忍者ブログ
彫刻家・田中等の日々雑感・最新情報
[71]  [72]  [73]  [74]  [75]  [76]  [77]  [78]  [79]  [80]  [81
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

☆今日、正確には昨日、ノルマンディーを早朝に発ち、列車、飛行機を乗り継いでイスタンブールへやってきました。

これから老体にムチ打って3週間のあらたなシンポジウム制作が始まります。

ホテルは海辺の瀟洒なコテージ風の作りで、部屋はとても立派な部屋です。

ホテルですのでインターネットが使えるようになりましたので、これからは再びブログで画像報告をしていきます。

イスタンブールの空港では私の預け荷物が消えるという一騒動がありましたが、これは日記のほうで報告します。

まずは4ヶ月ぶりにPetreと再会しましたので、Petreの画像のみUPします。

P6190002.JPG


























PR
☆フランス・ノルマンディーからです。

ここは宿舎がいわばレンタルホームになっているので、電話、ネットがありません。
 
それで夕食時にレストランのバーカウンターの部屋でしかネットが出来ないので、メールのチェックとHPの更新しか出来ません。
ブログをする時間は無いので、今はHP日記のほうで1日遅れの画像UPをしています。
 
今朝の飛び切りの画像をUPします。
 
この教会の隣で作品を作っています。
 
P6080008.JPG
























P6080010.JPG

























☆今日の午後には宮崎を発ち、明日には成田からフランスへ飛びますが、雑務に追われて、まだほとんど荷造りをしていません。

フランスのシンポジウム会場は自然公園の中で、ネット環境がありません。

ですからブログの更新はこの先、ほとんどできないと思いますので、5日から始まる空港展の案内をここでしておきます。

会期は6月5日~6月26日までです。

2011DM.jpg




























☆馴染みの鉄工所で、海外仕様に加工した3インチダイヤモンドカップの取り付け内径を少し広くしてもらいました。


日本の電動工具は取り付け内径が15mmか20mmです。
しかし海外の220vの電動工具は22mmですので、日本のディスクはそのままでは使えません。

それで私は、以前に同じ鉄工所で3インチダイヤモンドカップの内径を15mmから22mmに広げてもらいました。

しかし、実際の海外の電動工具は正確な22mmよりほんの気持ち大きいのです。
ですから、ダイヤモンドカップがきっちりと220vの軸に固定されず、作業中にすぐに吹き飛んでしまうのです。
非常に危険で、周りに人が居たら重傷ものです。

先日のあかりモニュメント公開制作でも、海外作家のために22mm径の特注のダイヤモンドカップを作ってもらいましたが、やはり220v電動工具にはピッタリはまりませんでした。

それで今日は220vの電動工具を持ち込んで内径を少し広げてもらいました。

金属は”バイト”という工具で削ります。

11.5.31-1.JPG

























内径を削るのは大変難しいのです。
きちんとセンターが出ていないと、回転軸がずれて作業中にぶれ、事故につながります。

11.5.31-2.JPG

























11.5.31-3.JPG

























バイトで一撫ぜするだけで、220vの電動工具にピッタリはまる内径になりました。

さあこれで今週からの海外でのシンポジウムに3インチダイヤモンドカップが威力を発揮します。

11.5.31-41.JPG





















☆イスタンブールで制作する予定の”MOON DANCE”の原寸型紙を作りました。

200h×250wの大きさで、実寸にすると相当に大きい作品です。

これを彫刻科の学生をアシスタントに3週間弱で制作しなければなりません。

0b6d1778.jpeg

























e0c40195.jpeg

























☆図面を描いているときに、空港展の会場保険の契約に保険代理店の方が来られました。

しばらく雑談をしていると、”えっ、トルコって、あの、○○共和国のあのトルコですか?”

”なに?トルコって、あの○○ランドに壁面レリーフでも作るのだと思ってたの?”

あのトルコのイスタンブールですよ!

☆日曜日に届いていた空港展の韓国作家の作品を開梱してみました。

途中までは損傷の気配はなく、安心して荷を開いていくと・・・・・

ん?!牛の左の鼻の中がおかしい。

よく見ると、上のほうに断片が幾つか寄っています。

ああ、またも作品破損です。
あちらこちらが壊れています。

この作品は額装で(額自体が空港展会場には展示できません!)、バスタブに浸かった乳牛がユーモラスにレリーフしてあるのですが、なんとバスタブの牛は額に固定してありません。

これでは壊れないほうが奇跡です。

どうして今回の韓国作家の作品はこんな作品ばかりなのでしょうか。

P5240009.JPG














☆石彫2人展は今日で終了しました。

無収入生活から脱する藁をもつかむ思いの小作品展でしたが・・・・成果は、今日一点売れたのみで完全敗北に終わりました。

作品をそのまま家に持って帰ってしまえば、当分の間はまったく作品は動かなくなります。

折り良く、この5月から宮崎市内にギャラリーを開設した高鍋在住の知人が、作品を預かってくれることになりました。

ギャラリーの名前は”Art Space 色空(いろそら)”

