忍者ブログ
彫刻家・田中等の日々雑感・最新情報
[956]  [955]  [954]  [953]  [952]  [951]  [950]  [949]  [948]  [947]  [946
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

☆ワークショップもいよいよ大詰めとなりました。

昨夜は夜中に大雨となり、テントを外して雨晒しになった作品のことなど考えていると、午前2時前に停電になり、それから寝付けなくなり、電気が復旧してから起きてブログを更新し、3時半にまた寝ました。

今朝は雨上がりの上天気でした。

案の定、作品の一部には水がたまり、水の染みが出来ていました。

DSC00242.JPG





















アシスタントのギョックハンは、今日は作業着に着替えもせず、私の作業場に一歩も近づかず、何もしませんでした。

私も金輪際、ギョックハンの顔も見たくないので、独りで窓の仕上げの作業を進めました。

手伝ってくれたムラットがやはり”アシスタント・・・アシスタント・・・”とつぶやきますが、”いいよ、TANAKAのアシスタントは私がしてあげるから”と慰めてくれます。

私はこのアシスタントの問題は、事務局に責任があると思います。

なぜお茶ばかり飲んで働かないアシスタントを指導しないのでしょう。

今回のワークショップは作家の待遇に関して、非常に大きな問題を抱えています。

DSC00243.JPG





















☆橋部を台座に載せて、左右の傾きのバランスと、窓への入れ込みの高さ具合をチェックしました。

DSC00245.JPG





















8d43a9a6.jpeg





















☆橋部をもう一度降ろして、大理石の位置あわせと橋部上面の仕上げをしました。

4f813e6b.jpeg


























7a8dc1c0.jpeg

























ムラットが勝手に作業を進めてしまいます。

彼が手伝ってくれるのはありがたいのですが、作家ではありませんのできっちりした仕事が出来ません。

実に荒っぽくて、もういいからやめてくれ!と何度か言って制止しないと大変なことになります。

DSC00250.JPG





















☆仕上げは最終日の明日にまわすことにして(本当は今日ですべてを終わりたかった)、ほぼ完成した作家たちの作品を見て廻りました。

ede6f46f.jpeg





















バレンティーが兆速で仕上げています。足の傷もかなり快方へ向かっているようです。

785a6c79.jpeg





















43e69621.jpeg





















9e6aaf53.jpeg





















b71cf186.jpeg





















DSC00257.JPG





















DSC00260.JPG





















☆ホテルのディナーがあまりにもひどいし、港街なのに一度も魚料理を食べさせてもらっていないので、夕食は海辺のシーフードの店へ行くことになりました。

このワークショップの最大の問題は、食事に関して最低レベルの作家待遇しかしていないということです。

外に出ればとても美味しい料理にあふれているのに、私たち作家たちは自腹を切って外食に出なければならないのです。

これほど作家に余計な出費をさせるシンポジウムは初めてです。

☆途中で素晴らしいディスプレーの高層マンションのオフィスを通りかかりました。

DSC00266.JPG





















DSC00271.JPG





















DSC00272.JPG





















DSC00275.JPG





















エッセンの指定した店でエッセンと落ち合いました。

食べたい魚を自分でセレクトしてオーダーするシステムです。

91f44a6f.jpeg





















DSC00280.JPG





















DSC00282.JPG





















DSC00284.JPG





















私のオーダーしたのはえびとイカ。イカの中にはチーズが詰まっていました。

DSC00287.JPG





















DSC00289.JPG





















DSC00295.JPG





















ムール貝売りが通りかかったので買い求めました。

先日買ったときの半額の安さで、しかもこうして開いて皿に並べてくれます。

DSC00303.JPG





















シーフード店の支払いは、一人50トルコリラ(2300円)!

たったえび2匹、イカ2匹、ビール小瓶2本でこの値段、日本より高い!

これまでブログで紹介してきた外食・酒宴は、すべて作家自身の支払いです。

☆帰路に、なぜ今日はギョックハンは作業をしなかったのかとエッセンに尋ねました。

彼女は、さあ?ととぼけています。

それで、なぜあなたたちはお茶ばかり飲んでいるアシスタントたちの指導をしないのか?と問いかけたところ、彼らはボランティアであり、ティーンエイジャーであり(これはまったくの間違い、彼らは25歳のPelinとごく親しい年齢の近い学生たちなので20歳は超えている)、彼らにどうしろといえる立場に無い、という信じられない返答。

作家たちはアシスタントが付けば、無報酬であろうが年齢がどうであろうが、きちんと働いてくれるものと受け取る。

それを、アシスタントたちがお茶ばかり飲んでいようが、作家の作業を手伝わないで居ようが、主催者には何の関係も無いという。

それでは一体何のために作家にアシスタントを付けたのだろう?!

こんな働こうが働かなかろうが、一切主催者には関係ありませんというアシスタントなんて、アシスタントではないし、最初から居ないほうがましです。

さらにエッセンは、私が昨日トングチュに激怒したことをとがめます。

その当人のトングチュは、今日はやたらと私に刃向かい、なんと貸した金を返せとまで言ってきました。

トングチュがこんなチンケな男だったのかとがっかりしましたし、トングチュもエッセンもなぜ私が激怒したのかの理由さえわかっていません。

ここに来て、私は非常に不愉快な気持ちでこのイズミールを去ろうとしています。

イズミールはとても魅力的な街です。でもその好印象をワークショップの関係者たちがことごとく打ち消しています。

チャンダーが、ことあるごとにこんなワークショップは2度と参加しないとはき捨てていますが、今の私も同じ気持ちです。

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カウンター
プロフィール
HN:
田中 等
性別:
男性
職業:
彫刻家
自己紹介:
宮崎県在住の彫刻家。
バーコード
ブログ内検索
フリーエリア
最新CM
[08/07 田中]
[08/07 りか]
[03/03 田中]
[03/02 杉尾 幸]
[03/01 NONAME]
最新TB
忍者ブログ [PR]