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彫刻家・田中等の日々雑感・最新情報
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☆今日は昨日ほどの冷え込みはありません。日中は暖かく、上着はシャツ1枚で充分でした。
夕刻からはどんよりと曇り空となり、それとともに冷え込んできました。

☆今日は朝のうちに、石材店の霊標の仕事で出かけました。
まず木城町の中心地に近い中川原墓地へ。
そこに祭ってあった地蔵様に注目!でした。
表情が良いとか出来がいいということではなく、法衣がきちんとごまかしなく作ってあって、しかも背面もしっかり彫ってあることに驚いたのです。
私が六地蔵を頼まれて最も時間をかけて資料を探し、非常に苦労したのがこの法衣の構造、そして背面の法衣の構造なのでした。
世に出回っている地蔵像の類は、この法衣の構造がいい加減であり、背面はほとんどのっぺらぼうでごまかしてあります。多分、法衣の構造がわからないからです。
私に六地蔵を依頼したY住職も、実際に自分で法衣を着てみたりして協力していただきましたが、結局は良くわからず、最終的には手に入るあらゆる仏像写真集や仏像制作入門書等から背面を導き出すことしか出来ませんでした。
この地蔵像の背面がわかれば私の六地蔵制作はもっと早く手がけることが出来たのです。
ところがこんなところにきちんと法衣が背面まで正確に彫り込んである地蔵があったのです。
2007_1120_002.jpg2007_1120_003.jpg





















2007_1120_004.jpg2007_1120_005.jpg





















次に高鍋町内の官軍墓地へ。ここは町外れの谷あいに沿った山手にある墓地です。
キャタピラーがやっと通る細い坂道しか搬入口がありません。
昔の石材店はこうした所を人力で墓を担ぎ上げたのです。
田舎の墓地はこんなところばかりです。
2007_1120_007.jpg
























☆墓地から帰って、昼前に次男を内科医へ連れて行き、お昼に高校まで送りました。
帰路にホームセンターへ寄り、エアーホースを買い(これまでのホースが劣化してしまった)、道具類を物色しました。
Filinの使っていたアクションサンダー(ワンタッチでサンドペーパーを取り付ける)など、大理石での制作に有効な道具類を下見です。
やはり大理石には大理石加工用の工具類を使ったほうがはるかに効果的だと今回悟りました。
しかし、当分は何の仕事もないので、工具類を買うことは出来ません。

☆午後半ばから霊標の刻字作業。
そして夕刻に再び次男を高校へ迎えに行き(5校時は保健室で横になっていたようですが6校時には普通に授業をうけたとのこと。)、結局は今日は自分の制作は出来ませんでした。
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田中 等
性別:
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職業:
彫刻家
自己紹介:
宮崎県在住の彫刻家。
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