彫刻家・田中等の日々雑感・最新情報
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☆午前のうちに、宮崎県立美術館で開催中の”僕たちの広場展#3”に行ってきました。
昨年の#2よりさらに充実した会場構成になっており、会場へ足を踏み入れるなり圧倒されました。
まったくやっている方向も素材も違う若手作家が、思い切った実験的な作品をぶつけ合えるこのような場を、私も若い頃は求めていました。
宮崎彫刻グループが当初は代表者を置かなかったのも、同じ様に一人一人の作家が最大のモチベーションをもって参加した集合体が作る場であって欲しいからでした。
しかし現実にはなかなかそうは行きませんでしたが、空港展が多くの作家の参加意欲を掻き立てるのも、運営方向に僅かながらでも私のそういう想いが残っているからでしょう。
私が若かったら是非参加させてもらいたかった展覧会です。
今後もむやみに参加作家を増やさず、ボスを作らず、新陳代謝の顕著な展覧会であって欲しいですね。
☆帰りに、前から気になっていた日大高校近くのイタリアパスタ店、”チャオパスタ”へ寄ってみました。
10号線から少し引っ込んだところにある、隠れ家的なすごく雰囲気のよい生パスタの店でした。
お客さんも多かったので、リピーターが多いのでしょう。
車を運転しているとお酒が飲めないので、これまで中々立ち寄れなかったのですが、非常に美味しいパスタ店でした。
妻も期待以上の美味しさに、また来ようと言っていました。
☆今日から、高鍋町美術館にて”「具体」が見つけた高鍋大師の魅力~へたっぴんの美学~”が始まりました。
☆オープニングセレモニー、内覧会に引き続いて、今井祝雄氏による”「具体」スピリッツとへたっぴんの美学”と題された講演会が開催されました。
広報が充分になされていなかったので参加者が少なかったのは残念でしたが、私にとっては具体美術の経緯は初めて知ることも多く、とても興味深い内容でした。
高鍋大師には具体美術の錚々たる作家たちが訪れて、岩岡翁の世界に仰天感動されていたことは今回初めて知ったことでした。
別な系列でも、故人の美術評論家・田中幸人氏(晩年に日向現代彫刻展も審査)の熱烈支持を受けて土谷武氏等、日本の現代彫刻界の錚々たる作家たちも高鍋大師を訪れて大感激されていたことも、今回初めて知った次第でした。
☆午後は今井祝雄氏のガイドによる高鍋大師の現地ツアーが行われました。
今井氏は一つ一つの石像を丹念に読み込まれていて、教えられることの多いツアーでした。
今井氏ら具体美術の作家たちが高鍋大師を知ることになったきっかけは、昭和53年にNHK宮崎放送局ロビーで開かれた「日独ビデオアート展」のシンポジウム・パネラーとして初めて宮崎へ来られた今井氏が、懇親会の席で、高鍋町出身の宮崎大学生に高鍋大師の存在を教えてもらい、翌日に高鍋大師を訪ねて仰天感動されたのが始まりです。
その高鍋町出身の大学生とは誰なのか?
多分、年代的に美術部後輩の某君ではないか、と推察するのですが、当時の私は高鍋大師の素晴らしさをことあるごとに吹聴して友人知人たちを高鍋大師へ案内していたので(安井・高鍋町美術館長も私に高鍋大師に連れて行かれた一人)、後輩の某君もそのうちの一人だったのかもしれません。
☆オープニングセレモニー、内覧会に引き続いて、今井祝雄氏による”「具体」スピリッツとへたっぴんの美学”と題された講演会が開催されました。
広報が充分になされていなかったので参加者が少なかったのは残念でしたが、私にとっては具体美術の経緯は初めて知ることも多く、とても興味深い内容でした。
高鍋大師には具体美術の錚々たる作家たちが訪れて、岩岡翁の世界に仰天感動されていたことは今回初めて知ったことでした。
別な系列でも、故人の美術評論家・田中幸人氏(晩年に日向現代彫刻展も審査)の熱烈支持を受けて土谷武氏等、日本の現代彫刻界の錚々たる作家たちも高鍋大師を訪れて大感激されていたことも、今回初めて知った次第でした。
☆午後は今井祝雄氏のガイドによる高鍋大師の現地ツアーが行われました。
今井氏は一つ一つの石像を丹念に読み込まれていて、教えられることの多いツアーでした。
今井氏ら具体美術の作家たちが高鍋大師を知ることになったきっかけは、昭和53年にNHK宮崎放送局ロビーで開かれた「日独ビデオアート展」のシンポジウム・パネラーとして初めて宮崎へ来られた今井氏が、懇親会の席で、高鍋町出身の宮崎大学生に高鍋大師の存在を教えてもらい、翌日に高鍋大師を訪ねて仰天感動されたのが始まりです。
その高鍋町出身の大学生とは誰なのか?
