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☆昨夜の雨も上がって、今朝はとても上天気です。
朝野氏は今朝のうちに日本へ発ちます。
☆一昨日からの報告です。
一昨日は朝のうちは上天気で、花蓮に来たころの青い海が戻って来ました。
会場内の阿美族のショップで帽子(バンダナが帽子のようになったもの)を買って、事務局の女性たちにドラエモンみたいと言われておどけている朝野氏。朝野氏はコミュンケーションの取り方のとても上手な人です。
夕食は馬肉麺のカップ麺でした。麺はラーメン麺ではなくうどん麺でした。
夜は地元の彫刻家たちの酒宴に呼ばれました。15日のブログに書いてある件です。
最初は私と朝野氏の日本人作家と通訳担当の林さんの3人だけがお呼ばれということだったのですが、行く準備をしている気配を悟られて、他の作家も呼ばざるを得なかったようでした。それでFilin、Sybille、張さんと彼の彼女の4人も一緒に参加しました。
柳順天さんのすばらしい自宅兼アトリエでのバーベキューでした。
このアトリエというのが凄い!
画像は作業場ですが、屋根のついた移動クレーンが稼動します。
土地は1200坪の広大さ。裏の林の向こうには何もありませんから石粉を吹き飛ばしても何の問題もありません。谷を隔てた向かい側は山並みの美しい借景。庭にはプールのような池もあります。
柳さんは花蓮の作家の中でも飛びぬけた実力を持った作家です。
柳さんは彫刻だけで生活できていて、この広大な土地も石彫を始めてから買ったものだそうです。
15日のブログに書きましたが、今夜の酒客のメインが私だという意味がわかりました。
柳さんが私のHPを見て感動し、彼に薦められて花蓮の作家たちもみんなが私のHPを見て、花蓮の作家たちは私が来るのを楽しみにしていたということなのです。
蔡文慶も酒宴の呼びかけ人の中心だったようですし、私のHPもおそらく蔡からの情報だったのでしょう。
他の花蓮の作家と会話していた林さんが事情を理解し、”田中、今夜はとてもすごいことになっているぞ!”と驚いていました。
そのうちFilinがとてもすばらしい声量でカンツオーネを歌い始めました。
わたしも負けておれずと、得意の口笛で日本の民謡や童謡の演奏で応じました。
かくして酒宴は大いに盛り上がりました。
ウイスキー、ワイン、ビールのちゃんぽんでしたが、みんなもとても気持ちのよい盛り上がりになりました。
本当に楽しい楽しい酒宴でした。
(酒宴の画像はHPでUPします)
☆昨日は休暇日で観光旅行でした。私は二日酔いもなく元気に参加。二日酔いで頭の上がらないFilinと仕事の遅れているSybilleと台湾の作家たち、家族を迎えに台北へ行っているTobelを除いた作家が、阿美族の観光を中心にまわりました。
報告は追って。
☆日増しに寒くなってきます。昨夜から今朝にかけてはとても寒かったです。といっても、長袖を着用しないと、という程度なのですが。
今日は午前中はとてもよいお天気でした。白い大理石をじっと凝視して作業しているととても目が疲れます。
午後にめがねに取り付けるサングラスをかけましたが、じきに曇ってきて、今日も吹き飛ばされそうな猛烈な風の中で制作しました。
土曜日の今日もとてもたくさんの人出でした。
夜は久々に月が出ています。
☆今日の制作画像。やはり裏側は作業が早いです。表はこの段階まで10日から2週間かかっています。それを2日で進めることができましたので、残り1週間で何とかなるかも知れません。
それにしても私はほとんど大理石用の道具を持っていません。大口径の電着カッターくらいです。普通のカッターも電着ではまどろこしくて、御影石用のUFO型ブレードを使っています。
形を出すところまではそれで大丈夫なのですが、それ以降が大理石専用の道具があるかないかで進度がまったく違います。特に私の作品のように広い面積のアールの作品は、大きな面の研磨道具で一気に仕上げないと、御影石用のダイヤカップやカップ砥石を使っていたのではシンポジウムのような短期間勝負の作業には間に合いません。
日本では大理石加工は盛んでありませんので、大理石用の道具はなかなか手に入りません。ましてや宮崎のような辺地に住んでいては情報は皆無です。
