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彫刻家・田中等の日々雑感・最新情報
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☆今日はあいにくの雨の日曜日となりましたが、妻と一緒に宮崎市へ出かけました。

まず宮崎県立美術館で今日まで開催されていました”僕たちの広場展#2”へ顔を出してみました。

この展覧会は、30代の若い作家たちが中心になって集まったグループ展で、昨年は第一回展をアートセンターで開催したのだそうです。

私は昨年の展覧会を見ていないので、多分私がイランに行っていた時だったのかもしれません。

参加作家のうち面識のあるのは半数の作家ですが、確実にこれからの宮崎の美術界を担っていく作家たちばかりです。

近年、宮崎の美術界は若い作家たちの意欲的な発表が目を引きます。

ぜひ、この宮崎に大きな嵐を巻き起こして欲しいと思います。

彫刻は大野匠(宮崎大学講師)と田村将太(空港展事務局)が参加しています。

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☆引き続いて、今日からみやざきアートセンターで始まった”wonder art space”へ出かけました。

私はアートセンターの展覧会へ行くのは今日が初めてでした。

なんだか妙にごちゃごちゃした構成のセンターで、展覧会会場に辿り着くのがなかなか難儀でした。

この”wonder art space”という展覧会は、アートセンターが宮崎県内の若い作家たちを発掘する目的で応募を呼びかけ、選考された作家たち5組6人が個展形式で展覧会を開いているものです。

したがって、会場費は主催のアートセンターが負担しますので、発表したくても個展を開く経済力のない若い作家たちには大変ありがたい企画です。

この展覧会が今回が初めてなのか複数回目なのか、今浦島の私には分かりません。

今回は彫刻の横瀬勝彦と立花克樹が1組で2人展を開催しています。

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立花(左)と横瀬(右)。

立花は先月、ボリビアの木彫シンポジウムに参加してきたばかりなので、その話など興味深い話で盛り上がりました。

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ほかに湯浅義明君も個展を開いていました。彼も個展は久しぶりだと言うことでした。

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私たちの若い時代にはこんな発表の場も機会もなかったので、今の若い作家たちはとても恵まれていますね。

私も頑張らねば。

 
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☆昨日の午後に宮崎市へ出かける所用があったので、Artspace色空で開催中の杉尾龍司リトグラフ版画展へ顔を出しました。

宮崎県内では数少ないリトグラフ作家です。

是非多くの方々に観ていただけたらと思います。

会期は12月2日(日)まで。
月曜日、火曜日は休廊です。

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☆午後からスクーターで宮崎市へ出かけました。

☆まず本来の用件で、私の作らせてもらった大上家の墓碑のある某墓地へ。

奥さんがもっと墓碑を高くして欲しいと望んでおられるということで、見積もりを頼まれています。

しかし、嵩上げすると全体のバランスも狂ってくるし、頭の痛い課題です。

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この墓地は元禄時代からある墓地だそうですが、昭和50年代に近代的な集団墓地へと改装されたようです。

ところが古い地区らしく同姓の名前が多く、何と言うことか、同じ姓の墓碑は文字がすべて同じのコピー文字なのです。
墓碑もすべて同じコピー墓です。
私はこんなみっともない墓地は他に見たことがありません。

いくら姓が同じでも、みんな違う家ではありませんか。

美しい昔の墓を見るにつけ、現代は最も墓碑の文化レベルの低いどうしようもない時代だと悲しくなってしまいます。

こういう墓の中にあって、大上家の墓はきちんとしていると思うのですが・・・

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☆墓地を出て、県立美術館へ向かいました。

県立美術館では、現在、”アートエネルギー研究所”という一風変わったタイトルの企画展が開催されています。

県立美術館の所蔵作品を通じて、アートの持つ力をキーワードごとに様々な角度から体感してもらおうと言うものです。

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この展覧会では、アートフォーラムにイタリアの彫刻作品を展示してあり、通常の展示とは異なって、作品が密集した状態から定期的(1週間に1回)に数点ずつ分散していく「変化する展示」が試みられています。

ところがこの展示を見た県内の彫刻家某氏から彫刻をこんなに密集して展示するのはけしからんとお叱りを受けたのをはじめ、彫刻関係者からことごとく不評なのだそうです。

それでこの企画展の立案者である学芸員の藤元氏から、私からもご意見をいただけるとありがたいのですが、というメールをいただきました。

後半になるともうかなり彫刻が動いてしまっていますので、それで、今日さっそく出かけてみたのです。

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私は展覧会の意図するものがあっての通常とは異なる展示形態なので、別におかしいとも思いません。

会場にはきちんとこうした展示意図も示してあります。

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藤元氏は彫刻の持つ”位置エネルギー”と言うものを体感して欲しいのだそうです。

それで作品の移動は、参加者を交えて行っているのだそうです。

(藤元氏の作品は枕崎市のアートストリートに設置してありますので、彼なりの彫刻への理解は持っています。)

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藤元氏には”アートエネルギー研究所”の全展示作品について、付きっきりで解説して案内していただきました。

普段は展示機会の無い所蔵作品も、この企画だから一挙に展示できたものも多くあります。

是非多くの方々に見て欲しい意欲的な企画展です。

☆ばったり小澤・高鍋町長と中里・高鍋町社会教育課長とお会いしました。

先日、高鍋町で開かれた浅井祐介氏のワークショップ”植物になった白線@みやざき”の資料が彫刻展示室に展示してありましたので、一緒に見させていただきました。

このワークショップも藤元氏の企画だったそうです。

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☆帰り際から雨となっていました。

雨が止むのを待って夕暮れの冷え込んできた宮崎市を後にしました。

雨上がりの素晴らしい夕日が見送ってくれました。

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☆第64回宮日総合美術展の前期(絵画・彫刻・デザイン部門)が今日から始まりました。

