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彫刻家・田中等の日々雑感・最新情報
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☆石材店の兄の自宅に建ててあった石の看板が破棄されました。

看板の破棄は、まさに事業所の消滅をシンボライズするもの。

胸が痛みます。

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☆今日から火産霊神社修築記念碑のサンドブラスト(文字彫り)作業にかかりました。

直筆原稿の文字配列が窮屈だったので、切り離してレイアウトしてゴム板に張り付けました。

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ゴムの文字切り抜き作業は、夕刻までかかっても半分弱しか進みませんでした。

明日は空港展の搬入、明後日は空港展初日で作業はできません。

この調子では記念碑の表裏二面のサンドブラスト作業が終わるのは来週の半ばになります。

そうなると、来週中に新しい作業場の移転先を決めて、重量物の移動にかかることはほぼ不可能となります。

まったく耐え難い思いです。

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☆石材店では、今日はいよいよ門型ノコの解体となりました。

午後にはノコ刃が無くなりました。

昨日まで火産霊神社修築記念碑を切削していたので、記念碑の発注が一日遅れていたら完全にアウトでした。

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☆その火産霊神社の修築記念碑ですが、トラブル続きで参っています。

私は通常エアー研磨には200#から800#までの研磨しか使いません。

しかしこうした石碑は本研磨仕上げですので、1500#、3000#を掛けなければなりません。

ところがこういう平面の研磨に重宝しているベルト研磨剤は耐用年数が5年なのです。

したがって持ってはいるが殆ど使わなかった1500#、3000#はすでに耐用年数が過ぎていて、エアーサンダーを廻して作業を始めてすぐに切れてしまいました。

半ばパニックです。

もっとはやく発注してくれていたら、研磨機で楽に研磨が進んだのです。

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なんとかセラミカと併用して3000#まで掛けることができました。

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☆午後に、この夏に実施できる見通しが立った”あかりオブジェ公開制作”の作家宿泊所となる北平原公民館を見に行きました。

当初予定していた宮崎県立農業大学校は、農業体験を毎日しなければならないとわかり、作家の移動距離も長いので、国際交流等で宿泊受け入れをされていると言う北平原公民館を紹介していただきました。

制作場所も高鍋大師ではなく、役場東側の緑地公園が様々な面で利便性が高いことがわかり、緑地公園に変更しました。

この北平原公民館からは役場緑地公園までは、自転車で5分くらいのちょうど好い距離です。

公民館は施設も充実していて、作家たちの宿泊施設として素晴らしい環境でした。

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☆今日は午後に石材店の穴空け機が貰われていきました。

残るは大口径のみです。

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火産霊神社の修築記念碑は朝のうちに残りの切削作業を終えて研磨作業にかかりました。

研磨の前にバリを落としたり、カップ砥石を掛けたりしなければなりませんが、さっそく私の道具が皆無状態である問題が出てきました。

カップ砥石用のグラインダーも盗まれてしまったので、兄のものを使わせてもらいましたが、滅多に使わないらしく、すぐに止まったりよれよれの状態です。

また回転台が無いのも非常に不自由します。

必要な道具をアンジェラスの森から持って下りていなかったり、もう研磨機は貰われていったので研磨も手作業でやらなければなりません。

早く文字彫りを終えないとサンドブラストも何時まで使えるかわかりません。

大変なことばかりです。気は焦るばかりです。

それに作業場移転のことも進めなければならないし、もうすぐ空港展です。

正直、こんなことをやっている場合ではないのです。もっと早く原稿をあげて欲しかった。

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☆午後に町屋本店にてまちなか活性協議会の理事会が行われました。

今日の理事会で、あかりオブジェ公開制作と併催行事の石彫教室の実施が予算案を含めて承認されました。

懸案だったいろんなことがここに来て好い形で現実的な解決策が出てきましたので、今年の夏は確実にあかりオブジェ公開制作と石彫教室が開催できます。

作家の皆さんにも近日中にあかりオブジェ公開制作の案内ができると思います。

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☆そのあかりオブジェですが、またも残念なことが起きてしまいました。

しかも同じ作品が2度も壊されてしまったのです。

昨年暮れに上部の分厚いガラス板を叩き割られたオブジェが今度は倒されて、ガラスが完全に粉々になってしまいました。

高鍋の町でこんな理性の無いことが続けて起こるなんて・・・!

