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☆今日は一日部屋に篭ってデスクワークでした。
名寄の雪像コンクールのプランも上がってきたので書式をまとめて発送したりでした。
天気予報どおり次第に冷え込んできました。
☆今日はなにも話題がないので、よだきぼママさんが昨日のブログでぼやいていた”どげんかせんといかん”について。
宮崎の方にならいまさら言うことではありませんが、東国原知事の方言は正確に言うと宮崎弁ではありません。
彼は都城市出身ですから、生活文化は薩摩圏になり、諸県(もろかた)弁という鹿児島に近い方言なのです。
私たちは諸県弁は決して喋りませんし、彼らの言っていることはわからないことも多いのです。
私は昨日のブログで”どんげかせんといかん”と間違って書いていましたが、それは”どげんかせんと”という言い方を私たちの地方では決してしないからです。
日本中、地方はどこでもそうでしょうが、宮崎県内では少し地域が違うとまったく方言が違うのです。
城下町であった高鍋町内でも浜地区、町地区、台地地区ではまったく言葉が違います。特に武家屋敷のあった筏地区には筏言葉という京言葉に似たとても上品な言葉使いがありました。父はそれを話すことが出来る人でしたので、家の前を筏地区の上品な老人が通られて父と交わす言葉使いは、濁音のない非常に美しいものでした。
こうした言葉はラジオやテレビの影響で急速に消えていってしまっています。
これを危惧してあちこちで方言で喋る機会を持っていますが、メディアの番組の場合はむしろ悪影響が大きいと思っています。
宮崎のFMでも人気DJが盛んに方言で喋ることを呼びかけていますが、彼は日南出身であり、共通語の宮崎弁を喋っているつもりでも、私たちからするとそれは日南弁であったり宮崎市弁であったりするのです。宮崎市の人たちが喋っている宮崎市弁は、城下町のまろやかな柔らかい言葉使いの高鍋の人間からすると、語尾に”ジャジー”という濁音のつく非常に品のない言葉に聞こえます。また延岡の人たちは”ツケー”という語尾をつけますので、語尾に濁音や撥音のない柔らかな言葉使いを持つ高鍋の私たちにとっては、宮崎弁や延岡弁はとても品のない言葉に思えてなりません。
しかしラジオのおかげで今の子供たちはDJの喋る品のない宮崎市弁が宮崎共通の宮崎弁だと勘違いして、美しい高鍋弁を喋れなくなっているのです。
みなさん、東国原知事の喋る方言は宮崎の方言ではありませんよ。諸県弁という薩摩弁に近いものなんですよ。
☆今日は画像がないので、昨日の画像を。
今月中旬に枕崎市に設置する作品の台座です。