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彫刻家・田中等の日々雑感・最新情報
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☆昨日(8月28日)はハリケーンによる作業休日となりました。

ハリケーンは夜に来る、ということでしたし、朝のうちは小康状態だったので作業には影響はないと思っていったんはシンポジウム会場へ出かけました。

大型テントも撤去された会場です。

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☆しかし、私の作業テントも張り、道具の準備も終わったところで勢い強い風雨に襲われ、びしょ濡れになってしまいました。

これ以上激しくならないうちに撤収、ということで昨日の作業は中止となり、宿舎へ引き上げました。

しかし、ハリケーンは熱帯暴風雨となり、その後は雨風も収まってしまいました。

☆夕食をアシスタントのアレックスが作ってくれました。

手際の好い料理の腕で、ハンバーグの生地をオーブンで焼く料理でした。

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☆今日(8月27日)は朝から霧の多い一日でした。

北上しているハリケーンの影響は今のところ何もありません。

夜になって雨となりましたので、明日の夜当たりから影響が出るのでしょうか。


☆霧の中の今朝の海です。

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☆お昼は宿舎で、メイン州の石工組合の皆さんによるレセプションがありました。

ロブスターのランチでした。

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晴れていた海に、見る間に霧がかかってきました。

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☆今日の制作状態です。

今日から一人で制作です。

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夕刻までにはずいぶんと形が見えてきました。

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ハリケーンに備え、受付の大型テントは夕刻に一時撤去しました。

☆昨日(8月26日)は、一転して雨上がりの快晴、風もなくとても陽射しの暑い一日でした。

☆朝の海景色です。

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☆シンポジウム会場の道向かいのお家。
庭が、まるで彫刻公園になりそうな広さです。

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そのお隣もこんなに庭が広いです。
どの家にもキャンピングカー、プレジャーボート、カヤックがありますよ。

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ふと足元を見ると、野生のブルベリーがいっぱい。

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えんどう豆ほどの大きさの小さなブルーベリーですが、この野生のブルーベリーがこちらの特産品なのです。

今の時期はロブスター祭とならんでブルーベリー祭が各地で開かれています。
ワインもあります。

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☆昨日の作業です。
マットと二人で、面出しと角落としの作業を進めました。

マットは一応これでアシスタントの終了で、夕刻に帰途に就きました。
(大学が始まる前に、また何日かは来てくれるようです。)

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☆昨日の会場の様子です。

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☆夕刻の情景です。

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☆夜はWinter Harborにお住まいのボランティアご夫妻にディナーにご招待いただきました。

元・牧師をされていたご夫妻のとても素敵な御家でしたが、なんと家は巨大な岩盤の上に建っていて、庭が天然の岩場でした。

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左のご夫妻にご招待していただきました。
奥さんは絵を描かれます。

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この日のお気に入りの一品。
ガマのドアストッパーです。

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ところで、昨夜の大きな話題は巨大ハリケーンがやってきている、という内容でした。
この地方はどんな大きな嵐もここにたどり着くまでには風も弱まって、ほとんど大きな嵐はないというジェシーの話でしたが、今回ばかりは事情が違うようです。
ニューヨークを直撃しそうで、ニューヨークでは史上初の避難指示が出されているようです。
ハリケーンはニューヨーク、ボストン、そしてここメイン洲と海岸線をやってきます。
シンポジウム会場のテント類の撤去も決まりましたし、日曜夜の作家プレゼンテーションも中止延期になりました。

ということは日曜日はハリケーンの中なのでしょうか!

 
☆今日(8月25日)は朝からどんよりとして、野分けのような肌寒い風が吹き渡り、木々の葉裏が白銀の漣を見せていました。

夕刻からは小雨となりました。

夜には遠雷も聞こえます。

☆今朝の海景色です。


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☆午後に作品を返しました。

今回は上部で吊れますので、作業は楽でした。

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☆夕刻の状態です。

本体の厚みを取り直しましたので、また厚み落としから始まります。

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でも反対側のアールが出ているので、ずいぶん気分が違います。

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☆宿舎に戻るとヨーランダがバーベキューで肉を焼いていました。

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☆アシスタントのマットは作業中はマスクと防塵メガネをしているので、ブログの画像では素顔はほとんど紹介できませんでした。

実はマットはこんな美青年なのです。

とても控えめで礼儀正しい優しい青年です。

もうすぐ大学が始まりますので、準備のため明日にはいったん自宅へ帰ってしまいます。

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☆夜はACADIA国立公園内の施設で作家のプレゼンテーションが行われました。