朝野氏も海外のシンポジウムに参加するたびに大理石用の諸道具を買い揃えているようです。
その朝野氏は今夜で完成です。
今夜の食事はピザでした。みんな独特な香辛料の強い台湾料理に辟易していますので作家たちは喜んでいました。
でもこの生地の分厚いこと。そして焦げています。当然日本や欧州のピザの味とはまったく比べ物になりません。それでも台湾ではピザは金持ちの食べ物でとても高いのだそうです。
朝一番に作品を裏返してまったく手をつけていない反面の制作にかかりました。
残りはあと1週間ほどしかありません。どうなるのでしょう。
午前に大物政治家が来訪。国民党総裁の馬英九氏、来年の総統選で次期総統が確実視されている超大物政治家です。ものすごいプレスの数でした。
作家一人一人と握手して挨拶を交わしていきました。私とは日本語です。しかしちょうど作品を裏返したばかりでのっぺらぼうの石しかありませんので作品について説明できず残念でした。
今日も大勢の団体客です。
昨日の午後取材のあった記事が今朝の新聞各紙に載っていました。
これは更正日報です。この画像ではシャツの襟とひげが一体化してマントヒヒのように見えますね。新聞ではきちんと写っています。念のため。
☆今日は朝から上天気でしたが、どうせ昼からまた曇りだ、というTobelの言うように昼前にはすっかり曇ってしまいました。(日本ではもう18日ですが台湾はまだ17日なので今日で表記します)
☆体調は昨日ほどではありませんがまだ胃がしくしくします。
でも制作には支障はありませんでした。今夜は9時まで残業しました。
今日は一日窓部のコーナー出しと面出しの続きで、ほとんど目立った変化はありませんので、作品の制作画像はなし、です。
☆午後に道具屋へ買い物へ出たついでに、長袖のシャツを買いました。
案内してくれた張さんも呉さんも花蓮の作家ではないので、どこで買えばよいかわかりません。たまたま通りがかった店で買いましたが、超趣味悪の長袖シャツが特価で290元(290×3,6円)でした。日本では980円以上の衣料は買ったことがない私にとっては非常に高い買い物でした。
午後からは風も出てとても寒かったので、いたし方ありません。
☆今日からシンポジウムも後半の日程に入りました。しかし私の作品はまだ3分の一ほどしか進んでいません。
夕刻までに窓部のおおよその彫りこみが進みましたが、形が出てくると、作品のスケールがぐっと増してきます。思ったよりかなり大きな作品です。仕事の量も他の作家より多いと思います。果たして間に合うのでしょうか。
今夜の段階の画像です。
☆今日は団体のお客さんの多い日でした。
はじめに13歳の学年の小学生の一団。文化局局長がじきじきに解説しています。
少女たちに大口径を持たせて説明している朝野氏。
左側に覗いているおばちゃんたちは日本の長崎から観光へ来られた一団。
のちにももう一グループの長崎からの観光団体が来られました。
☆お昼には甘丹がビールとウイスキーを持って参上。
たちまち宴会になりかけました。
甘丹(右)は台北の新しいホテルに納める作品と北京の仕事で大忙しだそうです。
いま北京は多くの彫刻の需要があって多くの台湾の彫刻家が北京で仕事をしているそうです。
☆今日も一日体調は芳しくありません。
今朝は頭痛がしてきました。そして夕刻からひどい胃の痛みで、あえなく今日も夕食前に仕事を終えざるを得ませんでした。
夕食はまったく口にすることもできませんが、幸い恵美さんが果物を差し入れてくれたので主に果物を摂り、夕食後はすぐにホテルへ帰ってきました。
今はずいぶん楽になりました。
それにしてもひどいやつがいるものです。
隣の洗濯室に行くと(このホテルは洗濯室が洗剤ともに無料で利用できるので大変助かっています)、洗濯機にかけていた私の洗濯物が靴下片方と下着のシャツしか籠に入っていません。今回っている洗濯機を止めて洗濯物をかき回してみると、ありました、私の残りの洗濯物が。私の洗濯が終わったあとに私の洗濯物を一部だけ取り出して自分の洗濯物を突っ込んだようです。
そういえば今朝は乾燥機にかけていた私の洗濯物が、乾燥途中で放り出してありました。
こんなことをするのは中国人旅行者か?
