒は体育館に集合しなさい」と呼びかけていましたので、中学校に隣接するあたりの火災だとわかりました。

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ちなみに墓地から見た私の作業場です。

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☆これから取り掛かる墓碑の石が届きました。

予期はしていましたが工場に入れてみると、やはり大きい!!!

これを一月弱で仕上げなければなりません。

泣きそう・・・・・

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☆先日から制作にかかっていた、今月末のグループ展の作品が仕上がりました。


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職業:
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自己紹介:
宮崎県在住の彫刻家。
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