彫刻家・田中等の日々雑感・最新情報
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
☆北川太郎氏の今回のペルー便りは、当地の石屋さんの石の扱いについての大変興味あるものです。
”今日は石屋にて どの様に石を積み降ろすかを報告させて頂きます。
来年の個展に向けて2㍍前後の作品を7点展示したいと考え、石材を購入しているのだが、今日はそのうちの5個目と7個めの石が到着した。
”今日は石屋にて どの様に石を積み降ろすかを報告させて頂きます。
来年の個展に向けて2㍍前後の作品を7点展示したいと考え、石材を購入しているのだが、今日はそのうちの5個目と7個めの石が到着した。
「石材を購入」って言っても日本での購入とは違っており、自分が山に出かけて行き欲しい石を欲しい大きさに現地の人達に掘り出して貰うって要領である。
そうして掘り出した石がようやく石屋に到着したのだが、当然の如く重機等が無いので途方に暮れてしまう。
しかし此方では実に原始的ではあるが、合理的な手段でその問題を解決する。
ワイヤーの一方を石に結び、もう一方を立木に結ぶ、そしてトラックがそのまま前進していく事により石を大地に落とすというやり方である。
「ドスン。」っていう鈍い音をたてて落ちる石を見ていると改めて石の重さを感じてしまう。
全てがこんな感じであるから、何事も思った様にはいかない。
今日も1個の石がトラックに積み込む時に割れてしまった。自然の物だから仕方がないが、そうそう大きな石が取れる訳でも無い。
当初の予定の7点展示って考えを見直さなければならない様である・・・。
しかし石屋から見えるアンデスの雄大さを前にすると「まっいいか!! 何とでもなるし。」って気分になってくる。
PR
この記事にコメントする