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彫刻家・田中等の日々雑感・最新情報
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☆台風の影響は殆ど無い一日でした。

さてサーラを4日寝かせましたので、最後の行程に入りました。

まずサーラから出た水分を捨てます。

 

次に一つずつ、そのまま新聞紙に包みます。

新聞紙はよく脂を吸い取ってくれるのだそうです。

 
 
この包みを今度は一晩冷凍庫で寝かせます。



さて試食は明日の夜です。

楽しみです。

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☆ネットで注文していたNemiroffのハニー・ペッパー・ウオッカが届きました。

いわゆる唐辛子入りウオッカですが、甘い蜂蜜が入っているのでハニー・ペッパーと呼ばれているようです。

早速、このハニー・ペッパーを飲みたがっていた町屋本店の皆さんへ届けました。

夢にまで見たハニー・ペッパーの登場に、”あっ、やっぱり唐辛子が入っている!”と満面の笑みのFさんです。

もちろん、一気飲み宴会用のものも用意してありますので、ご心配なく!



☆そこで、このハニー・ペッパーを飲むために、”サーラ”を仕込みました。

サーラは豚の脂身の塩漬けですが、日本では脂身は売っていませんので豚バラで代用します。

いつも、ベーコンを作る豚バラを買っている肉屋さんに、いつもより脂身の多い部位をと注文しましたが・・・・

出てきたのは、いつもより赤身の多い豚バラでした。

今日の豚バラはベーコンには最適ですよね、と店主。

まったく、その通り・・・・

でも、こればかりはその日に入った肉をさばくしかない肉屋さんの立場もありますので、今回はこれでやるしかありません。


 



切り分けた豚バラに調合した塩や香辛料を摺り込んでいきます。



それぞれの肉に、にんにくを差し込んで行くのが秘訣だそうです。



香辛料を摺り込んだものを容器にぎっしり詰め込みます。



そして重しをかけ、約3~4日寝かせます。


 
その後の経過については、また後日にご報告します。

☆今日から日常の活動に戻りました。

☆約1ヶ月ぶりにアンジェラスの森へ行くと、倉庫の中の棟に倉庫の主である巨大青大将の抜け殻を見つけました。

やはり青大将はまだ倉庫に住んでいるようです。

蛇は今年の干支ですし、蛇の抜け殻は昔から財布に入れておくとお金が減らないと言う金運の象徴です。

まあ、泥棒には入られましたが、私の運を守ってくれていると思っておきましょう。

左右に分かれている抜け殻の長さから、かなり大きな青大将だと言うことがお分かりいただけると思います。

 



でもこの場所は、入り口の戸の上なのです。

やはり毎回戸を開けるときは、首筋がぞっとします。



☆テヘランのレジスタンス・アート・フェスティバルへ送らなければならない作品の仕上げを急がなければなりませんが、午後は町屋本店のミーティングなどがあったりで、お昼前と夕刻に少し作業を進めることが出来ただけでした。

☆8月のあかりプロジェクトの紹介が、先月20日発行の”広報たかなべ”に掲載されました。

参加作家の皆さんにこの広報を送らなければなりませんが、私は今年度の地区公民館の行政事務連絡員なので週報と一緒にこの広報も配ります。

いつも役場から届く部数が公民館戸数より若干多いので、その残部で不足する分を役場からいただいて作家の皆さんへ送ろうと思っていました。

ところが我家に残っているはずの広報が見当たりません。

どうやら、妻が間違って廃棄してしまったようでした。

それで役場の広報課へ行きましたら、なんと役場にも残部がまったくなく、掲載された方へ送る分が無くなって、カラーコピーしたものを作っておられました。

この画像はそのコピーのコピーです。

つまり、妻が誤って捨ててしまわなくても、5名の参加作家の皆さん全てには現物の広報を送ることができなかったわけです。

もしこのブログをご覧になっている高鍋町民の方で、この掲載広報が不要となって譲ってもらえる方があったらご連絡いただくと、嬉しいです。

☆昨日の夕刻に無事に帰宅しました。

ウクライナのお土産はキエフ空港で出国手続きをしてゲートに入ったところでショップで求めるよりなかったのですが、このキエフのゲート内のショップは免税品店のみで、観光土産のようなものは片隅に申し訳程度においてあるだけでした。

免税のアルコールは(皆さんは唐辛子入りウオッカを期待していたようですが)、乗り継ぎのアムステルダムでの乗り継ぎ機搭乗前の手荷物検査で他の空港で買ったものは全て没収破棄されるので買えません。

