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彫刻家・田中等の日々雑感・最新情報
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☆先日設置した高鍋高校の石碑説明銘板の記事が今朝の宮崎日日新聞に載っていました。

実は時差ぼけに浸っている間も無く、帰国してすぐに作業をしたのは、この新聞掲載の期限のためでした。

急遽、連載掲載中の高鍋高校創立90周年特集記事の最後に銘板を取り付けた石碑と税田氏との写真掲載記事を載せることになったとトルコに居る間に連絡を受け、鋳造所にも仕上げを急いでもらったものです。

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☆母校の高鍋高校が今年で創立90周年を迎えます。

その記念事業として、校内に設置してある「清観公碑」と「明倫堂記」の2つの石碑の説明ブロンズ銘板を設置することになり、先日その作業を行いました。

今年の1月から打ち合わせを進めてきて、ようやく11月17日の記念式典に間に合うことが出来ました。

本来なら石碑とは別の場所に由来の碑を建てるものなのですが、宮崎県教育委員会が県内の公立学校の統廃合に支障が出るので今後一切の記念碑的構造物を校内に建ててはならぬという理解不能の通達を出したがために、このように致し方なく石碑の台座にはめ込むことになりました。

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☆本日午後2時半から第23回高鍋町夕暮れ散策の旅が催されました。

23回目と言っても、夕暮れに開催されるのは昨年に続いて2度目です。

☆まずは「百年の孤独」で有名な黒木本店に集合して、黒木本店の見学から始まりました。

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この樫樽の中には20年と言う長い間貯蔵されている「百年の孤独」が眠っています。

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「百年の孤独」、「野うさぎの走り」はこうしてすべて手作業で包装・ラベル貼りが行われます。

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☆続いて高鍋町美術館へ移動し、開催中の”片岡鶴太郎展”を鑑賞しました。

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☆引き続き岩切昭一氏のガイドで、城掘り公園から武家屋敷を通り商店街入り口までを散策しました。

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いつものように、町屋保存の久米酒店さんで一服です。

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もちろん町屋本店にも立ち寄っていただきました。

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そして、商店街散策のクーポン券を使っていただいて、思い思いに暮れ落ちる高鍋町商店街を回遊していただきました。

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海外滞在が長く今浦島状態の私には、町屋本店の波及効果で高鍋町の商店街の景観が徐々に変わりつつあるのが新鮮な驚きでした。

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☆締めはイタリア食堂”俵”でビュッフェスタイルのディナーでした。

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これからも変わりつつある高鍋商店街の魅力を発信できる散策の旅を企画していきたいと思います。



☆宮崎空港ビル株式会社は昨日11月5日で創立50周年を迎えました。

その感謝の夕べが、今夜、宮崎観光ホテルにて催されました。

宮崎彫刻グループからは私と奥村、空港展事務局の田村がご招待を受けました。

宮崎空港での現代彫刻展は空港ビルの歴史の半分に関わってきたことになります。

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長濱社長のあいさつ

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凄い料理の数々!

超満腹となりました。

有難うございました。

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宮崎空港の最高の文化的おもてなし事業として、これからも充実した宮崎国際現代彫刻・空港展を続けていくことができるでしょう。

 
☆まだ少し時差ぼけで眠い!

遅くなりましたがイズミールの木彫ワークショップの各作家の作品完成画像です。

クロージンングセレモニー用の赤いリボンはご愛嬌です。

ワークショップのテーマは”地中海”(The Mediterranean)。

材質は栗の木。

ALDO(ペルー)

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AMANCIO(スペイン)

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BETTINO(イタリア)

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CHANDER(インド)

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HAKAN(トルコ)

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LEVENT(トルコ)

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MERT(トルコ)

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TANAKA(日本)

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VALENTINE(ブルガリア)

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VOLODYMYR(ウクライナ)

