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彫刻家・田中等の日々雑感・最新情報
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☆昨年暮れから制作していた保育園設置の作品が完成し、午後に設置作業を行いました。

保育園は隣町の川南町にある石井記念十文字保育園です。

名前からお分かりのように石井記念友愛社の経営する保育園です。

今日はあいにく玄関口の左官工事が入っていて、タイミング的に最悪かと思われました。

ところが設置場所の階段にかなりの水勾配がついていて、接着剤では無理だとわかり、左官さんにモルタルを置いてもらい、目地まで仕上げてもらいました。

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そして本体の設置も、三脚を構えましたが、左官さんに手伝ってもらえば手で抱えて簡単に設置できることに気がつきました。

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設置はいとも簡単に、あっという間に終わりました。

左官さんはバッドタイミングどころか、限りなくグッドタイミングで今日に工事日を選んでくれたのでした。

本当に私はこういう設置の時には、実にタイミングよく助っ人が現れてくれるから不思議です。

石井記念友愛社の児嶋理事長も立ち会っていただきました。

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屋内からも作品が良く見えるので、保母さんたちも大喜びでした。

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新緑の頃には道向かいの茶畑の緑と素敵なコントラストになることでしょう。

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作品タイトルは”おもい”です。

お母さんや保母さんたちの暖かい思いで子供たちが育っていって欲しい、しかし過保護に抱きかかえてしまうのではなく、風通しの好い自由さのある保育の姿を表現しました。

石井友愛社の保育園はそんな理念の保育園ばかりです。

設置場所は玄関です。

お母さんや子供たちが毎日作品をなでてくれます。

プレートは後日取り付けとなりますので、きちんとした画像はプレート取り付け時に撮りたいと思います。

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☆今日はこの冬一番の冷え込みで、我家の庭には久しぶりに霜柱が立ちました。

その冷え込んだなかで、午前に火産霊神社の初詣の装飾を片付けました。

神社は2月から取り壊し、建て直しにかかります。

それで、最後にみんなで集合写真を撮りました。
神社の建物はそれほど古いものではありませんが、私たちはみなこの神社建物と一緒に育ってきました。

正面からはそれほど傷んでいるようには見えませんが、実際は神社の後ろ半分は雨漏りやシロアリ被害で屋根が抜け落ち、崩壊状態です。

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☆午後からは仕事始めです。

今年最初の仕事は、保育園に設置する台座石の切削とビシャン掛け作業でした。

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☆私にとっての今年一番の大きな課題は作業場の移転です。

昨年暮れに、私の作業場である田中石材店が立ち退き・廃業と知らされ、私は出来るだけ早く今の作業場を出て新しい作業場へ移転しなければならなくなりました。

しかし今の経済力では新しく土地を借りて作業場を建てるということはまったく不可能なので、10年前までの私の作業場であった茶臼原のアンジェラスの森(石井記念友愛社敷地内)へ戻ることを考えています。

引っ越すお金が無くてプレハブや倉庫がそのままにしてあるのです。道具もまだかなり残してあります。

けれど10年間の間にプレハブは使い物にならなくなっている可能性があります。

それで今日の午後に10年ぶりにアンジェラスの森を訪れてみました。

プレハブの床は湿気でぼろぼろに抜けてしまっていますが、心配していたガラスの破損等はまったくありません。

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近年まで輸入木材を扱う業者に貸していた倉庫にはまだ資材がそのまま残っていました。

この業者の出入りあったので、それほど荒れ果てることは無かったのでしょう。

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プレハブの床を張り替えて電気申請をすれば充分使えることが確認できました。

夏までには引越しを完了させたいと思います。

 
☆新年明けましておめでとうございます。

昨年も多くの方々にこのブログを訪れていただき感謝いたします。

今年も出来る限りの更新を心がけていきますので、お楽しみに。

今年は何処で何をしているのでしょうか?