それで申し訳程度においてある工芸品みやげ物みたいなものを買うしかなかったのですが、我家の記念に買ったのがこの額です。

額の写真はあのキエフで見たトーマスの恩師の作ったモニュメントで、いくばくかは今回のシンポジウムと関係した思い出の品となりました。

 ☆今、キエフ空港です。

今朝は6時に起きましたが、昨夜はアレクサンダーと最後の唐辛子入りウオッカの一気飲み対抗合戦をして名残を惜しみましたので、まだぐでんぐでんに酔っていました。

6時半に3人で最後の朝食を摂り、7時にホテルを発ちました。

9時前にキエフ空港へ着き、まだ酔ったままの状態でチェックインをしましたが、問題の預け荷物は2個一緒にラッピングすればよいと言うことで、ラッピングサービスでラッピングしてもらい、100ドルものオーバーチャージを払わずに済みました。

日本の空港にもこういうラッピングサービスが必要ですよね。

あと1時間ほどでキエフを発ちアムステルダムへ向かいます。

アムステルダムでは乗り継ぎの時間が50分くらいしかないので、今回の旅の報告はこれが最後になります。

福岡空港へ着くのは明朝の8時過ぎ。それから高速バスとJRを乗り継いで我家に帰るのは明日の夕刻です。

長い旅が始まります。

 

☆今日は雨こそ降らなかったものの、曇天の底冷えの一日でした。

私は昨日ですべての作業が終わったので、朝のうちはゆっくりして昼前に明るくなったところで写真を撮りに行きました。



やはり昼間に見ると、磨き傷があちこちにあって目に付きます。

しかしもう作業服はクリーニングに出したし・・・、といったん部屋へ戻っていろいろ雑務をこなしていましたが、どうしても傷が気になって仕方がありません。

それでランチ前に砥石を持っていって、傷取りの作業をしました。

 

 



☆ランチ後に工具箱の荷造りをしていると、ユーリーがやってきました。

ユーリーは2作目の赤御影石の作品をすでに見て写真に撮っており、大変感激していました。

ユーリーじきじきにシンポジウム報酬と2作目の作品のお金をいただきました。

ユーリーはまだ若干42歳。日本にはもはやこんな優れた芸術保護の実業家は居ないのでしょうか。

非常に鑑識眼に優れた優秀な芸術パトロンです。



☆トーマスも私と一緒に仕事をしたことを光栄だと言ってくれました。

そして私の2作目の”The door of the wind"が、非常にシンプルなフォルムの中に深い精神性があると絶賛してくれました。

私もそのように意識して作っていますし、私の作品は日本人でなければできない感性の作品でありながら、世界に通用する世界観を持っていると自負しています。

 

 

 

 

 

 

☆ランチ前に、目立つ傷を取り去ったので、とても作品の印象が良くなりました。

やはり最後まで手を尽くすべきですね。

 

 



この赤御影石の”The door of the wind”は、私ながらもすごく素敵な作品だと思います。

好い仕事をウクライナに残すことができたと、唐辛子入りウオッカの酔いとともに感慨深い感動を味わいました。

もう2度と見ることはない私のウクライナでの作品です。

 

☆ウクライナ最後の夜です。

私たち3人以外、誰も居ないレストラン。(昼間はツアー客で満杯でした)

でも、とてもシックな空間でした。



もうこんな分厚いステーキを食べることもないでしょう。



最後の晩餐です。

トーマスは感極まって泣き出しました。

アレクサンダーも静かに涙を流しました。

私は部屋に帰って、号泣しました。

こんなシンポジウムは初めてです。

雨とウオッカのシンポジウム。

黒と赤のシンポジウム。

最高でした!

☆今朝は昨夜の土砂降りがウソのように、すっきりした雨上がりの上天気でした。

しかし雲の変化は激しく、空気も冷たく、午後からは時折り雨が降っては晴れたりの凍える一日でした。

☆その凍えるような冷たさの中で赤御影石の仕上げを進めました。

昨夜買ったばかりのBOSCHで水を使っての本研磨作業を進めました。

非常に使い易いグラインダーです。

 

本研磨を終えて、この面は裏面なのでサインを入れました。

 

☆ランチを摂っていると、レストランの窓から黒海行きの大きな船が通り過ぎるのが見えました。

このフェリーのお客さんたちでしょうか、この後レストランでは先日の女性ソムリエが来られてワインパーティーが開かれていました。



☆赤御影石を表に返し、表面の本体の研磨を終えました。



そして完成までもう一歩、扉枠と扉合わせの三角部を砥石で手磨き作業を進めます。

根気のみの作業です。



ようやく研磨作業が終わり、ペーパー研磨を経て、砥石の汚れが溜まったカッティング溝を水とエアーで綺麗にして、赤御影石は夕刻には完成しました。



☆今日は雲の変化が激しく、ドニエプル川も美しく様々な表情で変化していきました。

 



☆今回のシンポジウムは黒御影石と赤御影石の作品を作る、まさに黒と赤のシンポジウムでした。

 

 



☆そして、私の作品の完成を祝するかのように、素晴らしい夕焼けがやってきました!

