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彫刻家・田中等の日々雑感・最新情報
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☆シンポジウムも後半に入っています。

私はユーリー個人の仕事が入ったので、シンポジウム作品を急いで仕上げなければなりません。

今日から水磨きに入りました。

とりあえず突起部だけは砥石で水磨きしました。

 

☆朝まで雨でしたが作業にかかる頃には雨も止み、しばらくは小康状態が続きました。



☆午前の様子です。

トーマスがエアーチッパーを使っているのでびっくりしました。

この小さなコンプレッサーでもホースの径を大きくするとエアーチッパーが使えるのですね。

 

 

 

 



私は200#のセラミカによる水磨きに入りました。

私のセラミカは日本のエアーサンダー用の径の小さなものですので、トルコで買ったワンタッチ・ペーパー用のクッション台座には小さすぎます。

水道がないので少しずつ水を流しながら使います。



☆ランチに行くと、ウエイトレスがまず持ってきたのは唐辛子入りウオッカのボトルでした。



私は昨夜までの食事でもう胃の中が限界でしたので、今日のランチは胃を休めることにして、魚スープだけしかオーダーしていませんでした。

しかし、ウオッカを一気飲みしないことには食事に入れません。

グラスは空ですがボトルはもう3分の1が減っていますので、一気飲みの後です。



とそこへ、なんとまたサラが出てきたではありませんか!

覚悟してウオッカをまた一気飲みして、サラをいただきました。



☆早めにランチを切り上げて作業に戻りました。

水はダニエプル川からペットボトルに入れてきますが、アレクサンドルがこうするとコンスタントに水が出るよ、とペットボトルの下に小さな穴を開けてくれました。



夕刻に激しい雷雨となり、非常に暗くなって研磨面が見えなくなってしまいました。

それで研磨の汚れを綺麗に洗い流そうとペットボトルの水をかけたら、なんと水には大量の砂が混じっていました。

これでは砂で表面を削っていたことになります。

日本と違ってこちらの川は長いので、川岸は日本の海岸のように砂浜になっています。

砂が入らないように気を使って川水を汲んだはずなのですが、川水そのものにすでに砂が巻き込まれているのでしょう。

これでは研磨に使えません。

 

☆ランチを軽く摂っておいたおかげで、夕食は美味しく無理なく食べられました。

このトマトとモッツアーレチーズのサラダは、まぶされた松の実とバジルソースの組み合わせがとても美味しかったです。

 

 

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☆昨日の報告です。

朝のうちは晴れていましたが、午後から雨となり冷え込んできました。

左の倉庫のような建物が廃墟をギャラリーに改装中。右の建物が画家たちのレジデンス制作の場の廃墟。



コヒータイムはニコラの買ってきたスイカでした。



昨日はジョニゴヴァに借りた100#のセラミカをかけました。

これでほぼダイヤの傷は取れました。



☆ブラッドの車がトヨタであることは最初にUPしましたが、ウクライナの彫刻家は殆ど日本車に乗っています。

これはニコラのピカピカのホンダ。

彼は実はウクライナでは有名な作家でした。凄い数のモニュメントを作っていて、リッチな作家のようです。



これはアレクサンドルのスバル。



コシュマルはフォードですが、ジョニゴヴァもグルジアでは日本車は買えないのでフィンランドでトヨタを買って乗っているそうです。

しかし道路を走っている一般の人たちの車は昭和30年代の三角窓のあるタイプの車ばかりです。

ウクライナでは彫刻家がいかにリッチかということです。

この春まで車を持つことさえできなかった私にとっては考えられないことです。

☆ランチです。

一昨日の生にんにくが効いていて、とうとう胃薬を飲み始めた私には、昼間からこんな分厚いビーフステーキはあまりにも食が重過ぎます。



☆夕刻には突起部の立ち上がり部と台形と後部フォルムの接合部を砥石で仕上げていきました。



☆夜にレストランである催しが開かれました。

実はまだ地元の画家たちは残ってレジデンス制作を続けていて、今夜は彼らの作品をレストランに展示してのパーティーが開かれました。

オーナーのユーリー自らが展示作業を進めます。

 

昨夜は特別にシェフとソムリエがやってきてのワインパーティーが開かれたのでした。

それぞれのワインに合わせての料理をシェフが用意しました。

 

 

 

 

 

ソムリエの説明を私に通訳するために、ユーリーが私の隣に席を取ってくれました。

そして、私の仕事がまもなく終わるので、残りの期間で彼の自宅の日本庭園に置く作品の制作を依頼されました。

 

 

 

料理を担当してくれたシェフです。

 

 

 

 



☆天気予報では雨でしたが、夜明け前の曇天が次第に明るんで、晴れとなりました。

 

☆作業場へ行くと誰も居ません。

どうしたのかと思ってレストランへ戻ってみると、みんな遅い朝食を摂っていました。

どうやら昨夜は寂しくてトーマスが深酒をして、起きれなかったようです。

それで私が作業場の小屋の鍵を開けて準備をします。

この作業小屋の鍵がもの凄く頑丈なものなのです。

 



☆私はオフセット砥石でダイヤカップの傷を取る作業を進めました。

 

 

☆ランチタイムにはウオッカの最高級のNemiroffが出てきました。

これには理由があります。

 



お昼前にニコラがキエフから帰ってきましたが、手土産にウクライナの珍味、”サラ”を持ってきてくれたのです。

サラは豚の脂身を塩とペッパーで漬け込んだものを、おき火で炙ったもので、いわばこれぞトントロ、絶妙な塩加減でメチャウマです。
まさにトロ!