彫刻部門は今回から入選率を他の部門と同レベルの44%にしましたので、ただでさえ限られた彫刻人口での応募者の半数以上が落選したことになりますので、これまでの受賞歴作家の皆さんが軒並み落選してしまうと言う大波乱となりました。(落選した作品にはサイズの出品規定違反が2点あったのは勿体無く、残念でした)

近年の特徴で、無鑑査以外はすべて木彫の作品となりました。

画像は展示作業のときのものです。

広々とした贅沢な展示空間となりました。

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☆高鍋町美術館で30日まで開催中の”石井琴月 楽しい書展”<神さまのおくりものー漢字たちの世界>へ行ってきました。

この展覧会は高鍋町美術館の企画展で、郷土作家シリーズの9回目の企画になるものです。

石井さんはこの5月にもパリで個展を開催され、彼女の独自の世界が様々な素材やバリエーションを使って展開されていて、肩苦しい書の展覧会ではなく、とても楽しい企画展となっています。


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パリでの個展の様子もパネルで紹介されていました。

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(会場の画像は石井さんのご依頼でブログ紹介させていただいています。)

☆美術館を出ると、爽やかな秋晴れの空に向かって桜が咲いていました。

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☆今日は所要があり、午前に宮崎市へスクーターで出かけました。

用件を済ませ帰宅しようと思ったのですが、思い直してそのまま空港へ足を延ばしました。

空港からの帰りに、こちらも用件を思い出してアートスペース”色空”に立ち寄りました。

ギャラリーでは、オーナーが懇意にしている藤原新也の書の展示が開かれていました。

展示してある作品は、すべてオーナーの所蔵作品です。

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☆今モスクワ空港です。

イスタンブールで妻の土産にトルコワインを免税店で買ったら、モスクワ経由は酒の機内持ち込みが出来ないのだと言うことでした。

明日の夜には宮崎へ帰ります。

☆機会が無く紹介できなかったのですが、高鍋町美術協会の仲間だった(私のほうが脱退)書道家の石井琴月さんが、念願だったパリでの個展を5月29日から6月9日まで開催中です。


海外で自分の作品を見直すと、特に書は東洋独自のものですので、とても得るものが大きいです。

彼女も大きな不安を抱えながら見事にここまでたどり着きました。

きっと大きな収穫を得て帰ってくるでしょうね。

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☆アートスペース色空にて、3・11鎮魂の「祈り」展が今日まで開かれました。

私の照明付き作品と油彩画、リトグラフの3作家の3作品による東日本大震災への鎮魂の祈りを込めたギャラリー企画展です。

この度の東日本大震災の支援が何もできなかった私にとっては、思いがけない形で私の作品を通じて鎮魂の空間演出に関わることができたことに、なにか肩の荷が下りたような気持ちになりました。

しかしなんという贅沢な空間でしょう。

この企画を思い立ったギャラリーのオーナーの感性と精神性にはとても頭が下がります。

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☆昨日の日曜日は雲一つ無い秋空の絶好の行楽日和でした。

午後から宮崎市へ出て、宮日会館パピルスギャラリーで開催されていた田村将太君の帰国報告展へ行ってきました。

昨日が最終日でした。


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☆夜は唐木戸陶苑で、陶芸家の八木明氏を囲んでの歓迎の宴が催されました。

高鍋町美術館で明日まで京都造形大学の通信制の皆さんによる全国巡回陶芸創作展が開かれていて、その展覧会にあわせて京都造形大学教授の八木氏がワークショップと講演会のために来町されたものです。

八木明教授はあの八木一夫氏の長男になられます。

とても控えめで穏やかな方でした。

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先日の灯籠祭で開催された”ともしびアート”展も、この京都造形大学の通信制の皆さんが主催されています。

自己紹介の席で、あらためてまちなか活性化事業とタイアップした発展的な展開は出来ないものか、とお話しました。

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☆郵便受けにポケットティッシュが入っていました。

また何かの業者の宣伝投げ込みかと思いましたが、しかしメール便で届いています。

ポケットティッシュをメール便で送る業者なんている訳がなく、裏を見ると彫刻仲間の松村晃泰君のアドレスと名前が貼ってあります。

若い人たちは面白いことを考えますね。
展覧会の案内なのです。

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中にはこんな展覧会の案内が入っていました。

京都のギャラリーゆらぎにて5月17日から29日まで行われる松村晃泰(彫刻)・藤井俊治(平面)の”ボディー エントランス”という2人展の案内です。

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☆一方、今日のお昼前に、今年の空港展参加のJon Adolf(アイスランド)から、作品が届きました。

大きな荷で郵便配達の方がやっと抱えてこられました。

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ここで問題発生です。
いつもはここですぐに荷を開いて、破損の有無を調べます。
ところがドライバーが空回りしてネジが動きません。
日本のドライバーのビットのねじ山と形が違うのです。

宮崎のホームセンターでヨーロッパ仕様のドライバービットが手に入るのでしょうか?
(Jonからの返信だと、マイナスドライバーが使えるということ)

☆まちなか事務局に倣って、今日の高鍋の空。

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職業:
彫刻家
自己紹介:
宮崎県在住の彫刻家。
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