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といっても、預け荷物(工具)が北京からハルピンに届かない、というハプニングはありましたが・・・
☆昨日(10日)から早速競技が始まりました。
空港展の参加作家がとうとうハルピンで合流すると言う展開になりました。
私たちハルピン国際雪彫刻コンクールの日本代表チーム(招待)は空港展の参加作家で構成されています。
☆午前10時から開会式でした。
会場は太陽島という松花江という川の中州です。
松花江は当然、凍結しています。
私は工具箱が届きませんので、スキーウエアも雪靴もなく、まったくの普段着でマイナス10度の大会に参加せざるを得ませんでした。
制作する雪の大きさは3メートル幅、4メートル高さの立方体です。
思ったよりも寒さの厳しさはなく、私は普段着で充分に作業をすることが出来ました。
お昼は太陽島にあるレストランでのバイキングでした。
4時半を過ぎるともう夕暮れてきます。
私たちは5時過ぎには作業をやめました。
☆夜は、一昨年の名寄で一緒だったハルピンチームのパン・ユーさんにハルピンの街を案内していただきました。
そしてパンさんにとても美味しい夕食をご馳走になりました。
☆夕食の後は著名な観光地、中央大街を散策しました。
現在の気温を表示する電光板がありました。
気温はマイナス16度(!)でした。
さすがにマイナス16度は身を切るような寒さでした。
急いでホテルへ戻りました。
グランプリはカナダチームでした。
2位は韓国チームでした。
3位と芸術家賞(作家による互選)はチェコチームでした。
市民賞(一般市民による投票)はやはり中国チームでした。
宮崎チームも評価は高かったのですが・・・
☆引き続き、ホテルで表彰式とさよならパーティーが開かれました。
3位チェコチームの受賞あいさつ
2位韓国チームの受賞あいさつ
グランプリ・カナダチームの受賞あいさつ
審査委員長の渡辺信先生(左)と審査副委員長の荒井善則先生(右)と。
渡辺先生は私たちの作品をとても高く評価していただいていたのですが、今回はどの作品もレベルが高くて、ほとんど紙一重だったということでした。
グランプリ・カナダチームのビール一気飲み。
昨年の覇者・宮崎チームも飲めということで飲まされました。
しかし土田氏は飲めないので大変でした。
とてもフレンドリーな和気藹々としたパーティーが続きました。
私は今回で三連覇して引退、というつもりで居ましたが、無冠に終わったので当分は名寄に通わなければならないようです。
☆2次会も底抜けに明るく盛り上がりました。
こういう交流が楽しいですね。
中国ハルピンチームに大変気に入られてしまいました。
2月14日は中国の旧正月なので市民賞受賞はとても嬉しかったようでした。
私と張り合ってウイスキーの一気飲みを重ねてくれました。
(中国式乾杯で受けた酒は必ず一気飲みしなければならない、と私にそそのかされ)
来年是非ハルピンで会いましょう!と言っていましたが・・・・
カナダチームのDalayneのガールフレンド(写真家)もノリノリでした。
いつもより暖かい名寄でしたが、昨日から降り続いている雪が今朝も大降りです。
名寄の今日の気温は最高-1℃ということですので、大雪でもやはり暖かいようです。
湿った雪なので制作中の作品に雪がくっついてしまって作業しにくいだろうということです。
昨日の画像です。
☆旭川からの特急の中での雪見駅弁です。
☆電車の中で各国のチームと合流。
名寄に着きました。
☆夜は昨年に引き続き吉田会長の豪邸で歓迎会でした。
私のブログに時々登場するインドのRavinder。(右)
松村氏はインド・ゴアのシンポジウムで一緒だったということで、彼が来ている事にびっくり。
私もメールでの交流だけだったので、思いがけない初対面でした。
ホテルのロビーで持参の”橘原酒”で2次会です。
☆私たちはグランプリ3連覇が目標ですが、今回は10周年記念大会で過去のグランプリチームが勢ぞろいです。
まずは雪を楽しみたいと思います。
カナダの作家が、雪は大きな作品を短時間で出来るのが最大の魅力だと言っていました。
私も同感です。
今年の国際チームは、アメリカ、アルゼンチン、インド、カナダ、シンガポール、チェコ、ドイツ、フランス、ロシア、韓国、中国、日本4チームの合計15チーム。そして今回は学生チームも5チームが国際チームと一緒に参加となりましたので、20チームでグランプリを目指すことになります!
☆宮崎へは昨夜帰ってきました。とても暖かい夜でした。
今朝はやはり疲れがどっと出てきた感じです。
名寄の各チームの画像を紹介します。
国際雪像彫刻大会ジャパンカップ(クリックするとこれまでの入賞チームの作品が見れます)の今年の参加チームは10組でした。
まず2位のドイツチームです。これまでに2度のグランプリ歴のある常勝チームです。(2連覇は宮崎チームが初めて) キャプテンのVolkerはブロンズと石の作家です。
3位は札幌の波多野チーム。消防署のチームで札幌雪祭りで雪像40年の超ベテランチームです。これまでに2位を2度、3位を一度受賞しておられます。
芸術家賞(作家による互選)の札幌・谷口チーム。谷口さんは陶芸家です。札幌のほうでも長年雪像を制作されています。
市民賞(会場を訪れた市民による投票)のアメリカ・コロラドチームで昨年に引き続いての参加です。
受賞には至りませんでしたが、過去のグランプリ経験のあるスイスチームです。昨年は2位、芸術家賞を2度受賞しています。キャプテンのBerthaも石やブロンズの作家です。石のシンポジウムにも多く参加しています。
シンガポールのチームです。雪の無いシンガポールですが、道具や制作状態を見ているとかなりの雪像大会に参加しているようです。チーム3名ともシンガポールの大学の先生です。
秋田チームです。過去にも参加経験があるそうです。キャプテンの菅原さんは酒は宮崎の焼酎「黒うま」しか飲まないそうで、彼の町の居酒屋の焼酎は全部「黒うま」になってしまったとか。
地元名寄のチームです。自衛隊チームです。これまでに2位と3位を受賞されています。
キャプテンの宮本さんは九州男児です。
名寄の自衛隊には九州出身が多いそうです。
北海道教育大の卒業生のチームです。やはりまだ力不足でした。
☆国際雪像大会と併催して全道学生対抗スノーオブジェ競技会が開かれます。こちらのほうが国際大会より長い歴史があるということです。
学生時代にこんな大きな作品が作れるなんてとても素晴らしい経験です。
今年の学生チームはレベルが高かったです。全部で5チームの参加でした。
グランプリは道都大学です。