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彫刻家・田中等の日々雑感・最新情報
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☆今日はエーゲ海沿いのエフェソスへ行ってきました。

ヘレニズムと古代ローマ時代の当時の街並みの様子が良くわかる広大な遺跡です。

早朝4時出発だったので、睡眠不足の観光でした。

☆エフェソス観光の拠点、セルチュク駅前。

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☆聖母マリアがイエス亡き後に、ヨハネと共に住んだという伝説のあるマリアの家。

日曜日でしたのでミサが行われていました。

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「マリアの家」自体は近年に修復されたものですが、壁は1世紀のものだそうです。

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聖なる泉で清め、祈願を記した紙を日本の神社のおみくじのように結び付けています。

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☆そのマリアの家のある山の裾野に広がるエフェソスの遺跡。

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2世紀に建立されたオデオン(音楽堂)。当時は木製の屋根があったそうです。

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バシリカ(聖堂)の柱頭にはコリント式とイオニア式のものが載っています。

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アウグストゥス帝時代に建設されたプリタニオン(市庁舎)。

ここから、あの有名なアルテミス像ほぼが完全な状態で出土しています。

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紀元前86年に建設されたメミウスの記念碑。

当時ローマ支配に反対していたエフェソスの市民は、進出を図っていたポントス王ミトリダテス側に加勢し、勢いを得たミトリダスはたった一晩で、その地域に住む8万人のローマ人の虐殺を命じました。これはそのときの犠牲者の霊を慰めるために建てられたと言うことです。

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ドミティアヌス神殿。独裁的な支配者になったドミティアヌス帝は妻に暗殺され、彼の死後は、すべての彼の功績を示す建造物は破壊されたそうです。

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やはり当時のこの石の合わせの分の隙も無い技術には驚かされます。

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向こうにエーゲ海が広がり、天然の良港を得てエフェソスは商業都市として大変な繁栄をしましたが、次第に川州の堆積で海岸が遠のき、マラリアが蔓延し始めて衰退して行ったそうです。

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クレテス通り(神官通り)。当時のメインストリート。

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4世紀末あるいは5世紀初めに造られたヘラクレスの門。

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☆1,000数百年前のモザイクが鮮やかに残っています。

現在のまちづくりの景観はこの当時の発想からまったく進歩していませんね。

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住宅の壁にはフレスコの色彩も残っています。

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2世紀に建てられたコリント様式のハドリアヌス神殿。

門の上のレリーフはレプリカです。

この神殿はローマ式建築を取り入れた最高傑作といわれているそうです。

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こういう当時の石組みがどうしても気になってしまいます。

やはり例柱のずれを防ぐ金具が入っていたようです。

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ラトリネ(公衆トイレ)です。当時は隣との仕切りは無くオープンだったようです。

現代と同じ様に入り口でお金を払って使用されていたそうです。(トルコの公衆トイレは有料です。1トルコリラ。)

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現存する世界最古の図書館・セルシウス図書館

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フォサードの彫刻はレプリカで、実物は20世紀初めに発掘調査を行ったオーストリアの考古学者チームが、ウィーン博物館に不正に運び出してしまったそうです。

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こういう石組みはどうしても気になります。

つまり、柱の根元の一部は台座と一体であったと言うことです。

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大理石通りに刻まれた娼婦宿の目印。

この足より小さい足の持ち主は娼婦宿に入れなかったとか。

当時の娼婦は知的で教養があり、自分たちの家を所有し、デモや選挙にも参加できたりと言う特権を持っていたということです。

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25,000人収容の劇場跡。
単なる遺跡ではなく、現代の著名な歌手たちが何人もここでコンサートを開いているそうです。

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☆世界の七不思議の一つと言われたアルテミス神殿跡。

今は石柱が一本立っているだけ。

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