花蓮石彫公園に向けてのヴィジョンを探ろうというものです。
基調講演と討議という内容です。
午前は2つの参考事例の発表がありました。1例は台北芸術大学・廖仁義教授による朱銘美術館(彫刻家朱銘の個人資金で作られた広大な個人美術館)の事例。もう1例は独立展覧会オルガナイザー・孫立銓氏によるアメリカ・シアトルのオリンピック彫刻公園の事例。前者は運営面で、後者は地理的条件で花蓮の参考になるのではないか、というもの。
そしてシンポジウム参加作家の5分程度の自己アピール。
午後は岩手シンポジウムのオルガナイザーで現在は石神の丘美術館の芸術監督に就任されている片桐宏典氏による岩手シンポジウムの小史と石神の丘美術館についての報告講演。それを受けての花蓮石彫公園への展望に向けてのディスカッション。
私は午前の講演のみに参加。
作家は全日の参加が義務付けられていましたが、台風と雨で作業が大幅に遅れているので午後の参加は任意ということになりました。それでせっかく片桐氏が来られたのに大変失礼なことになりましたが、午後の片桐氏の講演とパネルディスカッションはパスして制作に取り組みました。
昨日も一日、今にも雨が降りそうな曇天で、少しでも早く窓部の彫りこみを進めたかった。
参加者は台湾の大学の学生や彫刻家たち。
5年ぶりの片桐氏と。左は孫立銓氏。私は仕事のあとで疲れた顔をしています。
今日の仕事の状況。窓の彫りこみがずいぶん進みました。
私の作品は花蓮の人たちに好感を持って受け入れられているようで、花蓮在住のシンポジウム参加作家・黄河氏によれば、花蓮の彫刻家のみんなが私を一番に気に入っていて近く私と朝野氏と一緒に飲みたいと言うありがたいお誘い。
☆実は昨日は一日体調が芳しくなありませんでした。
夜中に強烈なのどの痛みで目が覚めました。部屋のクーラーは切っているのですが、ホテル全体がクーラーが効いているので風邪でも引いたのでしょうか。
そして起き抜けから胃の痛み。寝る前に缶ビールを飲んで、疲労ですぐに寝てしまったせいだろうと胃薬を飲んだのですが、午前の講演中に胃が痛み始めました。胃の痛みをこらえながら通訳の方の通訳に耳を貸すのはつらかった。胃と腹部あたりがしくしくと落ち着かない。やはりどうやら風邪を引いたらしい。
仕事を終えて夕食に向かうときにはふらふらで、早くホテルに帰って横になりたかった。
みんな片桐氏の歓迎でカラオケに行こうと盛り上がっています。本来なら岩手で世話になっている私が先頭になって街へ繰り出すべきなのですが、それどころの精神状態ではなくて、申し訳ないが失礼してホテルへ帰ってきました。
ホテルへ帰って日本から携帯に電話があり、受け答えの私の声は完全に鼻声でした。
早めに床へつきました。
その後昼前にはにわかに暗雲立ち込めて今にも雨が落ちてきそうな天候の急変。しかし何とか雨にはならず、持ちこたえてくれました。
私は窓部の彫りこみ作業。一番作業が遅れているので必死です。何とか作品の形が見えてきてほっとしますが、そのぶん先の進行時間が読めるようになって、本格的にあせってきます。
Carolineはほぼ作業終了。セッティングの準備に入りました。朝野氏もあと1週間ほどで終わりそうです。
それで私も今日から残業モードに入り、9時まで仕事をしてきました。
今夜の段階の画像です。
日曜日の今日も一日中大変な賑わいでした。
ステージでもいろいろなものが上演されていました。
☆毎日、一日遅れの報告になり申し訳ありません。時差が1時間ありますので画像の整理などしていたら日本ではすでに翌日になっていて、仕方なくこうして朝に更新作業をしています。
昨日は、結局はあれからすぐに雨になりました。
台湾がこの時期にこんなに雨が続くことはないのだそうです。
つまり今年はスペシャルイヤーということになります。やはり異常気象なのでしょうか。
それとも強烈な雨男、雨女がいるのではないか、それは誰だろう?と言うことになりましたが・・・・はてさて。
雨のほうは午前のうちにあがり、久しぶりに青空の下での制作となりました。
また台風で週延べされた開会式がありますので、作業はお昼過ぎまででした。
そして今日は土曜日で大変な人出です。外のステージではいろんなイベントが行われています。