かつて、清貧な高鍋藩の城下では道にお金が落ちていても懐に入れる人も居らず、家の戸が開いていても誰も盗みに入る人は居なかったのです。

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☆作業場をどうするか、思案の毎日ですが、ここにきて石材店工場で最後の大口径切削作業をすることになりました。

修築工事もほぼ終わる火産霊神社の修築記念碑を作らなければ成らなくなりました。

道具はもうまったく石材店工場には残っていません。

工場の設備も半分は譲渡先に引き取られていきました。

数日遅れたら何もできなかったでしょう。

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研磨機などが引き取られてがらんとした工場です。

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☆気が滅入りがちな毎日ですが、夕刻に吉報が入りました。

中国・Wuhuの最終選考に残りました。

これで私の作品が中国に建ちます。

4メートル高の巨大な作品です。

実制作完成後の展覧会で賞が決まります。

制作するのは中国の職人ですが、私たち作家は作業指導と、展覧会のオープニング(表彰式)にWuhuへ行かなければなりません。

http://www.csin.org.cn/News.Detail.asp?ID=901


 
☆空港展参加の李相憲(韓国)の作品が届きました。

無事に非課税、無傷で届きました。

残るはLiu(中国)のみです。Liuは海外シンポジウム参加中なのですが、代理人が明日にでも送ることになっています。

インドの2作家は無責任にも、招待状がないから送れないと、作品を送らないままインドを留守にしています。

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☆使っていない土地があるので作業場に使ってもいいですよ、という申し出があり、午前に雨の中を下見に行きました。

場所的には北側がすぐ小丸川の堤防、東側が国道10号線になっていて申し分ありません。

広さも600坪あります。

敷地内に電柱も立っていますので、電気を引くのも問題ありません。

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ところが南側、西側には住宅があります。

特に南側の家は近接していて、騒音と粉塵の被害を与えそうで二の足を踏んでしまいます。

とりわけ、この南側の家は、高校同窓の某君の家で、彼は自宅で仕事をしているので私の騒音と毎日向き合うことになります。

削岩機を使うと、削岩機の音は特別大きな騒音になります。

大口径ノコの作業ができなくなったので、新しい作業場では削岩機を使うことが多くなります。

削岩機のそばに防音壁を立てると少しは騒音は緩和されるのでしょうか?

私の知る限りでは、けっこうこのくらいの近接の住宅地の中に石の作業場を構えている作家も居られます。

騒音対策についてなにか有効なアドバイスをしていただくと助かります。

この場所が使えると、あかりモニュメント公開制作とあかりオブジェ公開制作の場が確保できるのです。

どなたかよいアドバイスをお願いします。

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☆今朝も移動させる石を積んでアンジェラスの森へ向かいました。

心配していた倉庫のほうは侵入されていませんでした。

石を降ろした後、倉庫の中の大事な道具を軽トラに積んで、自宅に持ち帰りました。

作業場には犯人向けのメッセージの看板を立てました。

”あなたの車のタイヤ痕、靴底、軍手跡から容易に採取されたDNAであなたのデータは全て警察がつかんでいます。捕まる前にどうか私の大切な道具を返してください。専門の道具なのであなたには役に立ちません”

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アンジェラスの森から石井記念友愛社へ降りる道は殆ど誰も通らず、この有様です。

それだけ人が入ってこないところなのです。

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☆昼に、空港展参加のShim (韓国)の作品が届きました。

損傷はありませんでした。

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☆非常に悲しいことが起きてしまいました。

今朝の10時過ぎに、石材店から移動させる石を積んでアンジェラスの森へ行きました。

石をどこに降ろそうかと見回していると、作業場の異変に気がつきました。

作業場に置いていた回転台の姿が見えないのです。

盗まれた!

そして回転台の上に置いていた枕木が背後の草むらに投げ捨ててありましたが、まったく濡れていません。

今朝方まではまだすべてが雨露で濡れていたのです。

濡れている草むらの中で、枕木は乾いてるということは、盗まれたのは今朝かなり陽が昇ってから、ということになります。

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ひょっとして雑木林の中に投げ捨てられているのではないか、と探しながら、ふとプレハブ倉庫を見ると・・・無い!

先日石材店から運んできたばかりのグラインダーなどの電動工具が、置いていた机の上からすべて消えている!