場所は宮崎市広島通り、NTT西日本宮崎支店の真裏になります。

11.5.22-1.JPG
























11.5.22-2.JPG

































照明入りの作品をウインドウに置かせてもらいました。

11.5.22-3.JPG

























1階はカフェになっています。

11.5.22-4.JPG





















11.5.22-5.JPG





















2階がギャラリーとなっています。

11.5.22-7.JPG

























11.5.22-8.JPG

























11.5.22-9.JPG

























11.5.22-10.JPG

























11.5.22-11.JPG

























11.5.22-12.JPG

























色空のロゴは藤原新也氏の筆になります。

8月にはその藤原新也氏の個展を開催し、本人も来られると言うこと。

残念ながら、そのときは私はアメリカのSchoodicです。

私の小作品は11月の後半に個展を開催させていただくことになりました。

☆明日が今年の空港展のパンフレット原稿締め切りです。

今回は大理石の"The Prophecy”を出品します。

空港展のパンフレット画像はいつも海辺で撮りますが、この作品は自転車の荷台に載せて海まで行く勇気がありません。

それで午後に、まちなか事務所・事務局員のアサミさんにお願いして、彼女の車で運んでもらいました。

アサミさんは今日は休日なのでした。

今日の海辺は雲一つ無いのどかな海景色でした。

今日も潮が引いていて、多くの人がミナを採りに訪れていました。

P5180008.JPG





















P5180010.JPG





















P5180011.JPG





















P5180012.JPG





















☆昨日、空港展出品の韓国作家の作品が届きました。

夕刻に開梱して、作品の無事を確認して、作品の写真を作家に送っておきました。
この画像は開梱する前の画像です。

とても丁寧な外装です。

P5160001.JPG

























☆ところが作家本人から、注意深く送ったのに作品が壊れている。
明日別の作品を送るから、この作品を送り返してくれ、とメールが返って来ました。

損傷はなかったと思っていたので、びっくりです。

昨日は荷を開けたのが夕刻だったので、作品が2分しているのを壊れた状態だと気が付かなかったのでしょう


展示するときに組み合わせるので分離しているのだと思ったのでした。

たしかに、それにしてもじつにいい加減な梱包だな、部品の上にクッションも入れず直接本体を載せるなんて・・・・、と思いましたが、それは接合してあったものがいい加減な荷造りで壊れた状態だったのです。

外装は丁寧な梱包なのに、開けてみると作品がごろんと突っ込んであるだけ。
なんの緩衝材も入っていません。

P5160005.JPG





















本体を出してみると、作品の一部が底に残りました。

P5160006.JPG





















☆空港展で一番気を遣うのは作品の破損事故です。

特に海外から送られてくる作品、送り返す作品は毎回何らかのアクシデントがあり、その対応で胃が痛くなる思いをします。

破損事故の半分は諸外国の税関、郵便局の扱いの荒さによる事故、残りの半分は作家自身の梱包のいい加減さです。

作家がきちんと荷造りしてあって、日本に届くまでに事故にあった場合は郵便局は保険が出やすいのです。
しかし、作家の荷造りに問題がある場合は保険は出ません。

今回は明らかに荷造りに問題があって、壊れないほうがおかしい。

ここの作品を支える首根っこの部分が折れてしまっているのです。
作品を設置したときに一番力が掛かる部分です。

P5170002.JPG





















P5170006.JPG





















☆補修すれば目立たなくなるので、外見は問題なくなります。
しかし、一番力が掛かる部分なのに、補強には短いピンが入っているだけで、何の役にも立ちません。

P5180001.JPG





















P5180002.JPG





















たとえ修理しても、展示はこのような状態になります。
きちんと固定できません。展示台の上でごろごろ移動します。

P5180003.JPG





















展示中に再び破損するのが目に見えています。

補修すべきか、経費を払って送り返すべきか・・・悩みます。

展覧会の裏事情なので、こうした事故はブログに載せるのは不謹慎かもしれませんが、展覧会を持続していくためには参加する作家の努力も必要なので、あえて公開します。
☆今日は恒例となっています日向市の第24回砂の造形大会(日向かぼちゃ会主催)の審査に、奥村と出かけました。

朝のうちは肌寒い気候でしたが、次第に爽やかな気持ちの好い好日となりました。

個人グループ22組、団体15チーム、約800名の参加で大変賑わいました。

予想したとおり、大震災をテーマにした”がんばれ日本”というテーマの作品が多くみられました。

どのチームも大変仲良く、熱心に自然の中での造形作業を体ごと楽しんでいました。

P5150006.JPG





















P5150010.JPG

























P5150011.JPG

























P5150015.JPG

























P5150016.JPG

























P5150018.JPG

























P5150020.JPG

























P5150028.JPG

























P5150030.JPG

























P5150031.JPG
























P5150035.JPG

























P5150036.JPG
























P5150037.JPG

























P5150040.JPG

























☆さていよいよ審査の発表です。

この大会は毎回豪華な賞品が出ます。

P5150043.JPG





















☆個人グループの優勝は九州新幹線をテーマにした丁寧な作品でした。

P5150044.JPG





















団体の優勝は、日本の絆をテーマにした歯科医院の皆さんの作品でした。

P5150045.JPG






















<< 前のページ 次のページ >>
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カウンター
プロフィール
HN:
田中 等
性別:
男性
職業:
彫刻家
自己紹介:
宮崎県在住の彫刻家。
バーコード
ブログ内検索
フリーエリア
最新CM
[08/07 田中]
[08/07 りか]
[03/03 田中]
[03/02 杉尾 幸]
[03/01 NONAME]
最新TB
忍者ブログ [PR]