これには最高級のウオッカでなければならないそうです。

サラと一緒に生にんにくと生たまねぎを頬張ってウオッカを一気飲み!

(ウオッカは一気に飲み干すのが礼儀。ちびちび味わって飲むのは最も嫌悪される邪道です。)



タイミングよくアレクサンドルも戻ってきて賑やかになりました。



コシュマルが手にしているのは、すでに2本目のNemiroffです。



サラも2皿目が出てきました。

これは宴会ではありません。ランチです。

 



☆夕刻までジョニゴヴァから借りた50#のセラミカ(セラミック砥石)を掛けてみました。

 

☆今日は朝から快晴の一日でした。



☆突起部の谷あい部の成形に、ひょっとして持参したミニエアーリューターは小さなコンプレッサーでも使えるのではと思って試してみると、力はないものの充分使えることが判りました。



☆午前の様子です。

こんな美しい川沿いのこれくらいの広さの作業場があれば最高ですね。

 

 



☆ランチタイムです。



この猫はユーリーが日本から連れてきたのだそうです。

 



と、そこへこれからみんな帰るんだ、と画家たちがやってきました。

やはり彼らのレジデンス制作は昨日までで、午前は片付けや荷造りをしていたのでしょう。

See You!とお互いの名刺交換で別れを惜しみました。



☆麗しの今日のダニエプル川。

 



画家たちの去ったあと、急に寂しさに襲われました。

昨日はマルタが去り、今日は画家たちも去り、残るは私たち彫刻家のみ。

しかも私はもう殆ど作品は完成しています。

私も帰りたい・・・・

シエスタでベンチに横になると、哀しさで涙が出そうになりました。

☆夕刻の様子です。

今日はニコラもアレクサンドルも居ず、作家は4人だけでした。



よく見ると、容量的には私の作品もコシュマルの作品も同じくらいですね。

 



私は突起部の研磨や全体の細かな凹凸の修正などしましたが、昨日から殆ど外面的な変化はありません。




☆今日は朝のうちは重い曇天でしたが冷え込みはなく、お昼前のコーヒータイムあたりから青空が広がってきました。

 



☆ユーリーがやってきて、先日一緒に来たのっぽの息子さんが(大学でテクノロジーのプログラミングを学んでいるということ)、私の作品を大変気に入って興味を持っているので画像を送ってやりたいとスマホで画像を撮って送信してくれました。

 



☆コシュマルが、これがノーマルなウクライナの9月なんだといっていました。

 



☆今日のランチです。

サラダはボイルした野菜のサラダ。



今日はビールと一緒に飲んだのはウオッカではなく、別なお酒です。

ウオッカよりもクリアーな色で、日本の焼酎の原酒(黒木本店の「ハナタレ」に似た感じ)に近いです。



メインメニューはガチョウの胸肉のローストとポテトとクリームの重ね焼き。

 

 



☆午後の様子です。

私は一日、突起部の研磨作業でした。

 

 

 



☆夕刻になってマルタがこれから帰ることを知りました。

夕刻の冷えと共に、一抹の寂しさが漂いました。

 



そこへユーリーがやってきて、私の作品を大変好きだといってくれました。

シンポジウムのオーナーにそう言われると感無量です。



☆夕食のスナップです。

ユーリーを囲んで画家たちのグループと一緒に。

やはり画家たちにとっては最後の宴だったようで、抱擁の宴となりました。

 

☆今日は快晴の実に爽やかな一日でした。

とても暖かく、私はずっとTシャツで過ごしました。

それで朝一番にドニエプル川で防寒ジャンパーを洗濯しました。



☆久しぶりに陽射しを受けての制作会場です。

 



☆私たちの制作会場の背後にある白い建物(廃墟)が画家たちの制作場所です。

 

 

 

 

 



あっ、これは昨日の夕食の時に見せてもらったマルタの絵です。

マルタは画家として参加していたのです。



☆天気が好いのでお昼はテラスでビールです。

 



最高に幸せなひと時です。

 

 



アイスランドの作家の絵です。

深みのある迫力ある魅力的な絵で、見ていて飽きません。



☆実は今日のような爽やかな天候が普段のウクライナの9月の気候なのだそうです。

やはり今年はどこも異常気象のようです。

 



☆午後の様子です。

 

 

私の作品はほぼ形を出す作業が終わりました。

これから細かな仕上げをしながら、研磨作業にかかります。

 

 

 



☆作業を早く終えて川べりに写真を撮りに行くと・・・・

 

あれっ?画面の右端で大きな紙を広げて引きずっているのはマルタではありませんか!