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作品はこの後、美術館に収蔵展示されます。

☆昨日の夕刻に定刻より2時間遅れでイスタンブールを発ち、今日のお昼過ぎに定刻を1時間遅れて成田に着きました。

今、羽田空港で宮崎へ戻るところです。

☆一昨日、11月1日のイズミール木彫ワークショップのクロージングセレモニーの様子をお届けします。

夕刻6時から隣接するギャラリーでクロージングセレモニーが行われました。

会場には学生たちが撮影したワークショップの写真が展示されています。

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この人たちは隣国シリアから来た方たちです。

妊婦の奥さんがびっくりする美しさで、やはりイランと並んでシリアの女性は極めて美しいのだと実感。

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同じ連れの向かって右端の男性は、戦乱のシリアにあって、銃撃を受け、右の耳後ろを弾丸が貫通した傷がありました。

みんなとてもいい人たちでした。

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☆引き続き、ライトアップされたワークショップ会場でのカクテルパーティーです。

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私の作品は好位置にあって、皆さんから高い評価を得ました。

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エフェスの観光ガイドをしてくれたアイリーンさんと、やはり観光ガイドのお母さん。

アフロディシアスはお母さんがガイドされました。

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素晴らしい感動的なクロージングパーティーで、これまでのワークショップへの様々な不満は一気に吹き飛んでしまいました。

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☆2次会を港沿いのカフェバーで。

エッセンとトングチュとも和解して、楽しいひと時を過ごしました。

あれほどことあるごとに批判的だったチャンダーが、みんなの前で”最高のワークショップだった!来年も是非参加したい!”と高らかに宣言しました。

私は内心”あれ?あれ?”と思ったのですが、きっと作家たちはみんな同じ思いに浸っていたと思います。

本当に”終わり好ければすべて好し!”です。

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☆とまれ、すっきりした充実した気持ちでイズミールを後にすることが出来ました。

初めての木彫ワークショップという機会を与えてくれたエッセンに心から感謝します。

イズミールが無かったら、私は一生今回のような作品を作ることは出来なかったと思います。

各作家の作品画像は追ってUPします。
 
☆イズミール木彫ワークショップのクロージングセレモニーは本日11月1日の夕刻6時から行われますが、日中は何の予定もありません。

私は台座のオイル塗布の作業があったので午前に会場へ出かけましたが、午後2時過ぎでないとオイルが届かないというトングチュのそっけない対応にカチンときましたが、ホテルでゆっくりしようと思っても部屋の掃除がまだ済んでいなかったので、少しイズミール市内を散策してみました。

途中から小雨となりました。


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おいしそうなケバブの店がずらりと続きます。

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ふいに、発掘復元作業中の大きな古代遺跡に出くわしました。

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☆昨日10月31日でイズミール木彫ワークショップの作業は終了しました。

午前のうちに橋部の大理石嵌め込み場所の整形と大理石のサイズ調整(底切り)をしました。

昨夜の件をエッセンから伝えられたらしいギョックハンが私にやたらと付きまといます。

”もうお前のする仕事は無い!”と言うのですが、なにかとつきまとってうるさいだけですので、無視します。

昨日も作業するつもりではなかったのは、作業着を持ってきておらず、余所行きの服のままだったのでわかります。

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大理石のサイズ調整を終えて、大理石の仕上げをしました。

前日までで砥石の手磨きが終わっていたので、エアー研磨に使うワンタッチのセラミカを水を掛けながら使ってみました。200#で砥石の傷を丹念に取り、400#まで掛けて後はサンドペーパーで800#まで掛けて完璧に仕上げました。

午後に人手が集まったところで正念場の橋部の設置作業をやってもらいました。

橋の窓へのはめ込みに難儀しましたが、台座の木材を広げて解決。

橋を支える窓のポールの長さを調整したりして、無事に橋部の設置は終わりました。

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ギョックハンを無視するのも面倒になっていた私は、この橋部の設置完了で気持ちが和らぎ、その後の大理石の設置も手伝ってもらいました。

終わり好ければすべて好し!です。

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完成画像です。

設計プラン通りの完成となりました。

作品のコンセプトも明快で、殆どの人が作品を理解していただけます。

今回の参加作家の中では、最も”地中海”というテーマを解釈してフォルム化したのは私の作品だけだと自負します。

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水辺に設置した狙いはこれです。

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チャンダーがこのままの無垢の状態だったら虫に食われるので、シンナーで洗ったほうがよいということで、帰り際にシンナーを塗りました。

