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☆昨日12日に行われました、第2回高鍋町まちなか商業活性化協議会シンポジウムの報告です。
今回のシンポジウムは平成22年度の各プロジェクトの事業報告なのですが、メインは堀繁・東京大学アジア生物資源環境研究センター教授のまちづくりへの明確な理論と具体例に基づく基調講演です。
シンポジウムに先立ち、先夜の11日夜に堀教授を囲んでの事前打ち合わせと親睦会を持ちました。
私たちまちなか活性化事業の当事者との打ち合わせですので、和やかな懇親会ではなく、私たちの事業への忌憚のない意見を伺う貴重な場となりました。
☆また昨日はシンポジウム前の早朝8時から、高鍋町の商店街を歩かれ、具体的にどこがどうしてどうなってダメなのか、どこをどうすれば店の集客が増し、売り上げが倍増し、商店街が元気になるか、実に明確な指摘でレクチャーをしていただきました。
平成23年度のメイン事業となる町屋プロジェクトの対象家屋の展開についても考えていただきました。
集客努力の見られない疲弊した商店街の中にあっても、お客をおもてなしする視線で店舗を構成している店もあります。
堀教授が高得点を与えられた”江崎酒店”です。
まちづくりが成功するかどうかはまず道路整備だといわれます。
リニュアルしたばかりの一番街のカラー舗装への検証です。
黒木本店には比較的高い得点を与えられましたが、まだよくなる工夫の余地はあるということでした。
あかりモニュメント公開制作のAntonellaの作品を設置した福岡生花店には80点をいただきました。
しかし残りの20点こそが商店街を活性化させる工夫、つまりお客様の目線からの仕掛けなのです。
パブリックアートを手がける彫刻家の私にとっても実に貴重なアドバイスとなった堀教授からの理論指摘でした。
☆午後12時半からホテル四季亭にてシンポジウムの開始でした。
まず小澤協議会会長の挨拶です。
今回の東北・関東の大震災で被災された方々への哀悼の辞を表して、挨拶へ入りました。
引き続き。掘教授による基調講演。「高鍋のまち・店を元気にするにはーまち・店の活性化の理論と具体ー」
豊富な事例画像を使って、徹底的にまちづくりの根本理論を説いていかれます。
まちづくりには明確な理論がなければ絶対に成功しない、ということです。
(詳しくはHP日記へ記載しました。)
続く第2部は私たち協議会の各プロジェクトキャプテンによる平成22年度の事業報告でした。
会場には設置したすべてののれんを掲げました(画像を撮り忘れました。)
またロビーではあかりプロジェクトの全作品画像と町屋プロジェクトと自主独立プロジェクトの進行状態データを展示しました。
東北・関東大震災の対応で大変な状況の中、また土曜日のお昼という時間設定にも関わらず、多数のご来場をいただきました。
本当にありがとうございました。
私たちの愛する町のまちづくりです。
これからも多くのご意見やご協力をお願いします。
まちづくりは20年、30年という視点で取り組んでいくものです。
まちは人が住む限りそこにあり続けます。
短気な性急なまちづくりは将来へ負の遺産を残します。
みんなでじっくり取り組んでいきましょう。
(こちらからもどうぞ。
マキちゃんの記事が素晴らしい。
まちなか情報局 シンポジウム報告)