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彫刻家・田中等の日々雑感・最新情報
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☆昨日の報告です。

昨日も朝から雨でした。

昼前に作業場を覗いてみたら、なんと雨の中でジョニゴヴァたちが合羽を着て作業をしています。

それで私も作業に加わったら、雨は止んでくれました。

それで冷えた体にお昼からウオッカです。

そういえばハルピンの雪像コンクールでもウオッカを飲みながら作業したのを思い出しました。

 



私の注文したのは魚(コシュマルの説明では歯の鋭い長い危険な魚ということでしたので、鱧?)のすり身のフライ。

 



☆長い昼食が終わって、午後3時から作業開始です。

 

 



☆そして昨日も虹が立ちました。

昨日の虹は一昨日の虹よりはるかに鮮やかで、2重の虹でした。

虹は随分長い間かかっていました。

ジョニゴヴァは2重の虹は産まれて初めて見た、と興奮していました。

 
 

☆昨日も暮れ落ちる午後8時前までの作業でした。



☆夕食はウクライナとアイスランドの画家夫妻たちと一緒に飲みました。

みんなウオッカは一気飲みです。

それがウオッカの飲み方らしいです。

あっというまにボトルが2本空きました。

みんなアルコールに強い!

 

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☆一昨日の報告です。(毎晩飲みすぎて更新の時間が持てません)

一昨日は朝から雨でした。

イズミールで一緒だったコシュマルがやって来ました。(今回はコシュマルからの推薦で招待されました)

雨でやることがないので、お昼からまたも宴会となりました。

左端がコシュマル。



☆ようやく電気が来ましたので、午後後半から作業にかかることができました。



ディスクはこちらで支給されたウクライナ製のディスクを使いました。よく切れます。

 

雨は止んでも不安定な天候ですので時折り小雨が降ります。

小雨が降った後に陽が射すと虹が立ちます。

ドニエプル川をまたいで美しい虹がかかりました。

 

 

 

 

 

 

 



☆お昼までには画家たちも揃い、彫刻家もウクライナの作家がもう1名加わりました。

この日が正式なシンポジウム初日だったようです。

夜にオープニングセレモニーが開かれました。

左端の長身の男性が、コレクターでありこのシンポジウムのスポンサーであるユーリー氏。

 



挨拶をされるユーリー。

 

 

 

 

 



二次会(?)はホテルの道向かいの空き地で焚き火をしながら飲みました。

不思議なことに、ほろ酔い気分で火を眺めていると、周りのウクライナ語の会話が実に明瞭に聞こえます。

意味はわからなくても、単語のつづりが見えるように聞こえてきます。

 




☆こちらへ来て初めて夕暮れを見ました。

 

他の4人はまだキエフから帰ってきません。Kochmarも来ませんので、合流しているのかもしれません。

夕食も独りきりでした。

明日からはちゃんと作業ができるのでしょうか?

☆シンポジウム2日目ですが、夜中は雨だったらしく、今朝はどんよりと曇った小雨混じりの天気でした。

私以外の作家たちは昨夕の買い物では好い工具が見つからなかったようで、今朝あらためてキエフへ出かけました。

それで私一人で石に墨を入れました。

しかし今日から電気が来るということでしたが、何の気配もありません。

 

☆これ以上にすることはなく、お昼も独りでわびしく摂りました。

何もしていないので、さすがにビールを飲むのは気が引けました。

サーモンフィッレトの野菜炒め添えです。

 

☆午後は部屋に居ても何もすることがないので外に出てみました。

シンポジウム会場はやはり昨日のまま。

 

午後からは天候も回復して暖かくなってきました。

 

 

行く当てもなく、時間つぶしにフェリー乗り場の先まで行って見ましたが、何もありませんでした。

 

時刻はもう夕刻の4時を廻りましたが、やはり作業場に電気工事の気配はありません。

キエフへ行った作家たちもまだ帰ってきませんし、今日から来るといっていたKochmarも姿を見せません。

シンポジウムは始まるのでしょうか?

ウクライナ時間なのでしょうね・・・・

☆シンポジウムは今日から開始となっているのですが・・・・

午前にブラッドの車でジョニゴヴァと一緒に近くの町場へ両替と買い物に出かけました。

私は作業靴を買いました。ハンマーも必要なのですが見つかりませんでした。

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☆午後1時にクレーン車が来て石のセッティングを行いました。

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これが私の石です。右の長い石は関係ありません。黒御影石が本体で、薄い白御影石は台座です。

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☆今日の作業はこれでお仕舞いです。

まだ電気も何も来ていないので作業の始めようがありません。

それで遅い優雅なランチとなりました。

まず注文したのはchampignonとベーコンのウォームサラダ。
ウオームサラダとはつまり、野菜炒めですよね。

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左からブラッド、コーディネーターのアレキサンドル、トーマス、ジョニゴヴァ。

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二品目は鮭と白身魚(鱸?)のクリアスープ。

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セカンドメニューでトーマスが注文したのは、ベークしたなすと野菜添えのビーフフライ。

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私の注文したセカンドメニューは、照り焼き風ガチョウモモ肉のブラックベリーソ-ス。

ギョッ! 肉だけ?!