今日の午前にも台座のほうにオイルを塗る作業をします。

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☆ワークショップもいよいよ大詰めとなりました。

昨夜は夜中に大雨となり、テントを外して雨晒しになった作品のことなど考えていると、午前2時前に停電になり、それから寝付けなくなり、電気が復旧してから起きてブログを更新し、3時半にまた寝ました。

今朝は雨上がりの上天気でした。

案の定、作品の一部には水がたまり、水の染みが出来ていました。

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アシスタントのギョックハンは、今日は作業着に着替えもせず、私の作業場に一歩も近づかず、何もしませんでした。

私も金輪際、ギョックハンの顔も見たくないので、独りで窓の仕上げの作業を進めました。

手伝ってくれたムラットがやはり”アシスタント・・・アシスタント・・・”とつぶやきますが、”いいよ、TANAKAのアシスタントは私がしてあげるから”と慰めてくれます。

私はこのアシスタントの問題は、事務局に責任があると思います。

なぜお茶ばかり飲んで働かないアシスタントを指導しないのでしょう。

今回のワークショップは作家の待遇に関して、非常に大きな問題を抱えています。

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☆橋部を台座に載せて、左右の傾きのバランスと、窓への入れ込みの高さ具合をチェックしました。

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☆橋部をもう一度降ろして、大理石の位置あわせと橋部上面の仕上げをしました。

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ムラットが勝手に作業を進めてしまいます。

彼が手伝ってくれるのはありがたいのですが、作家ではありませんのできっちりした仕事が出来ません。

実に荒っぽくて、もういいからやめてくれ!と何度か言って制止しないと大変なことになります。

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☆仕上げは最終日の明日にまわすことにして(本当は今日ですべてを終わりたかった)、ほぼ完成した作家たちの作品を見て廻りました。

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バレンティーが兆速で仕上げています。足の傷もかなり快方へ向かっているようです。

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☆ホテルのディナーがあまりにもひどいし、港街なのに一度も魚料理を食べさせてもらっていないので、夕食は海辺のシーフードの店へ行くことになりました。

このワークショップの最大の問題は、食事に関して最低レベルの作家待遇しかしていないということです。

外に出ればとても美味しい料理にあふれているのに、私たち作家たちは自腹を切って外食に出なければならないのです。

これほど作家に余計な出費をさせるシンポジウムは初めてです。

☆途中で素晴らしいディスプレーの高層マンションのオフィスを通りかかりました。

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エッセンの指定した店でエッセンと落ち合いました。

食べたい魚を自分でセレクトしてオーダーするシステムです。

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私のオーダーしたのはえびとイカ。イカの中にはチーズが詰まっていました。

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ムール貝売りが通りかかったので買い求めました。

先日買ったときの半額の安さで、しかもこうして開いて皿に並べてくれます。

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シーフード店の支払いは、一人50トルコリラ(2300円)!

たったえび2匹、イカ2匹、ビール小瓶2本でこの値段、日本より高い!

これまでブログで紹介してきた外食・酒宴は、すべて作家自身の支払いです。

☆帰路に、なぜ今日はギョックハンは作業をしなかったのかとエッセンに尋ねました。

彼女は、さあ?ととぼけています。

それで、なぜあなたたちはお茶ばかり飲んでいるアシスタントたちの指導をしないのか?と問いかけたところ、彼らはボランティアであり、ティーンエイジャーであり(これはまったくの間違い、彼らは25歳のPelinとごく親しい年齢の近い学生たちなので20歳は超えている)、彼らにどうしろといえる立場に無い、という信じられない返答。

作家たちはアシスタントが付けば、無報酬であろうが年齢がどうであろうが、きちんと働いてくれるものと受け取る。

それを、アシスタントたちがお茶ばかり飲んでいようが、作家の作業を手伝わないで居ようが、主催者には何の関係も無いという。

それでは一体何のために作家にアシスタントを付けたのだろう?!