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これらの工具に加えて、金曜日にすべての道具を運んできて、日曜日の午後にこの机に並べたばかりだったのです。

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背面のガラスが割られていました。

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ガラスは入り口まで飛んできています。

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入り口側にはノミ等が置いてあったのですが、エアーチッパーが消えています。

他にも何か無くなっている気がします。

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やはり今朝の犯行だったようで、濡れた土に車の轍がくっきりと残っています。

友愛社の方から上がってきたのではなく、産業道路から入ってきて、ここでUターンしています。

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☆運んできた石を三又で降ろして、友愛社の事務所まで走って、事務所から警察へ電話をしました。

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☆程なく高鍋警察署から担当官が来られ、現場検証と被害調査、鑑識作業が行われました。

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鑑識では靴跡(ズック靴)がはっきり残っていましたし、軍手をしていたらしく、軍手の跡もはっきり浮かんできました。軍手の跡からはDNAの採取が行われました。

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調査書作成中に、私の作業場が西都市穂北であることがわかり、高鍋署の所轄外ということで、午後からは西都警察署から担当官が来られ、引継ぎをされて調べが続けられました。

すべての現場検証と調査書作成等が終わったのは、もう午後の3時過ぎでした。

それにしても、彫刻家として手足のように大事な電動工具がすべて盗まれて、事態が大きすぎて頭の中は真っ白です。

長年蓄えてきた道具類です。中にはもう手に入らないものもあります。

それに半分は素人には使えないし、何の役にも立たない石彫専用の道具です。

金目当てにしても、中古の電動工具は二束三文にもなりません。

仕事もまったく無く無一文なのに、その私から道具まで奪ってしまうなんて、なんというひどい仕打ちでしょう。

アンジェラスの森に作業場を構えて17年、これまで外に置いていた長梯子を盗まれたくらいで、こんな被害に遭ったことはありません。

私が戻ってきたのを知って、毎日様子を伺いに来て(それらしき兆候があった)、タイミングを見て道具が揃ったところで犯行に及んだのでしょう。

私の作業場は滅多に人の来るところではないので、犯人はアンジェラスの森の周辺近くに居る人間なのでしょう。

1度あることは2度、3度あります。

はたしてこのままアンジェラスの森に戻ってきて大丈夫なのだろうか?!

昨年までのように海外活動が長いと、帰国した時には倉庫の中は空っぽになってしまっていることが予想される。

 
☆午前に日向市へ出かけました。

先週の日曜日にでも済ませる用件でしたが、先週は雨で寒くてそれどころではありませんでした。

今日は先週とは打って変わって爽やかな晴天でした。

日向市へは2つの用件で出かけました。

☆まず、2006年に開催されたシンジウムの会場である新開公園へ行きました。

この夏に高鍋町で石彫教室を企画したいと思っています。

日向現代彫刻展・シンポジウム2006で併催した石彫教室で使った残りの石が新開公園に置かれたままだったので、その石が高鍋で使えないかと、確認に行きました。

これだけの石があれば、充分に高鍋でも石彫教室が開催できます。

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新開公園は良く手入れがされていて、行き先がなくこの場に置かれたままのシンポジウム作品がとても環境に溶け合っていて、感激しました。

お隣は、あの中島美術館を作ったメディキット中島です。

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☆もう一つの用件は、先日車の突っ込んだ日向市文化交流センターの長谷川氏の作品の現況を見るためでした。

どうしてこんな角度で車が突っ込めるか、理解できません。

車がスピードを出せる場所ではないのです。

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作品は修復が終わって、DSC01913.JPG元の位置に設置されていました。






















なぎ倒された躑躅と同じものが植栽されていました。

他の躑躅と同じ高さに成長するのを待つしかないようです。

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お隣の文化交流センターのモニュメントである私の作品の環境が、とてもよく整備されているのに驚きました。

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日向市の皆さんは彫刻の置かれている環境をとても大切に管理されていることが伝わってきました。

日向市は海あり川あり山ありと、とても自然環境に恵まれ、市内を走ると、”焼きはまぐり”、”豚足”、”伊勢えび”の幟が立ちなびいて空腹の胃袋を強烈に刺激します。

☆今年の空港展の海外作家作品が相次いで届きました。

☆Kim Bong-Soo(韓国)の作品は昨日届いていましたが、夜に再配達されてきたので、開梱は今朝行いました。

指示通りの発送手順で、非課税で無傷で届きました。

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☆Kim Bong-Sooの作品の開梱準備をしていたら、Kim Ji Hyun(韓国)の作品が届きました。

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こちらも指示通りの発送で、非課税で無傷で届きました。

非常に丁寧な梱包でした。

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今年は海外作家は金属作品が多いようです。

石のように重くなくて、輸送中の破損の心配がないから、こちらも安心です。


 
☆今日も一日、作業場の引越しでした。

午前に作業工具の手作業工具をすべてアンジェラスの森へ運びました。

これで制作環境はほぼアンジェラスの森へ移りました。

午後は手で持てないサイズの大理石端石をアンジェラスの森の倉庫に運びました。

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☆火産霊神社の前を通ったら、奥の鳥居も何か工事中でした。

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移動させるのかと思ったら、参道が高くなったので、それにあわせての嵩上げ作業だったようです。

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