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彫刻家・田中等の日々雑感・最新情報
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☆今日から本格的に制作に入りました。

私の作品はとても大きいものとなりました。

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今日は本体アールの角落し作業を進めました。

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パムッカレ大学の学生たちがアシスタントとして来てくれましたが、芸術教育が専攻の学生たちで、彫刻などやったことの無い若者たちなのでほとんど使い物になりません。

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☆今日のお昼のメニューです。

暑くてくたくたに疲れていましたので、食事など喉を通らないだろうと思っていましたが、山盛りの冷たいヨーグルトが美味しくて、スープも塩を振りかけて濃くしたら、グイグイ喉を通って行きました。
結局食べ過ぎたくらいに食べてしまいました。

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☆午後の会場の様子です。

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私の作品の夕刻の状態です。

ヘロヘロにくたくたに疲れてしまいました。

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☆昨日からシンポジウムの制作開始となりました。

しかしトルコですので、他のシンポジウムのようにすべての準備が整っていっせいに制作開始とは行きません。

そのなか、朝一番に届いたのは私の石でした。

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しかし届いたのはオーダーしたのとは異なる大理石である上に、打ち合わせをしたプランの寸法とも異なっています。

でも私にとっては特に困ることでもないので、早速線引きの作業にかかりました。

そこへニハット氏がやってきて、私の作品はトラバーチンを使うべきだ、トラバーチンがベストなのだ、ということになり、結局届いた立派な大理石は他の作家のために小切りされてしまいました。

新しいトラバーチンが届くまで私は何もすることがありませんでした。

☆石材店の周囲の風景です。

向こうの丘の一部が白くなっているところがパムッカレです。

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お昼は石材店の社員食堂で摂りました。

非常に従業員の多い大きな会社です。

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午後にTV局の取材がありました。

ニハット氏がインタビューを受けています。

早速、夜に放映されたようです。

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垂れ幕も下がりましたが、昨年の使いまわしなので、Firstとなったままです。

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私の石は夕刻までには届きました。

今日からきちんと制作に入れるでしょう。


☆昨日は夕刻から、ニハット氏の主宰で、石材店の中庭でオープニングパーティーが開かれました。

地元産のワインで楽しく過ごしました。

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ニハット氏のお孫さん

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後ろの右端の娘さんは、幼いながらも英語堪能、イタリア語堪能、そして今は日本語を勉強しています。
工場長の愛娘さんです。

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今日からシンポジウム開始です。



 
☆今日はシンポジウム作家みんなで目の前のパムッカレの観光に行ってきました。

パムッカレとは「綿の宮殿」と言う意味だそうです。

生きててよかった!パムッカレ!

まずはとくとご覧ください。

☆ホテルのプール。

パムッカレは目の前。

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ここから先は水の流れの中を進みますので、靴を脱いで裸足になります。

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気さくなトルコの少女たち。

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☆パムッカレは古代ローマ人たちの温泉保養地だったので、広大な遺跡が広がっています。

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☆おまけです。

トルコは日本人観光客でどこもいっぱいですが、ここパムッカレも例外ではありません。

昨日のデニズリー行きの飛行機も日本人だらけでしたし、今日もパムッカレは日本人がとても多かったです。

いかに日本人観光客が多いか、という写真です。

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トルコの食事を受け付けなくなったときの私にとっては、助けになるお店かもしれませんね。
 
☆一昨日の夜にイスタンブールに入り、昨日朝に6時25分発の飛行機で(実際は30分以上出発遅れ)デニズリーへ着きました。

ホテルのネット環境が非常に悪く(今朝も途中までUPして切断された)、なかなかブログの更新ができませんが、昨日の報告です。

☆デニズリーの季候は宮崎と同じくらいですが、驚いたことに遠い山並みは雪が残っています。


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☆まずはホテルにチェックイン。

ホテルは世界遺産のパムッカレの目の前でした。

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☆ホテルのチェックインを済ませて、シンポジウム会場の石材店へ向かいました。

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一番左端の男性がこの石材店の社長のNihat(ニハット)さん。

シンポジウムはこの石材店がスポンサーとなって開催され、この緑の敷地に作品を並べ、ゆくゆくは美術館を作る構想があるのだそうです。

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石材店に非常に興味深い模型がありました。

ローマ時代の遺跡のレリーフと発掘された遺構から復元されたスラブ材(板石)を切る水力動力によるオートマチックなシステム。

ローマ時代にこんな近代的なシステムで均一な板石を作っていたのだそうです!

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☆お昼を摂りにデニズリー市内へ出かけました。

デニズリーは大きな街でした。

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☆ニハットさんの案内でニハットさんの知人がやっている、150年前から続く伝統料理店へ行きました。

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もの凄い量のトウガラシ。辛くは無いのかと思って少しかじったら、とんでもなく辛かった!

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食べる内容を自分でチョイスします。

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肉はラム肉です。味付けはすっぱい感じ。

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そしてやはり出ました、超甘スイーツ!

