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テヘランからの電話だと、雪は昨夜の夜中まで降り続いて、現在20cmほどの積雪だそうです。
そんな中で石を彫るのか・・・・!!!!
☆今朝の宮日新聞に次回の散策の旅の募集案内が載っていました。
今回は初めての試みで、せっかく商店街であかりプロジェクトをやっているので、灯りのついた商店街を散策していただく夕暮れの散策の旅です。
おそらく他にはない高鍋町商店街独自の企画でしょう。
私はテヘランが2週間延びてしまったので不在となってしまいましたが、ぜひ成功してほしいですね。
興味のある方は是非参加してみてください。
☆いま、取り掛かっている大理石での墓碑の現在の状況です。
ジャズ好きの山本・南町公民館長が、八坂神社境内の公民館が小さなライブを開くのに丁度好い、ということで南町ライブハウス実行委員会を立ち上げられ、南町公民館の共催の元に今年度から活動を始められました。
第1回はジャズライブでしたが(私は海外滞在中でした)、今回は”ソプラノとピアノの夕べ”でした。
ソプラノは宮崎市在住の松村直子さん。自宅で声楽を教えながら精力的に演奏活動をされている方です。
ピアノは山本公民館長のお宅の道向かいでピアノ教室を開かれている坂本真理さん。かなりの技量の持ち主だと評判の方です。
私の同窓生の娘さんですが、初めて演奏を聞かせていただきました。
第1部の終わりに松村さんの生徒さんが歌われたのですが、なんと○○○子さんと声をかけられて登場したのは私の母の実家の○子ちゃんじゃないですか!
○子ちゃんと言っても、もう子どもさんが成人している年齢ですが、まさかクラシック声楽を習っているなんて知りませんでした。
挨拶をされる山本公民館長。
第2部では松村さんの専門であるクラシックのオペラで会場の皆さんの気持ちが一気に高揚しました。
とても好い雰囲気でライブが終わりました。
こうしたライブを年に4回は開催していかれるそうです。
公民館主体でこうした企画をされるのは持続が大変でしょうが、高鍋町の中心街地らしい魅力的な催しだと思います。
皆さん、こういう場を待っておられたという思いがしました。
中町公民館では、中町独自の空間を作りたくて、既設の彫刻にも灯りを入れてみたりしました。
つい先日、商店街の中で朝火事があったばかりですので、人通りのない商店街店頭に火を燈しているのには不安はありましたが、親子で夕暮れにしゃがみこんでロウソクに火をつけている風景はとてもほのぼのとしていますし、ろうそくの揺らぎはなかなか好いものです。
でも、夜の商店街にはまったく人通りがありません。
灯籠祭に来た人々を、商店街に引き込むには相当の工夫が要ります。
☆昨日のお昼前には灯籠祭会場の一施設になっている高鍋町美術館へ足を運びました。
多目的ホールで、昨年に引き続き、”ともしびアート”展が開かれていました。
私個人の思いとしては、せっかくのこのあかりのアート展をほとんど身内の単発イベントで終わらせずに、全国レベルの”あかりアート展”として拡大展開させ、商店街にも進出した大規模な展覧会になれば、そのあかりアートを見に、人々が夜の商店街にも流れていくのでは、と思うのです。
そしてまちなかのあかりプロジェクトとも連動して、その展示作品の中から商店街に残っていく作品があれば、まちなかのあかりプロジェクトの展開にも大きく寄与してくれます。
これはあくまでも彫刻家としての私個人の思いです。
その思いを主催者の方にお伝えしました。
せっかく立ち上がったあかりのアートを、内籠もった趣味の発表で終わらせないで、まちづくり全体に力を与えてくれる大きなアートシーンに持っていけないものでしょうか。
☆秋晴れの中、美術館駐車場の物産展も賑わっていました。
このブログは無料サーバーなのですが、画像UPも無制限だし、広告表示も一切無いので、とても使いやすいブログでした。
しかし、突然に一昨日からブログ文末に大きな広告が入るようになってしまいました。
ブログの文中に、そしてあまりにもスペースの大きい広告に非常な不快感を覚えざるを得ません。
広告を消すには有料のブログとなります。
サーバーを切り替えるか、使用料を払うべきか、まだ結論が出ません。
しばらくは見苦しいですが、ご容赦ください。
☆さて本題です。
