彫刻家・田中等の日々雑感・最新情報
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☆極寒のホワイトホースから帰ってきたら、今日の宮崎は4月下旬の陽気でした。
その温度差、40度以上!
☆今日は午後から宮崎市へ出る用事がありましたので、用件を済ませた後に、アートスペース色空で開催中の杉尾幸さんの個展会場を覗いてみました。
個展のタイトルは、”くもつぶ”。
受付に置いてあるテキストには、こう書いてありました。
”水源は、水が地下から生命をもって、溢れ、流れています。
移動する雲や雨粒、水溜りのように今ここにあるものは、そこにずっとあるとは限りません。
ー中略ー
私から日々生まれるたくさんの想いは、形になって内側から外側へ溢れ出していきます。
誰もが溢れそうな想いを抱えています。それを「くもつぶ」という形に託して、ここから発信しましょう。
ー後略ー
この文章で、杉尾さんの制作姿勢とフォルムに対する想いが実によく理解できました。
ただ、そのためには狭い会場にそれぞれの主張を持った作品を詰め込み過ぎました。
この個展を足がかりに、次のステップへ跳んで行ってくれることでしょう。
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☆まだ先になりますが、東京・銀座のSteps Galleryから金知鉉(KIM Jihyun)展のDMが届きました。
金は今年の空港展の参加作家です。
高鍋町のあかりモニュメントの作家募集の時にエントリーしてきた作家で、その緻密なデータから、いつか空港展に参加してもらおうと思っていた作家でした。
その金から、日本で個展をやりたいという相談を受けましたが、宮崎や福岡でやっても意味が無いので、どうせなら東京・銀座で、と知友のSteps Galleryの吉岡まさみ氏に打診したところ、快く引き受けてくださいました。
DMを見ると、画廊企画・招待展となっていたのでびっくりでした。
金も喜んでいることでしょう。
金の奥さんは日本に留学していたことがあり、日本語が堪能だと言うことです。
会期は12月23日から28日と年末ですが、多くの方に足を運んでいただけると嬉しいです。
☆午後に、今月9日から宮崎県立美術館で開催されている”田村将太彫刻展”を見に行きました。
この個展は県立美術館の主催で、20代、30代の若手作家がシリーズで個展を開く企画展「チャレンジギャラリー2012」の一環です。
4人の作家がそれぞれ1週間の会期で個展を開きます。
田村の個展は「『街・・・』木と鉄のインスタレーション」と言うタイトルで、近年の作品に取り入れているカッティングを全面に展開したインスタレーションです。
期せずして、津波に襲われて何もなくなり、残骸の打ち上げられた廃墟の街を思わせました。
それが田村の意図するものだったのかどうかは分かりません。
構成的には、カッティングがすべて面的であったのと、何も施されていない無地の板が、逆に木目が強く浮かび上がってしまって余計な主張をしているのが気になりました。
しかし、私たちの時代には考えらなかった美術館での企画個展という機会を与えられ、先日には同様にアートセンターでも同じ機会を与えられていましたし、今の若い作家たちは本当に恵まれています。
自分の方向性を確認できる願っても無い場です。
この個展は県立美術館の主催で、20代、30代の若手作家がシリーズで個展を開く企画展「チャレンジギャラリー2012」の一環です。
4人の作家がそれぞれ1週間の会期で個展を開きます。
田村の個展は「『街・・・』木と鉄のインスタレーション」と言うタイトルで、近年の作品に取り入れているカッティングを全面に展開したインスタレーションです。
期せずして、津波に襲われて何もなくなり、残骸の打ち上げられた廃墟の街を思わせました。
それが田村の意図するものだったのかどうかは分かりません。
構成的には、カッティングがすべて面的であったのと、何も施されていない無地の板が、逆に木目が強く浮かび上がってしまって余計な主張をしているのが気になりました。
しかし、私たちの時代には考えらなかった美術館での企画個展という機会を与えられ、先日には同様にアートセンターでも同じ機会を与えられていましたし、今の若い作家たちは本当に恵まれています。
自分の方向性を確認できる願っても無い場です。