前回のシンポジウムはここで行われたということです。

施設の前には第1回の参加作家Ian Newbery(空港展参加作家)の作品が設置してあります。

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今夜はリーゼ(Lise Becu)とジョン(Jon Barlow Hudson)の作家活動紹介でした。

日曜日はヨークとジム、31日には私と星野さんの2人ずつのプレゼンテーションです。

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☆今日(8月24日)も好いお天気でしたが、やはりいよいよ秋の気配を感じさせる1日でした。

☆宿舎の出口です。つまりすぐ目の前が海です。

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今朝の海です。

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このあたりの避暑別荘は、個人所有のほかに、こうしたコテージとしての貸し別荘も多いようです。

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☆今朝の制作前の会場の様子です。

もうみんな形が出来てきました。

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☆会場の白樺林の隣は墓地です。

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☆今日の会場の様子です。

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☆お昼はこんな風にしてボランティアの方たちに準備していただいたものを食べます。

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ヨークの作品はもう組みあがってきました。

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作業を見学する来場者の皆さん。

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私の作品はビシャン掛けによる本体の仕上げが進みました。

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☆今日(8月23日)はとても爽やかな秋晴れの一日でした。

陽射しは強いですが、朝夕が冷え込むようになってきました。

歩いて制作会場へ向かっていると、人の気配のしなくなった家が急に多くなりました。

9月からは学校も新学年が始まります。

もう夏の避暑の時期は終わろうとしているのでしょう。

今朝の海景色です。

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☆シンポジウムも後半に入ってしまいました。

9月になると学生アシスタントたちも大学へ戻ってしまいます。

彼らの居るうちに、心棒の穴を開けてもらいました。

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削岩機の横打ちは大変な肉体作業です。
ほとんど戦いです。

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☆一方で、ヨークはもうほとんど作業が終わりかけています。

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☆私の方はまだ4分の一も進んでいません。

やっと本体のアール部分にベニヤ型を当てる段階まで来ました。

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☆夕刻にぱらっと小雨が来て、大きな虹が立ちました。

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☆昨夜から雨となり、夜明け前には激しい土砂降りとなりました。

☆そんな雨の中を、今日(8月22日)は月曜定例の小旅行で、ジムの作品設置場所であるカナダ国境沿いのEastportへ出かけました。
Eastportは2日前に訪れたMachiasをさらに東へ進んだところにあります。

幸いにも出かける頃には雨脚は弱まりましたが、Eastportへ着いたときにはまだ小雨に煙って居ました。

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ジムの作品設置場所です。
対岸がもうカナダですので、カナダの作家が相応しいということで決まったそうです。

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ここでも鯨のウォッチングが出来るようです。

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港のDowntownには民芸調のギャラリーが並んでいますが、その中で気になった作品です。

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お昼をDowntownのレストランで摂りました。

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私たちはキャップテンなんとかというシーフードのフライ盛り合わせを注文しました。
アメリカの料理はこんな具合です。
ビールを注文していたからこそ食べられましたが・・・・・、こんなスタイルの料理ばっかり摂っているのでアメリカの人はみんな肥満になってしまうのです。

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☆お昼を摂っている間に雨も上がり、陽が射してきました。
対岸のカナダがはっきり見えてきました。

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この港は小さな港ですが、水深が深く大型の貨物船が出入りできるので輸出入で大変栄えた港だそうです。

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☆午後はEastportを海沿いに西へ戻って、インディアンの居住区であった場所に建つ資料館へ行きました。

とても眺望の素晴らしいところでした。

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ここにはPASSMAQUODDYという部族が住んでいて、その部族の資料が展示してあります。

おばあさんがこの地で生まれて育ったという女性に案内をしていただきました。
展示してある部族の写真はすべて彼女が寄贈したものだそうです。

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☆夕刻には西へ戻って、Machiasから海岸方面へ走り、ROQUE BLUFFSという海辺の避暑地へ行きました。

ここは州立公園で、冬は風が強く寒さも厳しいので、ほとんどは夏の間の避暑に来られる方々ばかりですが、ここでもコミュニティーの方々がシンポジウム資金の出資をしておられるということです。

その公園管理人ハウスに住んでおられる方のお庭でレセプションが行われました。

隣は沼です。

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ここは岬になっていて、周囲は海に囲まれています。

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カタログの表紙の集合写真を撮りに、みんなで海岸へ出ました。

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レセプション会場へ戻って、ディナーをいただきました。

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☆昨日(8月21日)も霧の深い一日でした。

☆制作の様子です。

マットに本体のアール面を出してもらうのに、苦肉の策をとりました。

本体の仕上げはビシャン仕上げにしようと思っているので、アール面の角落しをブレードを使わずに(ブレードの消耗が激しくてもったいないので)、ビシャンで整えていくことにしました。

