忍者ブログ
彫刻家・田中等の日々雑感・最新情報
[771]  [770]  [769]  [768]  [767]  [766]  [765]  [764]  [763]  [762]  [761
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

☆さらに北方へ旅すると、広漠とした砂漠の中に忽然と顕れるオアシスがあります。

マザーリ・シャリフです。

e104de25.jpeg






















確か、マザリに着いたのは夜でした。

2c394b2c.jpeg




















イルミネーションに照らされたこの広場は、涼しかったのを覚えています。

夜が明けると、こんな夢のような建物が出現します。

74bb9f5a.jpeg




















マホメットの従弟である第4代のカリフ・アリーの廟、通称”ブルー・モスク”です。

日本を発つ前に、どうしても訪ねていきたかったところです。

7e741264.jpeg




















813866bc.jpeg




















4b06a280.jpeg




















7565d7ef.jpeg




























イスタンブールのブルーモスク訪問のブログでも書きましたが、私にとって”ブルーモスク”とはこのブルーのタイルの美しいマザリ・シャリフのカリフ・アリー廟でしかないのです。

0ddda9f6.jpeg




















d0f42ab3.jpeg




















ec2ee48c.jpeg




























52871889.jpeg




















89017b1f.jpeg




















84b59b79.jpeg




























65faa647.jpeg




















このブルーモスクは街の中心にあり、道路はここから東西南北に直線に伸びて、どこからでもモスクが見えるようになっています。

2453f014.jpeg




















床屋さんです。

cc301a4f.jpeg




















カキ氷屋さんです。こうした店に来るのは男だけです。
男たちはみんな手をつないで甘いものを食べに来ます。

99b44d37.jpeg




















路上で商いをするのはアジアではどこでも見られる風景です。

317818b5.jpeg




















街外れです。ご覧のようにブルーモスクが街の真ん中に見えます。
振り返ると、もう広漠とした砂漠です。
つまり、砂漠からオアシスの中のブルーモスクが宝石の輝きのように見えるのです。
私は、これからもう一歩砂漠側へは足を踏み入れることは出来ませんでした。
そこはもう生きるか死ぬかの戦いの世界なのです。

1def4284.jpeg




















☆マザーリ・シャリフは、現在では避難勧告の出されている危険地帯です。

通常の旅行者は決して立ち寄ることは出来ないようです。

それでもネットを検索すると、いまのマザ-リ・シャリフの訪問記がいくつか出てきます。
国際交流機構等で働いている方たちによる訪問記です。

画像を見ると、ブルーモスクは戦禍にはさらされず、無傷であの美しいブルータイルの輝きを見せています。

とても安堵しました。

しかし、今では異教徒はブルーモスクに立ち入ることは出来ないし、危険なので近づくことも出来ないようです。

あのアフガニスタンの砂漠には今でもこんな美しい世界が存在しているのです。

永遠ピースのために

☆マザーリ・シャリフはこの地域の中心都市ですが、州はバルフ州に属します。

バルフこそ、かつてアレキサンダー大王がこの地を占拠して、ギリシャ文化を中心に中央アジアに栄華を誇った大都市でした。

しかし13世紀に、ジンギスカンに蹂躙され、一人残らず虐殺されて壊滅してしまいました。

マザーリ・シャリフ近くに在る現在のバルフです。

d9edfb4d.jpeg




























その北はずれには、かつての城壁が残っています。

7ca8e39f.jpeg




















c96ba345.jpeg




















私が訪れたときは耐え難い酷暑でした。

途中のオアシスに立ち寄ったときに、人々は分厚い土の壁の家で、わずかな涼を感じてひっそりと暮らしていました。

この体験が、のちに強い陽射しを受けた分厚い石の扉がわずかに開いて、そこを風が抜けるというコンセプトの”The door of the wind”として形となったのです。

 
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カウンター
プロフィール
HN:
田中 等
性別:
男性
職業:
彫刻家
自己紹介:
宮崎県在住の彫刻家。
バーコード
ブログ内検索
フリーエリア
最新CM
[08/07 田中]
[08/07 りか]
[03/03 田中]
[03/02 杉尾 幸]
[03/01 NONAME]
最新TB
忍者ブログ [PR]