こんな働こうが働かなかろうが、一切主催者には関係ありませんというアシスタントなんて、アシスタントではないし、最初から居ないほうがましです。

さらにエッセンは、私が昨日トングチュに激怒したことをとがめます。

その当人のトングチュは、今日はやたらと私に刃向かい、なんと貸した金を返せとまで言ってきました。

トングチュがこんなチンケな男だったのかとがっかりしましたし、トングチュもエッセンもなぜ私が激怒したのかの理由さえわかっていません。

ここに来て、私は非常に不愉快な気持ちでこのイズミールを去ろうとしています。

イズミールはとても魅力的な街です。でもその好印象をワークショップの関係者たちがことごとく打ち消しています。

チャンダーが、ことあるごとにこんなワークショップは2度と参加しないとはき捨てていますが、今の私も同じ気持ちです。


☆昨日は手配していたリフトが来ましたが、私はリフトを使うのは窓を建てる時だけで、朝の段階ではとてもそこまで辿り着ける状態ではありませんでした。

しかしリフトが来るのは昨日が最終で、しかも私の作業くらいしか利用する作業が無いとわかって、突貫で窓を仕上げることになりました。

まずはクロージングセレモニーで展示設置する場所を決め、設置の準備にかかりました。

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上下を切りそろえ、心棒用の穴を開け、その作業が終わるとチェーンソーで全面にテクスチャをつけて仕上げていきます。

このあたりから秒読みの作業になってきたので、私はかなり殺気立ってきます。

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まずは仕上がったほうから設置作業にかかります。

ところが作品を吊るのにスリング(吊り帯)がなく、ロープで吊ろうとしますので、なぜスリングを準備できないのかと私は激怒!

先日は、他の作家はちゃんとスリングで作業をしていたのです。

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ようやく荷締め用のベルトを見つけてきて来ました。

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設置している間に、もう片方の窓を仕上げなければなりませんので、モタモタしているギョックハンへの注文がきつくなります。

とうとうギョックハンは切れてしまって、これ以降一切手伝わなくなってしまいました。

こんなアシスタントの務めを果たせないアシスタントは目障りなだけです。

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無事設置が終わり、記念写真。

実はもう片方の仕上げを急いでいる時に、手伝ってあげようとしたトングチュが、私がせっかくテクスチュアをつけた面をチェーンソーで均していきます。

秒刻みの高ぶった気持ちで作業していた私は、トングチュに大激怒!

私の作業が超突貫での作業だったのでいい加減にでたらめに面を撫ぜていると思ったのでしょう。

トングチュも彫刻家なのです。

私がやっていることが理解できないなんて話になりません。

さらに一緒に手伝ってくれたムラットも、訳がわからないので、つけてはいけない深傷をやたらつけてしまって、私はその傷を消してしまわなければならない余計な手間までかかってしまって、逆上状態だったのです。

という訳で、この記念写真は怒りが治まらない私をなだめてのものなのです。

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一応、窓の設置は終わったのですが、前日から突風が吹きまくっていて、色んな物が倒れて壊れてしまったりしているので、底部を接着剤で止め、橋部を取り付けて固定するまでの間の補強を施しました。

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☆一段落したので、完成目前の各作家の作品を見て廻りました。

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☆突風でとうとう私のテントは壊れてしまいました。

もう殆ど作業は終わった感じなので、テントは無くても大丈夫です。

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私はやりかけていた橋部の補正作業の仕上げを進めました。

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☆と、突然に”ハロー!何かお手伝いしましょうか!”とPelinがやってきました。

彼女は昨日までホリデーで仕事が休みだったのです。

さっそく、建立した窓のチェーンソーのケバを取る作業をやってもらいました。

肝心の私のアシスタントのギョックハンはあれっきりお茶を飲んでおしゃべりに興じて何も手伝いません。

何のためにワークショップのアシスタントをやっているのでしょうか。

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本当にPelinはいい娘です。

また会えることがあるでしょうか。

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