今日は第21回散策の旅が行われました。
ここ1,2年、マンネリ化や近隣町で無料および格安料金での散策ツアーが行われるようになったので参加申込者が激減し、今日も12名ほどの参加者でした。
いつものように高鍋町美術館から始まります。
鑑賞するのは「池田かずたか」展でした。
美術館を出て城堀公園から武家屋敷通りを散策します。
案内を、ご高齢で随行が困難になられた石井正敏氏に代わって、もと役場職員の岩切昭一さんにお願いすることになりました。
岩切さんも職務上とても高鍋藩の歴史に詳しいお方です。
途中休憩で、いつものように久米酒店の町屋に立ち寄らせていただきました。
☆休憩の後は、主催者である私たちの商店街を歩いていただきました。
空き店舗、空き地だらけで猫一匹歩いていない商店街ですが、私たちのあかりプロジェクトやのれんプロジェクトのお話をさせていただきながら、いつか人の流れが戻ってくることを祈っての散策となります。
商店街散策の終点は黒木本店です。
この倉庫の中の樫樽の中身は、あの「百年の孤独」です。
いつものように黒木本店の前で記念写真撮影です。
お昼ははじめての試みで、一番街商店街の”イタリア食堂俵”さんで、ビュッフェ形式のイタリアンメニューのランチとなりました。
とても美味しい上に豊富なメニューの数々で、食べきれない量の大満足のランチでした。
いつもはお昼の後は午後の部で、町内の名所を巡ってきましたが、今回は午後の部はなく、”俵”で解散でした。
これでは散策の旅の魅力はないのでは、と懸念していましたが、実は今回は”食べ歩き・町あるき”の散策マップというものが付いていました。
これは、散策マップに付けられた引換券で、好みの店で粗品がもらえるというもので、日南市の飫肥商店街が実施して大好評となっているものです。
私自身はあかりプロジェクト・のれんプロジェクトの展開の中で、同様のプランを飫肥商店街が実施する以前から考えていましたので(高鍋町散策の旅も私の発案・企画から始まりました)、決して飫肥商店街の表面的な真似事ではありません。
しかも500円のマップ料金で、高鍋町美術館・高鍋町資料館・黒水家家老屋敷の入館料が無料になる上に、協賛店舗の中から4店舗で粗品がもらえるというのですから、非常にお徳感があります。
つまり、この散策の旅は美術館が出来て町外の人々が訪れる機会が増えたので、その人たちを商店街へ引き込もう、ということで始まったわけですから、午後はこの散策マップを使って各商店の店内へ入ってもらい、公共施設も利用してもらい、リピーターとなってもらおうという企画は、散策の旅本来の趣旨に立ち返ったことになります。
私も、商品引き換えに立ち合わせていただきました。
”つくみやフルーツ”さんでは、梨・リンゴのセットにみかん詰め放題です。
”衣料の米田”さんでは、ガーゼハンカチか靴下3足セットです。
”仕出しのおざわ”さんでは、自家製らっきょうです。
お店の方に散策マップの引換券を切り取ってもらいます。
こうすることによって、お客さん(ほとんどが町外からの)とお店の方との会話が生まれ、お客さんに各店舗の商品状態をチェックしてもらうことが出来ます。
これにあかりとのれんのツアーを組み合わせていけば、もっと多様な人たちの商店街回遊が生まれるのです。
散策の旅の参加者が少なかったので、せっかく各店舗が準備していただいたものが余っても良く無いので、私たちもマップを買って使ってみました。
私が引き換えてもらった品々です。
これで500円です。プラスして美術館等の入場無料が付きます。
他には理髪店の眉ぞり・眉カット、二輪車店の自転車レンタル、押し花教室の体験教室などあり、これらを組み合わせると、この500円の散策マップは
”スーパー”お買い得マップとなります。
おそらく日南・飫肥商店街の散策マップより中身が濃いのではないでしょうか。
この高鍋町散策の旅は参加費用が7,000円ですので、近隣町の格安ツアーが多くなると確かに応募者は激減していきます。
しかし、この7,000円で、黒木本店の有名焼酎と丸五羊羹のお土産が付いて、ランチ、スーパーお徳の散策マップが含まれますので、内実的には決して高くは無いのです。
この散策マップは今日が初めての試みでした。
今日の結果を見て、次回は灯籠祭で実施し、定期開催にもって行きたいということです。
堀教授の講演内容は後日掲載となるとのこと。