☆昨日で無事に個展が終了しました。
イラン帰国後の慌しさで、ほとんど告知の準備が出来なかったこと、年末の時期で身動きの取れない方が多かったことなどで、来場者の数は微々たるものでしたが、内容的には充実した個展だったと思います。
一年の締めくくりとして、ArtSpace色空の川添ご夫妻には好い機会を与えてくださったことに感謝します。
ArtSpace色空の展示空間も訪れてくださった方には大変好評で、これから若い作家を中心に大いに活用されていくものと思います。
宮崎の若き指導者たち。
宮崎大学教育学部美術科の大泉先生(絵画 画面左)、大野先生(木彫 画面右から2人目)、小林高校の谷口先生(絵画 画面右端)。
☆今朝の宮日新聞文化欄に、先日取材のあった個展記事が掲載されました。
小さな記事ですが、個展が始まってからの取材依頼だったので、これでも好待遇でしょう。
☆今日は個展会場を留守にして、溜まっている仕事を片付けました。
午前は、廃校になる某小学校の記念石碑の加工作業でした。
廃校になるくらいですから、経費予算はまったくなく、完全な無償作業です。
☆午後は一番街のえびす像の台座かさ上げ作業でした。
あかりモニュメント公開制作で、えびす像の前にPetreのモニュメントを設置したので、えびす像の影が薄くなってしまいました。
それで台座をかさ上げして、位置を少しずらしました。
独りで作業をしていると、商工会議所のまちなか活性担当の小田君が通りかかったので、手伝ってもらいました。
小田君は三脚を使っての作業は生まれて初めての経験です。
無事に設置完了。まちなか活性化事業・自主独立プロジェクトキャプテンの井上君も立ち会って、記念撮影です。
私は、不思議と、こうして独りで仕事をしていると必ず助っ人が現れるのです。
Petreのモニュメントとの位置関係もこれでよくなりました。
☆そのPetreのモニュメントは設置のときの角度が悪く、内側に雨水が溜まってしまっています。
ついでに、その排水の加工作業もしました。
今日の手持ちの道具では、完全に水が引く加工までにはいたらなかったので、後日手直しをしたいと思います。
☆引き続き、立花商店街の某衣料品店のあかりモニュメントのかさ上げを行いました。
こんな些細な作業でも、石は重いので、えびす像のかさ上げにあわせての作業しか出来ませんでした。
やはり、かさ上げすると印象がよくなりました。
小さな記事ですが、個展が始まってからの取材依頼だったので、これでも好待遇でしょう。
☆今日は個展会場を留守にして、溜まっている仕事を片付けました。
午前は、廃校になる某小学校の記念石碑の加工作業でした。
廃校になるくらいですから、経費予算はまったくなく、完全な無償作業です。
☆午後は一番街のえびす像の台座かさ上げ作業でした。
あかりモニュメント公開制作で、えびす像の前にPetreのモニュメントを設置したので、えびす像の影が薄くなってしまいました。
それで台座をかさ上げして、位置を少しずらしました。
独りで作業をしていると、商工会議所のまちなか活性担当の小田君が通りかかったので、手伝ってもらいました。
小田君は三脚を使っての作業は生まれて初めての経験です。
無事に設置完了。まちなか活性化事業・自主独立プロジェクトキャプテンの井上君も立ち会って、記念撮影です。
私は、不思議と、こうして独りで仕事をしていると必ず助っ人が現れるのです。
Petreのモニュメントとの位置関係もこれでよくなりました。
☆そのPetreのモニュメントは設置のときの角度が悪く、内側に雨水が溜まってしまっています。
ついでに、その排水の加工作業もしました。
今日の手持ちの道具では、完全に水が引く加工までにはいたらなかったので、後日手直しをしたいと思います。
☆引き続き、立花商店街の某衣料品店のあかりモニュメントのかさ上げを行いました。
こんな些細な作業でも、石は重いので、えびす像のかさ上げにあわせての作業しか出来ませんでした。
やはり、かさ上げすると印象がよくなりました。
☆昨日の読売新聞・宮崎版に個展の記事を掲載していただきました。
☆今日のまちなか情報局にも個展会場の様子の取材記事をUPしていただきました。
美術館巡りをよくする事務局員・アサミさんは、造形への理解がとても深いです。
田中等 彫刻展 報告
美術館巡りをよくする事務局員・アサミさんは、造形への理解がとても深いです。
田中等 彫刻展 報告