マットに安心してアール面を出してもらうために、あらかじめ基準の溝を入れておき、わかりやすいように朱墨を入れました。

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☆会場の様子です。

日曜日でしたので多くの来場者がありました。

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☆夕刻に、このシンポジウムに協賛金を出してくださる方々が視察に見えました。

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☆夕刻の私の制作状況です。

マットはとても丁寧な仕事をしてくれます。

ようやく底面の形も描くことが出来ました。

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☆宿舎に帰ると、先ほどの出資金を出してくださる方々と関係者の方々とのレセプションがベランダで開かれていました。

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☆昨日(8月20日)は霧の深い1日でした。

そんな中、私たちはジェシーのお父さんの漁師仲間のBobさんの帆船ヨットでセーリングに出かけました。

☆Sorrentoの港まで走り、Bobの出迎えてくれたボートの乗ります。
こんな深い霧の中で、セーリングが出来るのだろうかと、一同不安に思っています。

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このヨットに私たちは乗り込みます。

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入り組んだ陸地や無数の島々はまだ深い霧に包まれています。

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☆次第に霧が晴れてきました。
海の男にとっては、陸上では霧が深くても、海上では波の無い穏やかな青空が広がっていることを承知の上での出航なのでした。

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ヨットはBar Harborという大きな街の港へ入り、Uターンしました。

Bar Harborの港には鯨ウオッチィングの船やクルーズの大型客船が停泊しています。
またロックフェラーガーデンには広大な日本庭園があることでも有名です。

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ヨットはエンジンを切って、帆に受ける風力だけで波の無い海上を音も無く静かに航海します。

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左の赤いチェック柄のシャツの男性がBobさん。
帆のロープを操っている姿は本当にカッコイイ!

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突然、複葉機が飛んできました。

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奥のほうにBlue Hill山が見えます。

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セーリングは午後3時まで続きました。

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☆夜は一転して、車で一時間ほど東へ走ったところにあるMachiasという街で開かれている”Black Fly Ball”(うるさいハエたちのようにはじけろ、というような意味でしょうか?)という音楽フェスティバルへ出かけました。

いろんなタイプのバンドが出演して、観客はハロウィンの格好をして踊りまくるという楽しいお祭でした。

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無数の”たまゆら”が写っているように見えますが、この街もとても深い霧につつまれていて、霧がほとんど小雨に近いので、フラッシュを焚くとどうしてもこうなります。

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真ん中の手を上げて踊っている妖怪はシンポジウム作家のヨークです。

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このフェスティバルの会場は街の中の大きな滝のある公園で行われています。

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滝を越えた公園では別なバンドが演奏していました。

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楽しいひと時でしたが、なんだか疲れました。

宿舎に帰ってきたのはもう午前様でした。

 
☆昨日(8月19日)も1日好い天気に恵まれました。

☆制作場所にイメージデッサンを設置していただきました。
これで毎回質問を受けて説明しなくて済みます。

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☆このシンポジウムは隔年開催なのですが、来年は特別にバンゴールの大学で参加作家も10名という大きな規模で開催することになりました。

その大学の関係者一同が視察に来られました。

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☆同じ頃、Blue Hillの小学生たちが見学に来ました。

子どもたちに私の作品を中心にしたレポートを作成させたいといわれていた先生たちも同行されました。

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☆午後にはミンディーさんとディックさんが来てくれました。

毎日私のブログを見ておられるので、進行状況はよく把握しておられます。

”この写真もブログにUPしてね!”

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☆夕刻の制作状況です。

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☆夜は隣町のWinter HarborにあるLittlefield Galleryへ出かけて、夕食会が行われました。

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このギャラリーでは、今、Schoodicの過去の参加作家で地元作家のMark HerringtonとDon Justin Meserveの彫刻展が開催されています。

この作品はMarkの作品です。
Markはとても素晴らしい作家です。

Donは、実は昨年亡くなってしまったのです。

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とても霧の深い夕暮れでした。

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ギャラリーオーナーと作家のMarkを交えての夕食会でした。

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正面のお二人がオーナー夫妻です。
実はお二人とも別の大きな街の学校の先生で、同じ学校で(こちらは小中高一貫が多い)教鞭をとっておられます。

この土地が気に入って、2年前に物件を購入され、週末だけのとてもおしゃれな、レベルの高いアートを展示販売するギャラリーを開かれたのだということです。

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今日も、シンポジウムのボランティアスタッフが、帰りに寄られてMarkの作品を買っていかれたということ(!)。

アメリカでは彫刻が売れる!

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プロフィール
HN:
田中 等
性別:
男性
職業:
彫刻家
自己紹介:
宮崎県在住の彫刻家。
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