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彫刻家・田中等の日々雑感・最新情報
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☆シンポジウムもいよいよ最終日間近となり、追い込みに入りました。

☆ホセが朝一に作品を立てました。今回はきちんとクレーンを使いました。

DSC00582.JPG





















今回もホセは何も指示を出しません。
見ているだけです。

おそらく、キューバではこうした作業は業者にまかせっきりなのでしょう。
だから先日も只見ているだけで、自分の作品が倒れる危険性があるのに何もしなかったのでしょう。

DSC00583.JPG





















それにしても、実に危ない作業をしています。

こんな薄い板一枚を敷いている所に手を入れたりして・・・スリングがずれて作品がストンと下がってきたり、万が一スリングが切れて作品が落下したら両腕切断です。

日本でこんな作業をしていたらどやされます。

DSC00584.JPG





















DSC00585.JPG





















☆今日のランチです。

DSC00586.JPG





















☆午後に本体に心棒の穴を開けました。

台座が来てから一緒に空けようと思っていましたが、台座はまったく届きません。

そうこうしているうちに、先日やっと手配した心棒をみんなが勝手に使ってしまって行方不明になってしまったので、昼休みに探し出して、作品に突っ込んでおくことにしたのです。

タナカは年寄りだから、とリューがドリルで穴を開けてくれました。

DSC00587.JPG





















DSC00588.JPG





















☆午後の様子です。

DSC00590.JPG





















DSC00592.JPG





















リューが自分の作品に使ったドリルが中で動かなくなり、抜けなくなってしまいました。

原因ははっきりしています。

トラバーチンは軟い石なのでとても水が浸透しやすい石です。
リューの作品は細い上に、毎日の雷雨混じりの雨が直接あたる場所にあるため、かなり内部に水が染み込んでいます。

こういう石にドリルを使うと、石の粉が水分と練られてしまって、ほとんどセメント状態になり、ドリルが動かなくなるのです。

このことを説明して理解してくれたのはジョンだけでした。

今夜はまた雨が降ったので、いよいよ抜けないでしょう。

でもこのドリルは、明日に私の台座が届いたときに使うものなのです。

DSC00593.JPG





















DSC00594.JPG





















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DSC00596.JPG





















☆私の作品は、一日、本体のフォルムの整形作業でした。

思ったより以上に凹凸があり、結局丸一日かかってしまいました。

夕刻にはサインも入れて、明日の台座への設置を待つばかりです。

しかし今日もとうとう台座は届きませんでした。

明日にはクレーン車が来るのですが・・・・

DSC00597.JPG























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田中 等
性別:
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職業:
彫刻家
自己紹介:
宮崎県在住の彫刻家。
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