彫刻家・田中等の日々雑感・最新情報
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☆昨日は手配していたリフトが来ましたが、私はリフトを使うのは窓を建てる時だけで、朝の段階ではとてもそこまで辿り着ける状態ではありませんでした。
しかしリフトが来るのは昨日が最終で、しかも私の作業くらいしか利用する作業が無いとわかって、突貫で窓を仕上げることになりました。
まずはクロージングセレモニーで展示設置する場所を決め、設置の準備にかかりました。
上下を切りそろえ、心棒用の穴を開け、その作業が終わるとチェーンソーで全面にテクスチャをつけて仕上げていきます。
このあたりから秒読みの作業になってきたので、私はかなり殺気立ってきます。
まずは仕上がったほうから設置作業にかかります。
ところが作品を吊るのにスリング(吊り帯)がなく、ロープで吊ろうとしますので、なぜスリングを準備できないのかと私は激怒!
先日は、他の作家はちゃんとスリングで作業をしていたのです。
ようやく荷締め用のベルトを見つけてきて来ました。
設置している間に、もう片方の窓を仕上げなければなりませんので、モタモタしているギョックハンへの注文がきつくなります。
とうとうギョックハンは切れてしまって、これ以降一切手伝わなくなってしまいました。
こんなアシスタントの務めを果たせないアシスタントは目障りなだけです。
無事設置が終わり、記念写真。
実はもう片方の仕上げを急いでいる時に、手伝ってあげようとしたトングチュが、私がせっかくテクスチュアをつけた面をチェーンソーで均していきます。
秒刻みの高ぶった気持ちで作業していた私は、トングチュに大激怒!
私の作業が超突貫での作業だったのでいい加減にでたらめに面を撫ぜていると思ったのでしょう。
トングチュも彫刻家なのです。
私がやっていることが理解できないなんて話になりません。
さらに一緒に手伝ってくれたムラットも、訳がわからないので、つけてはいけない深傷をやたらつけてしまって、私はその傷を消してしまわなければならない余計な手間までかかってしまって、逆上状態だったのです。
という訳で、この記念写真は怒りが治まらない私をなだめてのものなのです。
一応、窓の設置は終わったのですが、前日から突風が吹きまくっていて、色んな物が倒れて壊れてしまったりしているので、底部を接着剤で止め、橋部を取り付けて固定するまでの間の補強を施しました。
☆一段落したので、完成目前の各作家の作品を見て廻りました。
☆突風でとうとう私のテントは壊れてしまいました。
もう殆ど作業は終わった感じなので、テントは無くても大丈夫です。
私はやりかけていた橋部の補正作業の仕上げを進めました。
☆と、突然に”ハロー!何かお手伝いしましょうか!”とPelinがやってきました。
彼女は昨日までホリデーで仕事が休みだったのです。
さっそく、建立した窓のチェーンソーのケバを取る作業をやってもらいました。
肝心の私のアシスタントのギョックハンはあれっきりお茶を飲んでおしゃべりに興じて何も手伝いません。
何のためにワークショップのアシスタントをやっているのでしょうか。
本当にPelinはいい娘です。
また会えることがあるでしょうか。
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