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☆高松制作17日目。
今日はアール部の面出し作業でした。
☆作業をしていると、なにやら太鼓のような音がしてきました。
その音がだんだん大きく、近くなってきました。そして囃子の声もしてきました。
これは祭だ!秋祭りだ!
仕事を中止してデジカメを抱えて、音のする一つ奥の道筋へ向かいました。
太鼓台です。土曜休日で人気の無い石工団地を練り歩きます。
太鼓台には4人の子供たちが鼓手として乗り、”どーん・どーん・どーん・一拍休止”というゆったりとした単調なリズムを叩いていきます。
昼食を城岬公園で摂ろうと思い公園に行くと、太鼓台の方たちが昼食の休憩を取っていました。間近で太鼓台を見ると、手の込んだ見事なものでした。
担ぎ手の方と話をしていると、またも”あれっ、田中さん!”という背後からの声。
今度は誰?と思ったら太田氏でした。
この太鼓台の裏方で仕事をしているようでした。
今日の瀬戸内。
☆この秋祭りは白羽神社の秋祭りということです。
夜には各自治会の太鼓台がせめぎ合うと言うので、ホテルで入浴後に牟礼町のスーパーの駐車場へ駆けつけました。
”久通”地区の太鼓台(ちょうさ)。久通地区は石工団地が中心です。
”牟礼浜”の太鼓台(ちょうさ)。黒法被で最も勢いがあります。
”宮北”地区の太鼓台(ちょうさ)。牟礼小学校あたりから山手の地区です。
乗り手の子供たちの美衣装は、こうして背中の晴れ姿を欄干から外へ流します。乗り手の顔は見えません。
今日は扉部の面出しとアール部の角落としの作業でした。
少しずつ確実に形が出てきました。
☆これまで他の作家の制作場所に行く余裕などまったくありませんでした。
今日は午後に各作家のサポート石材店を訪ねてみました。
まずは長沼克己氏のサポート、NNストーン。
長沼氏は帰省されているのか姿は見えませんでした。
しかしもうほとんど出来上がっているではありませんか!
いま切り落としている屋根勾配が落ちたら、もうほとんど完成では?
☆次に招待作家の川島猛氏のサポート、和泉石材店。
こちらも川島氏の姿はなく、職人さんが手彫りで作業をされていました。
☆最後に夕刻近くに齋藤徹氏のサポート、岡谷グラニット。
斉藤さんはコアの作業をされていました。しかし石が思ったより硬く、コアのダイヤ刃が何度も欠けてまったく作業がはかどらないと嘆いておられました。
斉藤さんにはサポートの職人さんが付いていました。やはり石が硬いと難儀されていました。
☆結局、作家一人で孤軍奮闘をしているのは私だけでした。
がんばるぞー!!
台風は明朝未明に接近のようですが、思ったよりも速度が速く、仕事を始める時間にはもう台風も去って曇りになるようです。
台風の接近に備えて作業を進めていた扉の貫通ですが、本日、正午にようやく開きました。
午後に市役所の担当課と実行委員会の方々が査定(提出された通りの寸法か、提出された石材価格が適切か、などの査察)に来られました。
☆夕刻には台風接近に備えてコンプレッサータンク等を工場内に入れ、テントも片付け、私の作品も万が一を考えて工場の中へ運び入れました。
しかし夜の9時半現在、雨は少しは本格的にはなりましたが、まだ風もなく台風接近の気配はありません。
☆高松11日目。快晴の秋晴れの一日でした。
石工団地は休日ですが、私は制作にいそしみました。
寺竹石材の工場からは緑道に設置されている速水史朗氏の作品がこんな風に見えます。
昨日届いた7インチのダイヤモンドカップです。
私は初めて見ました。
220Vの7インチとこの7インチダイヤカップで裏側の角落とし作業が順調に進みました。
☆今日は日曜日で石工団地は休みなので、私も休日らしい過ごし方をしたくて、お昼はコンビニでお弁当とビールを買って来て、道向かいの城岬公園の防波堤で瀬戸内海の美しい海を見ながら過ごしました。
程よい日向ぼこの陽射しで、とても幸せな時間でした。
この屋島の入り口と舟かくしは源平合戦の舞台になったところ。
庵治の風景は昔とあまり変化が無いといいます。
古の風景もこのような風景だったのでしょう。
☆夕刻までに角落としを終え、扉部にかかりました。
☆仕事を終え、帰路に就きましたが、ふと城岬公園を振り返ると美しい夕映えとなっていました。
あわてて引き返し、夕暮れの瀬戸内海の美しさに見とれました。
帰ろうとすると、今夜は見事な16夜の満月!
☆16夜の月を撮っていると、背後のバーベキューの一団から突然、”タナカさあーん!”
こんなところに誰が?、と見ると、なんと勝木繁昌氏ではありませんか!!
今日は仕事が休みなので、知友の中国の方たちとバーベキューを楽しんでいると言うことでした。
ビールを勧められましたが、もちろんこれから車でホテルに帰らなければならないので、私は持参のマグボトルの水で乾杯です。
2人とは以前の職場での仲間だと言うことでした。(男性が上海出身の沈さん、女性が西安のもっと奥地出身の超さん)
2人とも微妙な言い回しまで、日本語がとても達者でした。
白い玉は煙への反射で”たまゆら”ではありません。勝木氏の後頭部の一番明るい玉が16夜です。
これは見事に16夜が真ん中に納まりました。
今度はきちんと私も酒が交わせる機会が欲しいですね。
日曜日らしい一日でした。
今日は一日雨でした。午後は強い雨となり、靴はじゅくじゅくになりました。
今日はアール部の形だしでした。明日の夕刻までには裏返したいと思います。
☆うどん屋さんにこんなポスターが貼ってありました。
昨夕の調剤薬局で、私が彫刻家だとわかって、テレビでやっていた10月3日から始まるやつの?と聞かれ、いえもう9月の24日からはじまっています、という頓珍漢な会話の意味がわかりました。
トリエンナーレに来るお客さん目当てのストーンギャラリーの企画のようです。
☆雨でうっとうしいので、初日に訪れた屋島の画像を。
展望台からの瀬戸内の眺め。
みやげ物店の入り口にあった石。商店街で使えそうです。
「3回なでてください。願いが叶います。」
有名なサヌカイトを売っている店。今はもう採れず、この店の先祖から受け継いだものだけだそうです。それですごく小さなものでも○千円します。
754年、鑑真和上の建立と言われる屋島寺。
この本堂は鎌倉時代の造営で国の重要文化財。
四国八十八ヶ所の第八十四番の札所。
今日、8日目の作業です。扉部の面出しがほぼ終わりました。
☆お昼に、庵治町の山手にある手打ちうどん屋、”山”に行きました。
若い夫婦のやっている店で、道路は未舗装で、こんなところに誰が来るのだろうと思っていたら、結構地元のお客さんで賑わっていました。
まるで露天風呂のような風情の眺めです。
ブログがあります。 http://blogs.yahoo.co.jp/ccmyw257
食べたうどんは生醤油(ぶっかけ)2玉。250円。
薬味のねぎと生醤油だけのシンプルなメニューです。
こちらはうどんは1玉、2玉、3玉で注文します。
うどんを口に入れると、きゅっきゅっと音がする腰の強さ。
とても美味しかったです。
それにしてもこのあたりの眺めの良いこと。
ため池と瀬戸内が同時に見える風景なんて、ほかにあるのでしょうか。