開会式はホールで行われました。
開会式に先立って来賓の行政院文化建設委員会主任委員(いわば文部科学省長官)の翁(Wong)女史の視察があり、各作家の作品の前で1点1点丁寧に作家と言葉を交わされながら見て行かれました。
この様子は後日にHPのほうにUPします。
作家代表挨拶はCaroline。彼女はとても知的で私たちの代表にふさわしいすばらしい挨拶でした。
私の席は翁女史と懸長の真後ろという特等席でした。
開会式はさまざまなセレモニーが行われました。
中学生のクラシック演奏で幕開けしました。前半は来賓の挨拶が続くのですが、彼らは誰一人原稿を持たず、親しみのある語り口で会場を和ませながらスピーチします。何を言っているのかはわかりませんが、日本の堅苦しい挨拶とはまるでちがって、ちっとも退屈しませんでした。
開会セレモニーでは突然号砲が鳴ってホール上空に小さなパラシュートやテープが舞ったり、楽しいびっくり仕掛けでステージが始まりました。
こちらの式典ステージでは、原住民の踊り、クラシック、ジャズなど異なった分野の舞台を組み合わせるのが定番のようです。
昨日も原住民の踊り、クラシックバレー、最後は管楽器なんでもござれおじさんの登場で砕けた演芸会で幕を閉じると言う、台湾らしい演出でした。
画像は原住民の踊り、初めて見る太魯閣(タロコ。大理石の大断崖渓谷で有名な景勝地)の少年、少女たちの踊りです。
この少年たちの踊りの実にかっこいいこと!こんなにカッコイイ踊りは見たこともありません。まるで隼人族のような衣装できびきびと踊る様には魂を奪われてしまいました。そして少女たちの慎ましやかな身のこなしとなんとも清楚で美しい衣装。
台湾にはすばらしい文化を持った民族がいたのですね。
式典の後はまた何か別なステージがあって、閉めは花火大会だったようです。
会場へ行くと土砂降りです。
こんな中で作業が出来るのか・・・・・
事務局が合羽を用意してくれていたので合羽を着て、頼んでいたパラソルを広げてしばしどうすべきか沈思黙考。
作業を始めた作家たちはみんな感電の心配のないエアーツールです。
こんな土砂降りの中で220Vの電気が使えるのか・・・・
そうしていると昨日の設置場所下見から本気モードに突入したSybilleが220Vの大口径で作業を始めました。
私も意を決してずぶぬれの差込口を丁寧に拭いて作業開始。
土砂降りの中で足元は完全に川です。
楽しいはずのシンポジウムが苦行状態になってきました。
ようやく夕刻までにアール出しがほぼ終わり形が見えてきてほっとしました。
そして窓部にかかり始めたころから猛烈な雷雨になってきました。
窓部の作業はV字の水溜りを彫るようなもの。横殴りの雨が溜まり始めて作業断念。
今朝も夜中からずっと雷雨でした。
カーテンを開けると立ち込めた低い雨雲の流れは速いですが、山の向こうにはすっきりした青空が見えます。
晴れますように!
では昨日の画像報告です。
まずは雨の朝の会場。
ようやく形の出てきた私の制作過程。
夕食の様子。
下は表敬訪問に来られたロータリークラブの皆さん。
実は数日前の夜、ホテルに帰って部屋でおつまみを食べながらビールを飲んでくつろいでいたときに、差し歯がポロリと取れてしまいました。
呂美恵さんのご主人が歯医者さんなので、昨夜差し入れに来られた美恵さんに事情を話すと、今夜主人のところで治療しましょう、もちろん無料ですよ、ということで、夕食後に医院を訪れました。
治療後、ご主人にお茶を入れてもらいながら談笑。
歯科医院にはTobelの作品だらけです。
Tobelにはエージンシーがついているようです。
花蓮シンポジウムをきっかけに台湾では超売れっ子になったFilinや、同じくエージェンシーがついて台北で個展を開催して完売したというフランスのシンポジウム参加作家など、夢のような話ばかり。
でも今は台湾も景気が悪く、今はありえないということ。とほほ・・・・
その後、呂さんご夫妻がウイスキーの差し入れを持って私と一緒にRobertの部屋を訪れると・・・・なんとそこには北京から帰ってきた甘丹がワインを持ち込んで宴会の最中!そして次々に作家が集まって、楽しい宴会が始まりました。
これぞシンポジウムです!
(カメラマンは朝野氏。)