私自身も楽しみです。

☆今日は曇天の年明けとなってしまいました。

午前のうちに妻と長男との3人で日向市へ行き(次男は今年は正月帰省はなし)、妻の実家の墓参など済ませ、いつものように大御(おおみ)神社に初詣に行きました。

お昼前には雲も切れてくれましたが、快晴とは行かず雲の多い寒いお正月となりました。

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御神籤を引いたら本当に久しぶりに大吉でした。

その前にはイオンで買い物をしたら福引でお買い物券が当たりました。

今年は好い気分でスタートです。

☆昨日、作業に出かけようとしたら、近くの空き店舗(旧・千手五雪堂)に町屋再生工事の看板が取り付けられているのに気がつきました。

一昨日まではなかったので、昨日の朝に取り付けられたようです。

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我家から見たらこんな位置にあります。

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実はこの旧・千手五雪堂は、私たちまちなか活性化協議会が町屋再生でのまちなか事務所として使いたいと思っていた空き店舗でした。

しかし地権者が複雑に絡んでいて借り受けることが出来なかったのでした。

先日、千手さんご夫妻が訪ねてきておられたので、何か手を入れられるのかなと思っていたところでした。

地権者の問題も解決して、高鍋町の商店街まちなみ景観形成事業の補助金も申請されて改修工事が決まったようです。

こうして私たちまちなか活性化協議会の取り組みがきっかけで、空き店舗が”町屋再生”という形でよみがえっていくのは実に嬉しいことです。

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☆ところで我家の倉庫は高鍋町で最も古い木造モルタル建築です。

半ば文化財なのですが、近年、屋根の傷みが激しく、今のうちに手を入れなければならない状態にあります。

しかし経済的に補修の費用が工面できず、放置状態なのですが・・・・、この1年間で随分と傷みが進んできました。

来年辺りには、台風の来る前になんとかしなければなりませんね。

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☆今日の午前に、県政番組・MRTテレビ”おしえて!みやざき”の私たちまちなか商業活性化協議会への取材が行われました。

はじめに高鍋町のゆるキャラ・たか鍋大使くんと迫田江里アナウンサーによる商店街散策の様子が収録され、その後に町屋本店での取材が行われました。

町屋本店2階では私たち協議会理事の打ち合わせ会合の様子も収録されました。

町屋本店の商品の紹介等も収録されました。

放送はMRTテレビ、来年1月12日(土)午前9時半からです。

是非観てください。

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☆道路拡張工事はいよいよ町屋本店沿いの歩道整備に入りました。

黒いレンガブロックは新燃岳の火山灰を焼成したものだそうです。

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ペトレたちがあかりモニュメントを制作中に新燃岳が噴火して、作業場にも連日灰が降ってきました。

その灰で出来たレンガブロックがペトレのあかりモニュメントの周辺整備に用いられるなんて、なんとも奇遇ですね。

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☆また先日から町屋本店の隣の空き店舗が、町屋再生のリフォーム工事に入りました。

これは今年度から始まった”商店街まちなみ景観形成事業”による補助金を一部に使って行われているものです。

1階の店舗はまだ入居者が決まっていませんが、2階は建築士会の事務所になるようです。

さらに隣の化粧品店も同じ補助事業を利用してリフォームされるそうです。

町屋本店の波及効果が目に見えて来ました!

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高鍋町の中心地が確実に魅力的な空間に変貌しています。

 
☆高鍋大師が宮崎県観光遺産に指定されて以来、単なる宗教施設ではなくなりましたので、行政の補助支援ができるようになりました。

そこで高鍋大師一体を花守山公園にしようという事業が始まり、行政からの補助金もつきましたので来年度からは本格的な花守山整備事業が始まります。

しかしその前に解決しなければならない大変大事なことがあります。

高鍋大師の清武石で組まれた巨大石像群は、岩岡翁の素人作業で行われているので、老朽化にともない取り付けられたパーツが相当数崩落しており、本体も傾斜しているものもあるのが現状です。

したがって、多くの人々の憩いの場となる前に、早急に耐震補強工事、崩落防止補強工事を施す必要があります。

それで黒木・高鍋商工会議所会頭から、彫刻家の立場での補強工事についてのアドバイスを求められ、今朝図面をお渡ししました。

その御礼に、この夏に文庫版として鉱脈社から再刊された「へたっぴんの美学」を頂きました。

この「へたっぴんの美学」は1993年にブレーンセンターより単行本として刊行されていますが、宮崎県観光遺産の指定を受けて、普及しやすい文庫本での再刊となったものです。