私はこのドニエプル川の美しい夕暮れを決して忘れないでしょう。

 

 

 

 

 

 



☆赤御影石の”The door of the wind”もなかなか好いものですね。

☆前日の深酒で強烈な二日酔いとなりました。

二日酔いのまま午前7時にレストランに集まり、みんなと最後の朝食を摂りました。

☆7時半にはコシュマル一家は帰路に就きました。

またどこかでこの家族に会えますように!

 



☆コシュマル一家が去った後に小一時間ほど仮眠を取りました。

ジョニゴヴァはその間に帰国の途へ発ちました。

ジョニゴヴァとも又どこかで一緒になるでしょう。

☆作業を始める頃には酔いも抜けてくれました。

天気も良く作業は順調に進むはずでしたが、作業を始めてすぐにBOSCHが動かなくなってしまいました。

昨日から時々停止していたので不安ではあったのですが。

カーボンもコードも問題はありません。完全にアウトです。

アレクサンダーのグラインダーを借りて今日の作業を凌ぎました。

☆赤御影石は扉下部の立ち上がり部を成形しました。

 

 



そして立っている間に、扉の下の面を手磨きで仕上げました。



次に寝かせて本体にセラミカで50#、100#、200#まで掛け、扉合わせ三角部の修正と手磨きを進めました。



☆そこへアレクサンダーが、今からキエフへBOSCHを買いに行こう!と提案しました。

打ち合わせでは明日行く予定だったのですが、半日は潰れてしまうのでそれは良い考えだ、とすぐに道具を片付けて、トーマスとの3人で土砂降りの雨になった中をキエフまで走りました。

キエフに着いたのはもう午後の8時過ぎ。

案の定、店はもう閉店して閉まったばかりのところでした。

そこを無理やりお願いして、何とか無事にBOSCHを買うことができました。

☆帰りにアレクサンダーのスタジオへ立ち寄りました。



中央にあるお下げの少女首像は、マルタが12歳の時の作品だそうです。



☆そして、ホテルへ帰ってから飲む酒類の調達に、超マンモスのスーパーへ立ち寄りました。



酒の種類の多いこと!

こんなに多種多様な酒が並んでいるところを見たことはありません。



ここは左右の棚は全てウオッカです。



そしてありました、唐辛子入りウオッカ!



ホテルへ帰ってきたのは夜中の11時半。それからレストランの用意してくれていた夕食を摂りながら、買ってきた酒をのみましたが、前夜の酒が堪えているので、私は早めに引き上げました。

☆今日はいよいよシンポジウムの最終日です。

しかし私は関係なく、赤御影石の仕上げをしなければなりません。

しかも夜中からずっと激しい雨が降っていました。

☆その雨が作業を始める前に止み、青空が広がりました。

天は私を見捨てませんでした!

赤御影石の仕上げを進めました。



リュターで仕上げを進めました。



☆晴れてきたのでコシュマルとジョニゴヴァが写真を撮りに来ました。

 



☆私は赤御影石を起こして、稜線のフォルムを調整しました。

 

 



☆今日はジョニゴヴァの誕生日なので、ランチの時間にみんなで盛大にお祝いをしました。

 



ウオッカはグルジアのウオッカでしたが、これが強烈に強い!

コシュマルがスプーンの上でウオッカに火をつけると燃え上がりました。

多分55度以上のアルコール度数です。

 

 


 



シンポジウム成功を祝しての乾杯。



そこへ最高級のコニャックが出てきました。

もう、午後は仕事になりません。



☆夜の様子です。

今夜はクロージングセレモニーと言っていましたが、ユーリーも来ずまったくいつものディナーでした。

ターニャは本当に素敵な女性でした。



最後の真空切りポーズ。

 

 



これはウサギの肉です。ウサギはどうしてもあの可愛らしい姿と、尻尾を切った猫肉とウサギ肉は見分けがつかないという話(アントネッラが言っていました)を思い出して、どうしても食べられません。

トーマスに食べてもらいました。



昼間の酔いに夕食の酔いも加わってもう耐えられなくなり、皆との最後の晩餐を楽しく過ごす余裕もなく、早々に部屋へ退散しました。

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