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☆夕刻のホテル周辺。右端がホテル。向こうの白い丘がパムッカレ。

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☆今日、空港展出品の韓国・李相憲の作品が届きました。

私がトルコへ発つ前に届く分は終了したと思っていたので、少しびっくりしました。

李には案内が届いていたので、金と一緒に送ろうと思ったら金が聞いていなかったので、金が戸惑ったということのようです


李は、空港展に参加して以降、国際的に活躍するようになり、いまや韓国では超売れっ子作家だということです。

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☆LUMIXの内部にゴミが入ってしまったので(昨日の洗い出しの画像を見ればよくお分かりになるでしょう)、トルコへ発つ直前になってSONYのサイバーショットを買いました。

ネットで調べると、LUMIXはとてもゴミが入りやすく、何度修理しても再びゴミが入り、買い換えると新品の状態からゴミが入っていた、という人も居ます。

特に中国発注になってからの状況だということです。

よくみると、レンズが右にずれて、左の溝が大きく開いています。
これでは、ゴミが入るはずです。

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でも、サイバーショットを使ってみると、どうにも使いづらいのです。

手のなじみもLUMIXのほうがしっくり来るし、OKボタンが小さすぎて、OKボタンを押すと同時にほかのレバーも押してしまって、何度もやり直さなければなりません。

それに画像もLUMIXに比べ暗いし、起動にも時間がかかります。

今日の画像はすべてサイバーショットで撮ったものなのですが・・・・

どうもしっくりきませんね。

 
☆今日は設置した墓碑の敷地内の床の洗い出し作業を行いました。

洗い出しを得意とする造園業の”植裕”さんにお願いしましたが、玉石の配置等が造園で通常行っているものと異なっているので、かなり試行錯誤しながらの作業となりました。

まず玉石の配置について打ち合わせしました。

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次に敷地内に空練りしたモルタルを丁寧に敷き詰めていきます。

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ここで私の大きなミスが明らかになりました。

私は敷石の厚みのみが洗い出しの厚みで墓碑が埋まると思っていたのですが、実際の床面は敷石を接着するモルタルの分が深くなっており、しかも洗い出しには水勾配をつけなければならなかったので、本体下部の7cmほどが埋まってしまうことになったのです。

設置のときに下駄を履かせようかと迷ったのですが・・・・・後の祭りでした。

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モルタルの上に試験的に玉石を配置して埋め込んでみます。

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感触がつかめたので、作業にかかりますが、玉石を選別し一個一個並べてたたきながら埋めていく作業は大変なものです。

造園で使う洗い出し作業では、こんなに玉石の間隔は空けないのだそうです。

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実に細やかな作業が続きます。

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☆午後からセメントのノロをかけて行きました。

これからが洗い出しの作業になります。

午前はよい天候だったのですが、お昼過ぎから雨となり、テントを張っての作業となりました。

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ノロが硬化する前に玉石を一個一個洗っていきます。

造園で行う洗い出しは玉石が詰まっているので一気に洗えるのだそうですが、今回はセメンの地の面積が広いので、玉石だけを丁寧に洗わなければなりません。

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玉石を洗ってはまたノロをかける、の繰り返しです。

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仕上げに噴霧器を使って余分なノロを洗い流していきます。

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無事に洗い出しの作業が終わりました。

今日はこれで終了ですが、作業は完了ではありません。

2日ほど養生させて、仕上げの洗い出し作業をするということです。

大変手の込んだ作業を見せていただきました。

感謝!です。


 
☆さわやかな上天気の夏日となりました。

午前のうちに墓碑の設置を行いました。

墓碑の運搬にはお隣の松村金物店のトラックをお借りしました。感謝です。

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円福寺にお出でいただき、納骨の祭事をしていただきました。

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納骨を済ませて、墓碑を設置しました。

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近日中に床を洗い出しで作業していただいて工事の完了となります。

☆空港展出品の台湾作家・Wu Ming-Shengの作品が届きました。

昨年のトルコ・Kartalシンポジウムで一緒だった若い気持ちの好い作家です。

ところが今回も課税されていました。

手続きはわたしの指示通りなので、法律上は課税対象にならないはずです。

理由はわかりません。

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☆今日で墓碑の仕上げが終わりました。

朝一に残りの窓斜面の筋切り作業を済ませ、文字のサンドブラスト作業を行いました。

大きいので建てた状態では作業室に入らず、横倒しでの作業となりました。

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そして夕刻に心棒を取り付けてわたしの作業は完了です。

なんとか明日の納骨・設置に間に合うことができました。

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1週間後はイスタンブールです。


☆今年の空港展参加作家、韓国のShim Jung-Sooの作品が届きました。

Shimとは2008年の韓国・ASANシンポジウムで一緒でした。

ソウルの大学教授です。

Shimについては何度かこのブログで紹介してあります。

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☆今日は墓碑の窓斜め面の平のみによる筋切り(こたたき仕上げ?)仕上げの作業をしました。

午前は曇天でしたが、午後は強い雨となりました。

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平行して、研磨面に耐水ペーパーをかけて最終仕上げとします。

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これがなかなか大変な作業でした。

とうとう今日中には終了せず、明日に持ち越してしまいました。

 
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