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彫刻家・田中等の日々雑感・最新情報
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☆北川太郎氏の今回のペルー便りは、当地の石屋さんの石の扱いについての大変興味あるものです。

”今日は石屋にて どの様に石を積み降ろすかを報告させて頂きます。

来年の個展に向けて2㍍前後の作品を7点展示したいと考え、石材を購入しているのだが、今日はそのうちの5個目と7個めの石が到着した。
「石材を購入」って言っても日本での購入とは違っており、自分が山に出かけて行き欲しい石を欲しい大きさに現地の人達に掘り出して貰うって要領である。
そうして掘り出した石がようやく石屋に到着したのだが、当然の如く重機等が無いので途方に暮れてしまう。
しかし此方では実に原始的ではあるが、合理的な手段でその問題を解決する。
ワイヤーの一方を石に結び、もう一方を立木に結ぶ、そしてトラックがそのまま前進していく事により石を大地に落とすというやり方である。
「ドスン。」っていう鈍い音をたてて落ちる石を見ていると改めて石の重さを感じてしまう。
 
全てがこんな感じであるから、何事も思った様にはいかない。
今日も1個の石がトラックに積み込む時に割れてしまった。自然の物だから仕方がないが、そうそう大きな石が取れる訳でも無い。
当初の予定の7点展示って考えを見直さなければならない様である・・・。
しかし石屋から見えるアンデスの雄大さを前にすると「まっいいか!! 何とでもなるし。」って気分になってくる。
 
こんな日々の御蔭で、少し精神的に自由に そして逞しくなってきた感じがする近頃である。”

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☆ペルーの北川太郎さんの最新ペルー便りです。

北川さんから送られてくるインカ時代の遺跡画像を見ると、あのマチュピチュの紙一枚入らない石組みの工法は、特段、宇宙人が造ったものだとか言う戯言とは何の関係もなく、どの遺跡にも見られるインカ時代特有の普通の石組みだということがわかります。

”度々ですが、ウチュイクスコ遺跡を訪れましたので報告させて頂きます。
 
約1年ぶりにこの遺跡を訪れた。
麓の村から急な斜面を登ること3時間、結構大変な道中だ。
しかしウチュイクスコ、この遺跡は大変な思いをしても見に行くだけの価値がある。
精巧なインカの石組と時間を感じさせてくれる素朴な土壁、そして抜けるような青空の美しさを表現しようとしても全ての言葉が軽く感じられる程だ。
そして何よりもまして素晴らしいのは訪れる者が少ないという事だ。
インカの遺跡を独占し、風の音に耳を傾ける時間は何物にも代えがたい喜びを与えてくれる。”

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☆ペルーの北川太郎さんより、クスコでのインティライミ祭の画像が届きました。

”インティライミと呼ばれる南米三大祭りの一つがクスコの街で行われた。

南米の祭りと言えばリオのカーニバルが有名で、華やかで明るいイメージが強いが、インティライミは一貫して悲しみの影を感じさせてくれる祭りであった。
 
 インカ時代の遺跡(太陽神殿)の前に整然と並ぶ色とりどりの踊り手を目にした時、意味も無く心に響いてくるものが有った。それが何であるか良く分からないが、ただある種の新鮮さの賜物である事は間違いない。
過去の栄光を郷愁の思いでもって感じた、と言えばそれまでかも知れない。
しかし誇れる過去(歴史)がある事の素晴らしさ、そして独自の文化を花開かせて散って行ったインカの素晴らしさを改めて感じる事が出来たのは幸せである。”

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☆北川太郎さんの最新ペルー便りです。

「採石場の様子が興味深かったので報告させて頂きます。
 
来年の展覧会に向け石を求めて向かった先は過去と殆ど変わらぬ手法で大地と向き合う人達が仕事する場であった。
ウルバンバ川(アマゾンの源流)に面した切り立った崖の上にはインカ時代と変わらぬ時間が流れている様だ、石が見てきた時間の流れからすると人間の歴史なんてほんのひと時なのかもしれない。
そこでは人々が営んできた兆しをはっきりと見て取ることが出来る、インカ時代の名残である幾何学的なレリーフや窓をかたどった掘りこみが有るからである。
しかし残念な事に採石作業や泥棒達によってこれらの名残は確実に無くなる運命にあるようだ。
石の目からすると些細な事かもしれないが、、、何となく残念で寂しい思いがする。」

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☆ゴールデンウィークの最中、どこにも行けない人はしばし異国の旅を。
ペルーの北川太郎氏から、また遺跡の画像が届きました。

”皆様ゴールデンウイークを満喫されておられる事と存じます。
名前は忘れてしまったのですが・・・、かって都市だったであろう遺跡を訪問して来ましたので報告させて頂きます。
この遺跡で何と言っても魅力的に感じたのは上の面が大地のレベルで埋まっており、壁が長々と続いている建造物でした。2つのくぼみと壁の繰り返しが何とも言えない力強さを感じさせてくれ何だか嬉しい気持ちになりました。
それにしてもインカやプレインカの遺跡のセンスの良さと地形を生かした造形からは学ぶ事が多いです。”