著者の今井祝雄先生とはこれまでに何度もお会いしていますし、1993年刊行の単行本も出版当時に高鍋町内の書店で目を通していたので、ある程度読んだことがあったと思っていました。

しかし、文庫本に目を通してみると、意外や、初めてきちんと読んだことに気がつきました。

そして今井先生の豊富な見識に支えられて、見事な岩岡保吉翁伝になっていることに感動し、加えて高鍋町民にとって岩岡翁の存在がどれほど大きなものだったのかに改めて思い至りました。

是非多くの皆さんに読んでいただきたい本です。

Amazonでも取り扱っているので、非常に入手しやすいです。

日向現代彫刻展や宮崎国際現代彫刻・空港展に参加して高鍋大師を訪れた彫刻家の皆さんは、こぞって大絶賛された岩岡翁の世界、是非、多くの皆さんに高鍋大師の真の素晴らしさを知っていただきたいと思います。


「へたっぴんの美学」 文・今井祝雄 写真・細川和昭

鉱脈社刊 みやざき文庫  1,680円

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☆午後から妻と宮崎市へ出て、”ART SPACE 色空”で開催中の”黒木周版画展”を見に行きました。

黒木さんの版画は木版画のように見えますが、実はベニヤ板に布を貼ってそれにインクをつけてプレスしてあります。

ですから彫刻刀を使った木版画には無いとても柔らかなフォルムとなります。

以前に宮崎市で教室をされていた時に、妻がしばらく教室に通ったことがありますのでご案内を頂きました。

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☆次に近くの”ひまわり画廊”で若い作家たち3名が”THIS IS NOT AN ART ~これはアートではありません~”という展覧会をやっていましたので足を運びました。

彫刻は田村将太が参加しています。

「世間でアートと言われているものを疑ってみたい」というコンセプトなのだそうですが、その割には普通のグループ展となんら変わり映えしませんでした。

表現方法も展示方法もノーマルすぎます。

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☆昨夜、南町公民館で公民館主催による6回目の南町ライブが催されました。

クリスマス間近ということで宮崎市在住の大西洋介(ピアノ)トリオとツインボーカルによるクリスマス・ジャズコンサートでした。

満席に近いお客さんに来ていただきました。

町議も3名ほどみえました。

町議の皆さんが地域の文化活動に関心を持ってもらうことはありがたいことです。

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コンサートが終わって、演奏家の皆さんを囲んでの打ち上げに参加させていただきました。

このコンサートは公民館長さんの発案・企画で運営されているものですが、毎回の出演料の赤字分はすべて公民館長さんが負担されてきました。

その南町公民館での公民館長の任期は2年で、現在の公民館長さんは今年度で任期が切れます。

それでこの南町ライブも今回が最後になるかもしれないということでした。

しかし、打ち上げには次期公民館長さんも参加されていて、文教の町・高鍋のステータスを高めるためにはミュージシャンのレベルを下げずに、赤字を出さない運営を考えながら、今後も南町ライブを継続したいと言われました。

是非、公民館発の高鍋町ならではのレベルの高いコンサートとして定着して欲しいですね。

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☆今日は午後1時から、高鍋高校ラグビー部の育ての親、黒岩正春先生の文部科学省生涯スポーツ功労者表彰受賞の祝賀会が催されました。

高鍋高校ラグビー部は今年も2年連続、通算20回目の花園出場を果たしました。

高鍋高校は今年で創立90周年を迎え、その節目に相応しい花園出場と黒岩先生の受賞でした。

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挨拶をされる黒岩先生。

80歳を迎えられた先生ですが、昔と変わらぬかくしゃくとしたお元気な先生です。

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表彰式では160名の受賞者を代表されて、田中真紀子大臣から直接に表彰状を受け取られたということです。

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私の同窓の川野みなみさんのステージもありました。

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私たち高鍋高校OBの心の拠り所である黒岩先生、いつまでもお元気で居てください。

 
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職業:
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自己紹介:
宮崎県在住の彫刻家。
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