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と、思ったら、下ににんじんとマッシュルームの炒め物が敷いてありました。

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さらにデザートにチーズケーキまで出てきました。

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長いランチの後に、皆は遠くの街まで道具を買いに出かけました。

私は必要なものはハンマーだけなので、ハンマーを買ってきてもらうことにして部屋でゆっくりしています。

今日はオープニングパーティーがあるとブラッドは言っていましたが、みんな出かけて誰も居ません。

画家もまだ誰も来ていません。

☆皆が帰ってきて摂った遅い夕食では軽くスープを摂り、ウオッカを飲みました。

これはウオッカのつまみのピクルスです。

トマトのピクルスにはびっくりしましたが、これが濃厚で旨い!


☆朝食はテヘラン以来のジョニゴヴァと一緒でした。

彼はペンザに参加中で、作品を早めに仕上げて来たのだそうです。

今朝は朝食後にVladとThomasとで市内へ買い物に行く約束でしたが、二人とも起きてこないので散歩に出ました。

まったくの快晴で最高に気持ちよいです。

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そのまま足を伸ばして、近くのシェフチェンコ・メモリアルパークへ登ってみました。

ここから長い長い階段を登っていきます。

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眼下に広がるドニエプル川と川向こうの果てしないウクライナ大平原を見渡すことができます。

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☆昨夜の夕食はVladyslav(Vlad)とThomasと一緒でした。

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私のメニューはかぼちゃの種あえのポークステーキ。

とても美味しかったです。

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食事の後はウオッカで乾杯です。

ウオッカはグラム単位で注文するのですね。初めて知りました。

Vladはお酒が飲めませんが、いろんな話に花が咲きました。

2人とも日本文化、特に映画について造詣が深かったです。

日本の文化は世界の中でも特出していることを日本人があまりにも知らなさ過ぎますし、いまのチャカチャカした日本の文化は嫌われていることも知っておいた方が好いですね。

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このレストランはギャラリーにもなっているのですが、このシンポジウムは彫刻だけでなく画家も参加します。

レストランやホテル内の絵はこのシンポジウムで制作されたものが大半です。

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今回のシンポジウムは6名の彫刻家、6名の画家で構成されますが、6名の彫刻家のうち3名はウクライナの彫刻家、そして3名が海外からの彫刻家で、そのうちの2人が私とトーマスです。

もう一人は誰だろうと思っていたら、なんとイランでも一緒だったグルジアのジョニゴヴァだったのです。

彼は昨夜のうちにホテルに着いていますが、私はお酒が廻って先に床に就きました。

今日は好い天気です!

☆昼食後にホテル周辺を散歩しました。

夏場は賑わうらしいサマー・テラス・カフェにも絵がかけてあります。

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ホテルの駐車場にトヨタ・カローラが。

カナダのシールが張ってあるので、カナダに16年間居たことがあると言っていたウクライナの作家・Vladyslavの車かもしれません。

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と、そこへウエディングカーが通りかかり、新郎新婦が車を止めてホテルのサマーテラスをバックに記念写真を撮りました。

私も許可をもらってパチリ!

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次にシンポジウム会場へ行ってみましたが、昨日の状態と何も変わっていません。

まあ、異国の時限展開に従うよりありません。

それでホテルの向かいのドニエプル川岸へ向かうと、岸辺の砂の中で青年が金属探知機で砂の中をかき混ぜています。

さては・・・・

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やはりそうでした。真夏のレジャー客たちが岸辺に撒き散らしていた小銭を集めていたのです。

金属探知機は盛んに金属を探知し、青年のズボンのポケットは小銭で膨れ上がっていました。

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雨が降り始めた岸辺の様子です。

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雨となったので散歩は20分ほどで終えてホテルに戻りましたが、わずか20分の間にいろんなことに出会いました。

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☆ウクライナ2日目。今日もどんよりと雲ってとても寒いです。

私の居るところはキエフ郊外の黒海寄りのKaniv(カネフ)という市のヴィレッジであることが分かりました。

それでネットでカネフの向こう2週間の天気予報を見たら、晴れマークは3,4日で後はすべて雨マークでした。

気温も最低で9度と言う日もあり、殆ど宮崎の真冬です。

9月後半はもっと気温は下がっていくでしょうから、これはセーターをこちらで買わなければならないのではないのでしょうか。

今朝は昨日に引き続き、玉ねぎとBrisket(ハムのようなもの)のオムレツでした。

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☆こじんまりとしたホテルの階段。

ホテルのリーフレットには”アート ホテル”とあります。

アートが売り物のホテル施設のようです。

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☆昼食はチキンボール入りの野菜スープを摂りました。

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お昼を、夜中に来たアメリカのトーマスと一緒になりました。

何と、彼は全ての工具と衣類の入った荷物が2つとも行方不明になって見つからないのだそうです!

☆午後はダニエプル川沿いを歩いてみました。

風が出てとても寒かったですが、気持ちの好い散策でした。

右手の中ほどがホテルです。

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☆夕食はビーフステーキと焼きトマトとペッパー、マッシュルームの赤ワインソースにチェコビール。

シンポジウムのオルガナイザーが来ると言うことでしたが誰も来ず、独りの夕食でした。

すごく美味しいディナーでした。

赤ワインソースが絶品でした。

異郷の地で独り、美味しい料理を食べて、美味しいビールを飲んで、素敵な音楽に身をゆだねて、至福の時を過ごしました。

生きててよかった、彫刻家でよかった・・・!

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