☆ところで、今日は協議会の自主独立プロジェクトのメンバーが、レトルト鍋商品の開発をお願いしている日向市の会社へ出向いたところ、なんと取締役が私の同級生のK君だったということです。
今回の事業では2度の視察旅行でも、行く先で出会う重要な人物が私の友人関係であったり、何か大切なところに私と関係の深い人がちゃんと要として居て、手助けをしてくれています。
詳しくは、まちなか情報局 鍋開発の工場
☆昨日12日に行われました、第2回高鍋町まちなか商業活性化協議会シンポジウムの報告です。
今回のシンポジウムは平成22年度の各プロジェクトの事業報告なのですが、メインは堀繁・東京大学アジア生物資源環境研究センター教授のまちづくりへの明確な理論と具体例に基づく基調講演です。
シンポジウムに先立ち、先夜の11日夜に堀教授を囲んでの事前打ち合わせと親睦会を持ちました。
私たちまちなか活性化事業の当事者との打ち合わせですので、和やかな懇親会ではなく、私たちの事業への忌憚のない意見を伺う貴重な場となりました。
☆また昨日はシンポジウム前の早朝8時から、高鍋町の商店街を歩かれ、具体的にどこがどうしてどうなってダメなのか、どこをどうすれば店の集客が増し、売り上げが倍増し、商店街が元気になるか、実に明確な指摘でレクチャーをしていただきました。
平成23年度のメイン事業となる町屋プロジェクトの対象家屋の展開についても考えていただきました。
集客努力の見られない疲弊した商店街の中にあっても、お客をおもてなしする視線で店舗を構成している店もあります。
堀教授が高得点を与えられた”江崎酒店”です。
まちづくりが成功するかどうかはまず道路整備だといわれます。
リニュアルしたばかりの一番街のカラー舗装への検証です。
黒木本店には比較的高い得点を与えられましたが、まだよくなる工夫の余地はあるということでした。
あかりモニュメント公開制作のAntonellaの作品を設置した福岡生花店には80点をいただきました。
しかし残りの20点こそが商店街を活性化させる工夫、つまりお客様の目線からの仕掛けなのです。
パブリックアートを手がける彫刻家の私にとっても実に貴重なアドバイスとなった堀教授からの理論指摘でした。
☆午後12時半からホテル四季亭にてシンポジウムの開始でした。
まず小澤協議会会長の挨拶です。
今回の東北・関東の大震災で被災された方々への哀悼の辞を表して、挨拶へ入りました。
引き続き。掘教授による基調講演。「高鍋のまち・店を元気にするにはーまち・店の活性化の理論と具体ー」
豊富な事例画像を使って、徹底的にまちづくりの根本理論を説いていかれます。
まちづくりには明確な理論がなければ絶対に成功しない、ということです。
(詳しくはHP日記へ記載しました。)
続く第2部は私たち協議会の各プロジェクトキャプテンによる平成22年度の事業報告でした。
会場には設置したすべてののれんを掲げました(画像を撮り忘れました。)
またロビーではあかりプロジェクトの全作品画像と町屋プロジェクトと自主独立プロジェクトの進行状態データを展示しました。
東北・関東大震災の対応で大変な状況の中、また土曜日のお昼という時間設定にも関わらず、多数のご来場をいただきました。
本当にありがとうございました。
私たちの愛する町のまちづくりです。
これからも多くのご意見やご協力をお願いします。
まちづくりは20年、30年という視点で取り組んでいくものです。
まちは人が住む限りそこにあり続けます。
短気な性急なまちづくりは将来へ負の遺産を残します。
みんなでじっくり取り組んでいきましょう。
(こちらからもどうぞ。
マキちゃんの記事が素晴らしい。
まちなか情報局 シンポジウム報告)
期日は来週末の12日(土)です。
そのポスターとチラシが届きました。
メインはほぼ事業を終えた”あかりプロジェクト”と”のれんプロジェクト”の成果報告となります。
会場には商店街に掲げたすべてののれんを掲げます。
あかりは移動できないので、すべての設置作品の写真パネルを展示します。
そしてなんと言っても目玉は堀繁氏(東京大学アジア生物資源環境研究センター教授)の講演です。
氏の景観論には必ず打ちのめされ、商店街は何を考えなければいけないかがはっきりと見えてきます。
是非、盛況だった第1回のシンポジウムを上回る方々のご来場をお願いします。