彫刻家・田中等の日々雑感・最新情報
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☆さらに北方へ旅すると、広漠とした砂漠の中に忽然と顕れるオアシスがあります。
マザーリ・シャリフです。
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確か、マザリに着いたのは夜でした。
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イルミネーションに照らされたこの広場は、涼しかったのを覚えています。
夜が明けると、こんな夢のような建物が出現します。
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マホメットの従弟である第4代のカリフ・アリーの廟、通称”ブルー・モスク”です。
日本を発つ前に、どうしても訪ねていきたかったところです。
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イスタンブールのブルーモスク訪問のブログでも書きましたが、私にとって”ブルーモスク”とはこのブルーのタイルの美しいマザリ・シャリフのカリフ・アリー廟でしかないのです。
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このブルーモスクは街の中心にあり、道路はここから東西南北に直線に伸びて、どこからでもモスクが見えるようになっています。
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床屋さんです。
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カキ氷屋さんです。こうした店に来るのは男だけです。
男たちはみんな手をつないで甘いものを食べに来ます。
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路上で商いをするのはアジアではどこでも見られる風景です。
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街外れです。ご覧のようにブルーモスクが街の真ん中に見えます。
振り返ると、もう広漠とした砂漠です。
つまり、砂漠からオアシスの中のブルーモスクが宝石の輝きのように見えるのです。
私は、これからもう一歩砂漠側へは足を踏み入れることは出来ませんでした。
そこはもう生きるか死ぬかの戦いの世界なのです。
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☆マザーリ・シャリフは、現在では避難勧告の出されている危険地帯です。
通常の旅行者は決して立ち寄ることは出来ないようです。
それでもネットを検索すると、いまのマザ-リ・シャリフの訪問記がいくつか出てきます。
国際交流機構等で働いている方たちによる訪問記です。
画像を見ると、ブルーモスクは戦禍にはさらされず、無傷であの美しいブルータイルの輝きを見せています。
とても安堵しました。
しかし、今では異教徒はブルーモスクに立ち入ることは出来ないし、危険なので近づくことも出来ないようです。
あのアフガニスタンの砂漠には今でもこんな美しい世界が存在しているのです。
永遠ピースのために
☆マザーリ・シャリフはこの地域の中心都市ですが、州はバルフ州に属します。
バルフこそ、かつてアレキサンダー大王がこの地を占拠して、ギリシャ文化を中心に中央アジアに栄華を誇った大都市でした。
しかし13世紀に、ジンギスカンに蹂躙され、一人残らず虐殺されて壊滅してしまいました。
マザーリ・シャリフ近くに在る現在のバルフです。
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その北はずれには、かつての城壁が残っています。
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私が訪れたときは耐え難い酷暑でした。
途中のオアシスに立ち寄ったときに、人々は分厚い土の壁の家で、わずかな涼を感じてひっそりと暮らしていました。
この体験が、のちに強い陽射しを受けた分厚い石の扉がわずかに開いて、そこを風が抜けるというコンセプトの”The door of the wind”として形となったのです。
マザーリ・シャリフです。
確か、マザリに着いたのは夜でした。
イルミネーションに照らされたこの広場は、涼しかったのを覚えています。
夜が明けると、こんな夢のような建物が出現します。
マホメットの従弟である第4代のカリフ・アリーの廟、通称”ブルー・モスク”です。
日本を発つ前に、どうしても訪ねていきたかったところです。
イスタンブールのブルーモスク訪問のブログでも書きましたが、私にとって”ブルーモスク”とはこのブルーのタイルの美しいマザリ・シャリフのカリフ・アリー廟でしかないのです。
このブルーモスクは街の中心にあり、道路はここから東西南北に直線に伸びて、どこからでもモスクが見えるようになっています。
床屋さんです。
カキ氷屋さんです。こうした店に来るのは男だけです。
男たちはみんな手をつないで甘いものを食べに来ます。
路上で商いをするのはアジアではどこでも見られる風景です。
街外れです。ご覧のようにブルーモスクが街の真ん中に見えます。
振り返ると、もう広漠とした砂漠です。
つまり、砂漠からオアシスの中のブルーモスクが宝石の輝きのように見えるのです。
私は、これからもう一歩砂漠側へは足を踏み入れることは出来ませんでした。
そこはもう生きるか死ぬかの戦いの世界なのです。
☆マザーリ・シャリフは、現在では避難勧告の出されている危険地帯です。
通常の旅行者は決して立ち寄ることは出来ないようです。
それでもネットを検索すると、いまのマザ-リ・シャリフの訪問記がいくつか出てきます。
国際交流機構等で働いている方たちによる訪問記です。
画像を見ると、ブルーモスクは戦禍にはさらされず、無傷であの美しいブルータイルの輝きを見せています。
とても安堵しました。
しかし、今では異教徒はブルーモスクに立ち入ることは出来ないし、危険なので近づくことも出来ないようです。
あのアフガニスタンの砂漠には今でもこんな美しい世界が存在しているのです。
永遠ピースのために
☆マザーリ・シャリフはこの地域の中心都市ですが、州はバルフ州に属します。
バルフこそ、かつてアレキサンダー大王がこの地を占拠して、ギリシャ文化を中心に中央アジアに栄華を誇った大都市でした。
しかし13世紀に、ジンギスカンに蹂躙され、一人残らず虐殺されて壊滅してしまいました。
マザーリ・シャリフ近くに在る現在のバルフです。
その北はずれには、かつての城壁が残っています。
私が訪れたときは耐え難い酷暑でした。
途中のオアシスに立ち寄ったときに、人々は分厚い土の壁の家で、わずかな涼を感じてひっそりと暮らしていました。
この体験が、のちに強い陽射しを受けた分厚い石の扉がわずかに開いて、そこを風が抜けるというコンセプトの”The door of the wind”として形となったのです。
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