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☆昨夜は雨風がつよく、まさに嵐でした。
今朝は風も収まり雨も小康状態なので、もう台風は行ってしまったのかと思っていましたが、しかし再び雨が強くなり、とても作業できる状態ではありません。
ホテルのカーテンを開いてみると、窓にはテープが張ってあり窓枠には浸水防止の新聞紙が丸めてつめてあります。
朝食にいつもの時間に降りていくと、インフォメーションカウンター脇に台風の進路が張ってありました。
それを見て愕然。台風は行ってくれたのではなくまだこれからやってくるではありませんか。しかも海上を通り抜けて台湾への直接な被害はないと言っていましたが、進路が逸れて台湾へ向かってきているではありませんか。
作家たちはあきらめて、いつもの時間に食事を摂っているのはRobert一人でした。
ほかはほとんど日本人の団体観光客ばかりです。最近は中国人より日本人のほうが多いです。
沖縄のY町からやってきたこの団体さんは、帰路の飛行機が飛ばないと混乱状態でした。
部屋に戻ってYahooの天気予報を見ると、この15号は今年最大級の台風だと言うこと、しかもまだ台湾をにらむ海上にあり、台風は台北あたりを北上し明日の朝になってもまだ花蓮は暴風圏内にあるようです。
これからが台風本番なのです。
みんな、台風のおかげでおいしいものが食べられて、と喜んでいますが、実際は仕事が進まないので内心は非常に苛立って疲れています。
昨日のランチも夜までもたれていました。
私たち貧乏人は、ご馳走はたまにがよいようです。
☆それでは昨日の午後からの観光の報告を少し。
ここは北濱海岸の美崙渓の河口部と花蓮港を見渡せる高台にある松園別館。
日本軍の「兵事部」オフィスとして建てられたもの。
日本統治時代には高級将校用招待所となっていて、日本の神風特攻隊が出陣するときも、将校たちはここから彼らを見送ったと言う。
それらの施設が現在はギャラリーとして再生されているようです。
日本でも行われている古民家再生にも似ていますが、再生の仕方がとても小洒落ていて、すがすがしい空間となっています。
後ろの建物のなかには特攻隊が出陣前に飲んだ「御前酒」の酒器など日本軍の遺物が保存されています。
また敗戦時に将校たちはここで切腹をしたと言うことです。
現在は音響設備を整えての活用を行っているようです。
Bernard夫妻が興味深げに見ている植生、なんだか私たちの幼いころは日本中にこんな風景があったような気がします。
ここは仏教系の大学構内にある竹でできた家。
とても美しいものでした。