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彫刻家・田中等の日々雑感・最新情報
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☆今日は空港展の海外からの出展作品のうち、課税され免税申請をしていた作品の再輸出手続を行いました。
まだ夏休みで帰省中の長男に手伝ってもらって重い7点の作品を車に積み、昼前に細島税関支署宮崎空港出張所へ。免税された作品は一括して再輸出手続をしなければならないので、なかなか条件が揃わず、今日になってしまいました。

梱包した荷を開き、本当に再輸出されるか検査されます。
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写真に撮って記録されます。
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再度きちんと梱包し、通関済みの黄色いテープを貼ります。
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黄色いテープと梱包本体に税関のスタンプを割り印していきます。
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さらに再輸出手続の済んだ作品を郵便局へ運んでEMSの発送手続きをします。
郵便局の女性職員の方は馴れないEMS手続きで必要書類について私と言いあいが起きますが、私のほうが経験豊富なので手続きには詳しいのです。作品も重いので計量した作品を入れ替えるのには、長男に手伝ってもらわないと女性の職員の方には体力的に無理です。他の郵便物発送のお客さんの長い列ができ、郵便局の方はほとんどパニック状態です。いつも、いつも、郵便局の方には申し訳ありません。
ようやく発送手続きが済み料金の支払いが済むと、領収印の押された送り状を持って空港ビルの税関へUターンです。
それで最終的な再輸出の確認と手続き書類一式の提出が済んでようやく再輸出手続が終了です。
やれやれです。
やっと肩の荷が降りました。後は破損せずに無事作家に作品が届くのを祈るのみです。

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☆今朝は第5回門前朝市が開かれました。
今朝の5時くらいまで雨が降っていたので、それで出店を取りやめたところがいくつかあったので出店数はいまいちだったのですが、完売する店もいくつかあってまずまずの人の出でした。
幸い雨も降らず、暑い陽ざしも無く天候としては好条件でした。
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今日の振る舞いは”冷や汁”でした。
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出店者の方が体調を崩されて救急車が来るハプニングもありました。
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☆今日から始まった第5回KIWA展へ行ってきました。
初日なので町長、教育長も見えていました。
このKIWA展はコンペで賞が付きます。
ここでは高鍋町長賞、高鍋町教育長賞、高鍋町美術館長賞という賞が設けられていました。
今朝各自が選ばれたのでしょう。選ばれた作品は選んだ人となりが反映されていて面白いものでした。
この第5回KIWA展は37カ国223名から350点の応募があったということです。
そのうちから厳選された32カ国93名の150点が高鍋町美術館で展示されています。
今回は今年から来年にかけてのワールドツアーの出発点の会場として高鍋町美術館を選んでいただいたと言うことです。こういう地方の小さな町立美術館でオリジナルの企画で国際展が開けることは素晴らしいことですね。
次はドバイだそうです。
ドバイで私の作品を見てくるので設置場所を教えて、と言うことでしたが、ドバイの設置画像はJI-MINが撮って来てくれたものなので、残念ながら私自身はどこに設置されているのか知りません。

会場画像は、丁度シュタイナーさん一行が高千穂へ発たれた後なのでガランとしています。
すべて木版画です。
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☆今日から高鍋町美術館で国際版画展”KIWA展”が開催されます。
昨夜は京都から来られた主催者のシュタイナーさんご夫妻とKIWA展女性スタッフの皆さんの歓迎会に呼ばれました。
シュタイナーさんとは私の個展準備中に打ち合わせに来られたときにお会いしていますので、私の日記を読んでおられる方はご記憶にあるでしょう。
右側の女性の皆さんは京都から来られたスタッフの方たち。
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お礼の挨拶をされるシュタイナーさんと奥さん。
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☆スロバキアの料理の中で印象に残っているのはガーリックスープです。スロバキアはどんな料理も美味しい(ハルシュキは別ですが)のですが、ガーリックスープはスロバキアの人たちも大好きなスープです。
スロバキアの人たちは食事はまずスープから始めます。スープの次がメインデッシュ。付け合せは自由に組み合わせが替えられます。最後に大皿一杯のスウィートを男性も好んで食べます。
ガーリックスープは塩味の強い濃厚なスープで、パプリカで赤く色づけされ、こんがり香ばしく揚げたサイコロ状の食パンがたくさん浮かんでいます。
体も温まり元気が出るスープです。
作り方は簡単だそうですので、Slavaが高鍋に来たら作り方を教えてもらいます。
画像はトッポチアンキー村の観光用レストランのガーリックスープ。ここのスープが一番美味しかった。
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ところで皆さんはスープの飲み方を知っていますか。
ある日、私がスープをスプーンで飲んでいるとHeidiがおかしそうに笑います。
何がおかしいの?
Filipがきゅっと口に指を当てて、”スープを飲むときに音を立ててはいけません!”
確かにみんなスープをスプーンで飲むときに、音を立てていません。
良く見ると、スプーンごと口の中に入れて流し込んでいます。グビッ、グビッという喉がスープを押し込む音しか聞こえません。
私も真似してやってみましたが、下唇からスープがこぼれたり、スプーンのスープを吹いて冷ますことが出来ないので熱々のスープが飲めません。
食事のマナーについてはよく注意されました。
いや、日本では茶道でも、そばを食べるときでもいい音を立てるのが作法なんだよと言っても、信じてくれません。私がタンを詰まらせて時々喉を鳴らすのも、ヨーロッパでは絶対人前ではやってはいけないことだそうです。
その一方で彼等は平気で食事中に大きな音で鼻をかみます。それこそ日本ではそんなことしちゃ駄目だよ、と言うと、じゃあどうすればいいんだ?!となります。