多分、年代的に美術部後輩の某君ではないか、と推察するのですが、当時の私は高鍋大師の素晴らしさをことあるごとに吹聴して友人知人たちを高鍋大師へ案内していたので(安井・高鍋町美術館長も私に高鍋大師に連れて行かれた一人)、後輩の某君もそのうちの一人だったのかもしれません。
☆明日から高鍋町美術館で”「具体」が見つけた高鍋大師の魅力・へたッぴんのびガく”が始まります。
この高鍋町美術館の企画展は、高鍋大師の魅力を「具体」(美術)からのアプローチによって、高鍋大師の本質的な価値を位置づけ、そして岩岡保吉翁の人間性をきちんと掘り起こし正面から評価していこうと言う、画期的なものです。
もちろん、高鍋大師を本質的に評価していた先人たちは他にも居ます。
ただ最も前衛的であり、その評価が今でも海外で見直しをされている「具体美術協会」の人々からの評価は、メンバーの今井祝雄氏の著した「へたっぴんの美学」を経て、一般の人々の関心をより深いものに導いた功績は大きなものがあります。
☆明日は午前10時から今井祝雄氏の講演が美術館ホールで開催され、午後2時30分からは今井氏による高鍋大師の現地ツアーが開催されます。
是非、多くの方にご参加いただきたいと思います。
☆なお、私たちまちなか商業活性化協議会が主催してこの夏に開催します”あかりオブジェ公開制作”(8月1日~7日)と石彫教室・”君もお大師さんを彫ってみるか”(8月2・3日)は、この美術館の企画と連動して開催します。
ぜひ高鍋大師と同じ石を彫って岩岡翁の気持ちになり、美術館、公開制作、高鍋大師を巡ってもらうと、高鍋町独自の彫刻空間を深く体験できると思います。
この高鍋町美術館の企画展は、高鍋大師の魅力を「具体」(美術)からのアプローチによって、高鍋大師の本質的な価値を位置づけ、そして岩岡保吉翁の人間性をきちんと掘り起こし正面から評価していこうと言う、画期的なものです。
もちろん、高鍋大師を本質的に評価していた先人たちは他にも居ます。
ただ最も前衛的であり、その評価が今でも海外で見直しをされている「具体美術協会」の人々からの評価は、メンバーの今井祝雄氏の著した「へたっぴんの美学」を経て、一般の人々の関心をより深いものに導いた功績は大きなものがあります。
☆明日は午前10時から今井祝雄氏の講演が美術館ホールで開催され、午後2時30分からは今井氏による高鍋大師の現地ツアーが開催されます。
是非、多くの方にご参加いただきたいと思います。
☆なお、私たちまちなか商業活性化協議会が主催してこの夏に開催します”あかりオブジェ公開制作”(8月1日~7日)と石彫教室・”君もお大師さんを彫ってみるか”(8月2・3日)は、この美術館の企画と連動して開催します。
ぜひ高鍋大師と同じ石を彫って岩岡翁の気持ちになり、美術館、公開制作、高鍋大師を巡ってもらうと、高鍋町独自の彫刻空間を深く体験できると思います。
☆午後から妻と宮崎市へ出て、”ART SPACE 色空”で開催中の”黒木周版画展”を見に行きました。
黒木さんの版画は木版画のように見えますが、実はベニヤ板に布を貼ってそれにインクをつけてプレスしてあります。
ですから彫刻刀を使った木版画には無いとても柔らかなフォルムとなります。
以前に宮崎市で教室をされていた時に、妻がしばらく教室に通ったことがありますのでご案内を頂きました。
☆次に近くの”ひまわり画廊”で若い作家たち3名が”THIS IS NOT AN ART ~これはアートではありません~”という展覧会をやっていましたので足を運びました。
彫刻は田村将太が参加しています。
「世間でアートと言われているものを疑ってみたい」というコンセプトなのだそうですが、その割には普通のグループ展となんら変わり映えしませんでした。
表現方法も展示方法もノーマルすぎます。
黒木さんの版画は木版画のように見えますが、実はベニヤ板に布を貼ってそれにインクをつけてプレスしてあります。
ですから彫刻刀を使った木版画には無いとても柔らかなフォルムとなります。
以前に宮崎市で教室をされていた時に、妻がしばらく教室に通ったことがありますのでご案内を頂きました。
☆次に近くの”ひまわり画廊”で若い作家たち3名が”THIS IS NOT AN ART ~これはアートではありません~”という展覧会をやっていましたので足を運びました。
彫刻は田村将太が参加しています。
「世間でアートと言われているものを疑ってみたい」というコンセプトなのだそうですが、その割には普通のグループ展となんら変わり映えしませんでした。
表現方法も展示方法もノーマルすぎます。