全景
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近景
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三重窓の空間
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観戦壁
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観戦壁全景
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☆この連休は祝い事や法事で動きが取れません。それで今日は近場の未知の場所への日帰り小旅行をしました。
高鍋とは百済王の伝説でもっとも結びつきが近いのに、なんだか山越えの遠い山間部のように感じて行くことが無かった美郷町南郷区の百済の里へ出かけました。
ただ同伴した次男がこうした家族旅行には気乗りしない年頃なので、行って直ぐに帰ってくるだけの駆け足旅行となってしまいました。
出かけてみると以外に短時間で行けることがわかりました。
これを機にこれから足を運んでみようと思います。
何しろ百済王伝説は実に興味深い歴史ロマンにあふれていますので。

百済の館前ではサムルノリが舞われていました。
このグループは地元の青年たちのグループです。
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このグループは大分立命館アジア太平洋大学の韓国留学生のグループです。
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神門神社参道の狛犬。職業柄、こうしたものがとても気になります。
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西の正倉院です。ボランティアの方が説明をしてくれています。白い部分が元の檜の白木の色で、黒い部分は時間とともに変色したものだと言うことです。
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☆ペルー在住の北川太郎氏から、また最新のペルー便りが届きました。
山すそと住居が一体化した不思議な遺跡です。

「先週に続き今週も遺跡を見に行ってきました。
Kさんが散歩に行こうと誘ってくれたので、期待せずに出かけたのだが・・・。
格好いい!! 格好良すぎるではないか。
谷間に横たわるミニマルな建造物は大地と一体化し素朴で温かい雰囲気を醸し出していた。
プレインカ(インカ以前)の遺跡って言う事は分かるのだが、名前すらも分からない遺跡。
本物の素晴らしさの前には説明は勿論、固有名詞すらも必要ないのかもしれない。」

オリャンタ近郊プレインカ
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☆ペルー在住の北川太郎氏から最新のペルー便りが届きました。
私たちの知らない遺跡のようです。

「今回は素晴らしい遺跡(ワクラプカラ)を訪れましたので、その報告をさせて頂きます。
その遺跡は宮崎駿監督の天空の城ラピュタを感じさせてくれものでした。
遺跡は切り立った断崖絶壁の上にあり標高は約4200メートル、観光化されて無いそこを訪れるのには麓の村から急斜面を6時間以上歩き夜は遺跡近くにテントを張るという探検に近い行程が必要であった。
 しかしその遺跡に立った時そんな行程から来る疲れ何て意識の片隅にも残らなかった。湧き上がってくる雲と遺跡、そこからの景色、太陽や月、全てが奏でる視覚のオーケストラが夢の中にいる様な感覚にさせてくれるのである。
 
 まだまだ知らない素晴らしい所がある!! そう感じさせてくれる遺跡でした。」

ワクラプカラ平原
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ワクラプカラへの道
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ワクラプカラ
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ワクラプカラ全景
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ワクラプカラ頂上全景
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☆研修旅行2日目です。
ホテルを出て、道後温泉本館の前で記念撮影です。
このあと「石手寺」という大きなお寺に行きましたが、なにやら張りぼて風のキッチュな像がやたらと置いてあり、韓国あたりのお寺のような奇妙なお寺でなにも訴えてこない空間でした。
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次に今回の視察研修の目玉、内子町へ行きました。
内子町は木蝋で栄えた町で、なまこ壁や鏝絵が美しい伝統的町並み保存地区で知られています。
まず高昌寺という曹洞宗のお寺へ行きました。
日本一という涅槃像があります。重さ200トンと言うことです。一目で中国製だとわかります。
周りの石造物もすべて味のない中国製です。
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内子町の町並みの一部はこの高昌寺の門前町だったようです。
涅槃像の直ぐ下の駐車場にバスを止めて、伝統的まちなみ保存地区を散策しました。
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お昼は文化庁から重要文化財の指定を受けた店で美味しくいただきました。
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大正5年建立の内子座です。
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商店街の活性化を模索している私たち中町名店会にとってはとても有意義な視察研修旅行でした。
楽しい有意義な旅を終えて夜の9時過ぎに帰宅しました。

☆今日は中町名店会の研修旅行で愛媛の道後温泉に来ています。
四国はなかなかに遠いので朝5時の出発でした。
今日はものすごい寒の戻りで、非常に冷え込みました。
道中は野原は一面の霜とバリバリの霜柱でした。
バスの暖房も効かず、頭は眠いのに下半身は冷えすぎて眠れませんでした。
でもお天気は上天気です。
フェリーの上も風は冷たいですがビールの酔いにはとても気持ちの良い青空・海原でした。
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伊予SAで。瀬戸内海はいつ見ても美しいですね。
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お昼過ぎに松山に着きました。
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まず松山城の見学です。
道後温泉には中学校の講師をしているときに修学旅行の引率で来た事がありますが、もう30年以上前のことであまり記憶にありません。
リフトでお城まで上がりました。
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商店街を視察して、坊ちゃん電車に乗って道後温泉へ向かいました。
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ホテルへチェックインして、有名な道後温泉本館神の湯へ入りました。
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これから楽しい宴会です。

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宮崎県在住の彫刻家。
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