マレーシア ９月１日

☆早いものでもう９月、マレーシア滞在も３ヶ月目に入りました。

日中は好く晴れて午後に少し雲が湧いて夕刻に小雨といういつものパターンでした。

☆まだ今日も祭日は続いているのでしょうか。石材店周辺のフルーツ・ジュースの店はほとんど閉まっていました。

☆さあ、２作目の後半戦、体調もいいし一気に進めるぞ！と思いきやすっかり出鼻をくじかれてしまいました。
土間打ちの続きが始まったのです。
























従業員もコンクリートの均し作業に刈り出されています。
右端はへとへとになっているHIRAです。
























そして午後からは私の制作場所の近くの最終作業になったのです。
私は石片が土間打ちのところまで飛ばないように細心の注意を払って作業を進めますが、現場に立ち会っている呂社長とエリックの奥さんの背中の目は私をにらみつけています。
















































ところがエリックから、予想外の理由で私へ作業一時中止の指示が出ました。
カッティング作業の石粉が土間を打っている作業の人たちの健康によくないので、作業が終わるまで５分だけ待ってくれ、と言うものでした。

意外に思われかもしれませんが、石屋さんは日本でも石粉の埃が大嫌いなのです。
今の石屋さん（日本では墓石店）ではほとんど彫刻家のような石粉まみれの作業はありません。
ほとんど水切りノコで切り、水磨き作業ですので石粉の埃が出ないのです。

ですからKintaly Marbleも工場の中はとても綺麗に掃き清められています。

多分土間打ちの人たちへの健康心配ではなく、自分たちが石粉の飛ぶ中に居たくなかったのでしょう。
そしてこちらでは”５分だけ待って”と言うのは１，２時間は待って、あるいは作業は中止してと言う意味です。

土間打ちが終わるまで小一時間待ちましたが、今度は仕上げ作業が始まりました。
ハツリ作業の続きをやったら、いくら細心の注意を払っても石片は思いもかけない方向に飛んで行ってしまいます。
それで今日は思い切って作業を中止して夕刻早くに帰ることにしました。
むしろ午前で作業を止めておけば好かったのかもしれません。

今日の作業です。
中央部のアール出しのための面落としの途中までです。

















































☆ホテルに帰ってくつろいでいると、窓の下で何やら異様な物音がし始めました。
ナンダロウかと思って見下ろしてみると、突然、商店街から勢いよく白煙が上がり始めました。
火事か？！
























いえ、これは消毒作業なのです。
イポーには蚊が居ない、という話は何度か書きました。
でもこれは蚊自体が居ないのではなく、行政の努力で衛生管理に務めているからだ、と先日のYap氏のディナーの時に高橋さんが言っておられました。

つまりこういうことだったのですね。
役所の衛生管理で、夕涼みをしても窓を開けて寝ても蚊に刺されることが無いんです。
ものすごいことですよね！！
































































































































































































煙はこの７階の部屋までもうもうと上がってきます。

それにしてもこの部屋からは色んなものが見えるものです。

そして今日もイポーの夕暮れは美しいです。