岸辺の絵を描いていたのだそうです。

 

 



☆夕食時にユーリーがやってきました。

彼のメニューを、美味しいから是非、と半分分けてくれました。

チキンのミンチのライス添えです。

 

☆今日も重い曇天の一日でした。

制作は順調に進みました。

 



私の作品は午前のうちに後部のフォルムの仕上げと前部の台形部の右斜面の成形を終えました。

台形部の突起の厚みを取り直して、230mmのディスクでの作業は終わりました。



☆お昼は今日もサマーテラスで。

というより、作業着の石粉でレストランが汚れるので、コシュマルが気を使ってサマーテラスで昼食を摂ることにしたようです。

そして私は懲りずに唐辛子入りウオッカ、他の作家たちはウイスキーです。

 



私のメニューはウサギ肉のミンチ?



☆午後の作業の様子です。

私は明日までにはほぼ形が出ます。

残りの2週間で研磨作業ということになります。

私の作品が一番小さいのですが、最初に案内を貰った時の石のサイズぎりぎりの大きさなのです。

 

 

 

 

 



夕刻には青空が見えてきました。

天気予報では、明日は晴れるようです。



☆夕食のメニューのサラダはチキンとゆで卵とチーズのサラダ。



そしてパイで包んだ鮭。

今夜はウオッカは出てきませんでした。



そしてデザート。もちろんは私はデザートは摂りません。

欧米の人たちは、必ず食事の締めに甘いデザートを取ります。

日本男児はそんなものは食わない、と私は突っぱねます。

 

☆昨日の報告です。

良く寝たのですっきり爽やかな目覚めでした。

日中は雨にはならず、寒さも一段落でした。

昨日の各作家の作業の様子です。



 

 

 

 



☆レストランでは夜の催しの準備が行われていたので、お昼はサマーテラスでした。

懲りずにウオッカです。



☆午後にパトロンのユーリーと彼の息子さんがやってきました。



息子さんの背の高いこと!隣に並ばせられた私はまったくの小人です。



☆レストランではなにやらヘルス・キッチンとかいう催しが行われていて若い女の子たちがたくさん来ていました。

それで私たちは夕食もサマーテラスで摂りました。

 

 

 



ウクライナ語はまったくわからなくても楽しい宴でした。

☆今日は朝のうちは重い曇天でしたが、作業を始めるとまもなく雨となりました。

いつもより一枚重ね着をしたのですが、雨が霙のように冷たくて、底冷えの寒さに震えながらの作業となりました。



☆やっと寒さを凌いでのランチとなりましたが、みんな寒さが堪えて、ビールは摂らずにいきなりウオッカ、それも唐辛子入りのウオッカで体を芯から温めることになりました。

 



この唐辛子入りのウオッカがピリッとしていてすごくうまいのです。

大好きになってしまいました。

しかし40度です。

 



食事も美味しくて、ぐいぐい唐辛子入りのウオッカが進みます。



暖かい魚スープも体を癒してくれます。

 

 



結局、お昼にまたも唐辛子入りウオッカをボトル2本空けてしまいましたが、そのうちの1本は殆ど私が飲み干してしまいました。

それで午後の作業にはすぐに入れず、軽く仮眠を取るつもりが、部屋で横になるとそのまま昏睡してしまいました。

夕刻には目が覚めたのですが、私は作業が誰よりも先に進んでいるので、そのままベッドに入って寝ました。

夕食もパスしていたら、先ほど心配したマルタから電話がありました。

まだ9月に入ったばかりです。

これ以上の寒さにはコシュマルのプレゼントしてくれたセーターを着込むしかありません。

完全に宮崎の真冬です。

☆昨日の報告です。

昨日は朝のうちは青空でしたが、次第に曇天となり、夕刻からは再び雨となりました。

ようやくテントが来ましたので雨の前にセットしました。



昨日はコシュマルとトーマスたちはキエフへ工具を買いに行って、制作会場は私とジョニゴヴァとニコラの3人だけでした。

今のところ制作は順調に進んでいます。

 

☆夕食までには全員そろいました。

私のメニューは鱈の切り身。

 

頬杖を着いている若い女性はコーディネーターのアレクサンドルの娘さんのマルタ。

実は2年前に、ベルリンの大学で石彫を教えておられる橋本さんという日本人彫刻家がこのシンポジウムに参加されているのですが、マルタはベルリンでの橋本さんの教え子になるそうです。

 

昨夜もウオッカがボトル2本、空になりました。



食後にロビーで”Marco in Art云々”というコメディー短編ムービーを見ました。

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