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Jonasは小柄ですが腕周りの大きな屈強な体格で、実直で誠実な彫刻家でした。
彼はガラス板と御影石を接合した作品を作っていました。
2003年の空港展にもガラス板集積の作品を出品してくれました。
返却しなくても好い、ということだったので、その作品は我が家の和室に展示してあります。
☆私とJonasは何故かよく気が合いました。二人で色んな話をしたり、小旅行へ出かけたりしました。
彼の車でベルギーのアントワープにも行きました。
アントワープと言えばルーベンスの住んだ街であり、またあの余りにも有名な「フランダースの犬」の舞台でもあります。
ネロ少年が夢にまで見たルーベンスの絵のあるノートルダム教会にも行きました。
この絵はネロ死ぬ間際に見た「キリストの昇天」と「十字架上のキリスト」とは別の同じルーベンスの傑作「聖母被昇天」です。
ノートルダム教会の造営メモリーのモニュメント。
この写真はJonasが撮ってくれました。
そしてJonasと何度も行き来戻りして、やっと憧れのルーベンスの家を訪ねました。
当時はすべて工房ですから、多くの職人が居たはずですが、思ったより広くはなく、
収集の彫刻もあまり趣味がよくありませんでした。
☆Jonasは死の間際まで日本の震災を案じ、私のことを妻と語っていたそうです。
彼の早すぎる死を偲んで、オランダでの彼と過ごした画像でメモリアルとします。
☆長男が大学を卒業するので引越しの手伝いに徳島に来ました。
昨夕のカーフェリーで宮崎港を発ち、今朝大阪港へ着き、電車を乗り継いで大阪駅発の高速バスに乗りました。
徳島駅行きのバスはがらがらでした。
昨日の夕刻から雨ですが、徳島市内に入る頃から雨脚は止まりました。
でも寒い。
長男のアパートへ行く前に駅近くの有名徳島ラーメン店で昼食を摂りました。
もうここのラーメンを食べるのもこれで最後でしょう。
☆今夜は長男の徳島最後のライブがあります。
”ファイナル・メタリックシャウト666~さようならロード田中隊長~”というタイトルの長男の追い出しライブのようです。
出かけてみようと思います。
明日の午後には引っ越し業者が来るのですが、まだ半分も荷造りが出来ていません。
堀教授の講演内容は後日掲載となるとのこと。
☆ところで、今日は協議会の自主独立プロジェクトのメンバーが、レトルト鍋商品の開発をお願いしている日向市の会社へ出向いたところ、なんと取締役が私の同級生のK君だったということです。
今回の事業では2度の視察旅行でも、行く先で出会う重要な人物が私の友人関係であったり、何か大切なところに私と関係の深い人がちゃんと要として居て、手助けをしてくれています。
詳しくは、まちなか情報局 鍋開発の工場
☆昨日12日に行われました、第2回高鍋町まちなか商業活性化協議会シンポジウムの報告です。
今回のシンポジウムは平成22年度の各プロジェクトの事業報告なのですが、メインは堀繁・東京大学アジア生物資源環境研究センター教授のまちづくりへの明確な理論と具体例に基づく基調講演です。
シンポジウムに先立ち、先夜の11日夜に堀教授を囲んでの事前打ち合わせと親睦会を持ちました。
私たちまちなか活性化事業の当事者との打ち合わせですので、和やかな懇親会ではなく、私たちの事業への忌憚のない意見を伺う貴重な場となりました。
☆また昨日はシンポジウム前の早朝8時から、高鍋町の商店街を歩かれ、具体的にどこがどうしてどうなってダメなのか、どこをどうすれば店の集客が増し、売り上げが倍増し、商店街が元気になるか、実に明確な指摘でレクチャーをしていただきました。
平成23年度のメイン事業となる町屋プロジェクトの対象家屋の展開についても考えていただきました。
集客努力の見られない疲弊した商店街の中にあっても、お客をおもてなしする視線で店舗を構成している店もあります。
堀教授が高得点を与えられた”江崎酒店”です。
まちづくりが成功するかどうかはまず道路整備だといわれます。
リニュアルしたばかりの一番街のカラー舗装への検証です。
黒木本店には比較的高い得点を与えられましたが、まだよくなる工夫の余地はあるということでした。
あかりモニュメント公開制作のAntonellaの作品を設置した福岡生花店には80点をいただきました。
しかし残りの20点こそが商店街を活性化させる工夫、つまりお客様の目線からの仕掛けなのです。
パブリックアートを手がける彫刻家の私にとっても実に貴重なアドバイスとなった堀教授からの理論指摘でした。
☆午後12時半からホテル四季亭にてシンポジウムの開始でした。
まず小澤協議会会長の挨拶です。
今回の東北・関東の大震災で被災された方々への哀悼の辞を表して、挨拶へ入りました。
引き続き。掘教授による基調講演。「高鍋のまち・店を元気にするにはーまち・店の活性化の理論と具体ー」
豊富な事例画像を使って、徹底的にまちづくりの根本理論を説いていかれます。
まちづくりには明確な理論がなければ絶対に成功しない、ということです。
(詳しくはHP日記へ記載しました。)
続く第2部は私たち協議会の各プロジェクトキャプテンによる平成22年度の事業報告でした。
会場には設置したすべてののれんを掲げました(画像を撮り忘れました。)
またロビーではあかりプロジェクトの全作品画像と町屋プロジェクトと自主独立プロジェクトの進行状態データを展示しました。
東北・関東大震災の対応で大変な状況の中、また土曜日のお昼という時間設定にも関わらず、多数のご来場をいただきました。
本当にありがとうございました。
私たちの愛する町のまちづくりです。
これからも多くのご意見やご協力をお願いします。
まちづくりは20年、30年という視点で取り組んでいくものです。
まちは人が住む限りそこにあり続けます。
短気な性急なまちづくりは将来へ負の遺産を残します。
みんなでじっくり取り組んでいきましょう。
(こちらからもどうぞ。
マキちゃんの記事が素晴らしい。
まちなか情報局 シンポジウム報告)