それから食事を取る時間の長さについても良く注意を受けました。
Heidiによく、”日本人はどうしてeat! eat!と急いで食べるんだ”と眉をしかめて言われました。
Ivanは夕食のメインディッシュを食べてしまうのにものすごく時間がかかります。あまり美味しくなくて食が進まないのかなと思っていたら、そうではなく夕食は時間をかけてゆっくり食べるのだと言います。
Janからも、私たちは小さいころ急いで食べると母親に”急いで食べると体に良くない!”と頭をぶたれたと言います。
ヨーロッパの人たちにとって食事は音を立てずゆっくりと精神の休養と栄養の効果的な摂取法を考えながら行うもののようです。
確かに日本人はせこせこ働き、急いで食事をします。
日本へ帰って機内の新聞を読んでいたら、ある人が真逆のことを書いていました。
私たちの世代は、ゆっくり食べていると、”人様の迷惑になる!”といって母親にビンタを食らって育ったと書いてあったのです。確かにそうでした。
日本とヨーロッパでは考え方の構造がまったく違います。
学校給食で食事の遅い児は邪魔者扱いされて、その児だけ食事を摂りながら周りではもうお昼の掃除を始めていると言う風景は、まさに日本的、ヨーロッパの人たちから見たら信じられない虐待でしょう。
日本とヨーロッパでは考えの構造が異なれば同じ道具でも形状が違ってきます。
ヨーロッパの人たちは日本の彫刻家が使っている石頭(せっとう)というハンマーは使いません。四角く重いハンマーで柄も短いものしか使いません。日本のハンマーはしなやかな長い柄のしなりで腕には力を入れず石頭の重量で作業をするのに対し、ヨーロッパの人たちは腕力でハンマーの重さを押し付けるという作業をします。私たち日本人はヨーロッパの人たちのハンマーは疲れるだろうなと思います。
でも日本に来たことがあるJanとFilipは日本の道具がとても気に入って、彼らのハンマーはすべて日本の美祢で買った石頭です。

☆今日はわが中町公民館の敬老会でした。
毎年婦人会の皆さんの主催で行われています。
高鍋温泉”めいりんの湯”へ温泉の送迎バスが運んでくれるようになったので、お年よりも楽に外出することができるようになりました。
今年は婦人会の皆さんが練習を重ねたフラダンスと合唱を披露して、敬老会を盛り立てていただきました。
町内一小さな公民館ですが、こうした和気あいあいとしたつながりの持てる公民館です。
婦人会の皆さんも練習後の打ち上げが毎回楽しかったようです。
近年子供の姿の見えなくなってきた高齢化社会のモデル地区のような中町でしたが、この秋からUターンしてきた若い人たちの結婚が続きます。来年には10数年ぶりに赤ちゃんも産まれる様です。これからベビーブームを迎え、またにぎやかな中町公民館となるでしょう。
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☆岩崎議員のブログに私からのお土産に良くわからないものがあると記述してありました。
青空未来通信記
それはこのマグネットの正体についてです。
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HP日記にも書き、画像もUPしてありますが首都・ブラチスラヴァの街中にはところどころにドッキリ彫刻が設置してあって、それが一つの観光名物になっていてみやげ物グッズにも多く登場しています。
上のマグネットは次の彫刻のマグネットメダルなのです。
隣ではこのドッキリ彫刻を模したパフォーマンスも行われていました。
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このようなパパラッチ彫刻もあります。
街の散策が楽しくなります。
多分、津村宮崎市長が宮崎市のパブリックアート事業の骨格として考えているのはこうした市民や観光客が親しく楽しく接することの出来るパブリックアートスタイルなのでしょう。
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☆昨日中にスロバキア滞在中のHP日記に画像をUPしました。またおいおいシンポジウムサイトにもスロヴァキアシンポジウムのページを作ります。
このブログではHPで紹介できなかった(サーバー容量の関係で)画像を随時紹介していきたいと思います。
今日はまず各作家の完成作品の紹介です。

まず私の”MOON DANCE”
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Ivan Rusev(イヴァン・ルーセフ ブルガリア)
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Heidi Tschank(ハイディ・チャンク  オーストリア)
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Filip Sicko(フィリップ・シッコ  スロヴァキア)
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Jan Sicko(ヤン・シッコ  スロヴァキア)
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Jaroslava Sickova-Fabrici(ヤロスラヴァ・シッコヴァーファヴリッチ  スロバキア)
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今回のシンポジウムの開催場所、トッポチアンキーの位置です。
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☆行って来ます、からいきなり帰ってきました、になりました。
昨夜のうちに関空に帰国し一泊、今日のお昼に自宅へ帰ってきました。
私のHP日記を読んでおられた方はお分かりのように、シンポジウム滞在中はネット環境が悪く、私の携帯もこのページへ入ることの出来ないタイプなので、ブログの更新が一切出来ませんでした。
まだ時差ボケでボーっとしていますが、とりあえず完成画像のみUPします。
HP日記も画像のUPが出来なかったので、これからおいおいUPしていきます。

08.8.31-sculptors.JPG
























制作したのは”MOON DANCE”。
使用石材はブルガリア大理石。かなり硬めの石でした。
設置場所はトッポチアンキー城という古城の広大な公園の一角。
一緒に写っているのは参加作家。
私の右がFilip Sicko(スロバキア)、その次がHeidi(オーストリア)、真ん中がIvan(ブルガリア)、右がSlava SickoとJan Sicko夫妻(スロバキア)。
Slavaが今回のオルガナイザーを務めました。
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宮崎県在住の彫刻家。
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