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彫刻家・田中等の日々雑感・最新情報
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☆昨日からイズミール国際木彫ワークショップが始まりました。

会場も整備されてそれらしくなってきました。

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☆お昼前からオープニングセレモニーが行われました。

スケジュールでは10時半からの予定でしたが、市長が公務で大幅に到着が遅れてしまったので、その間私たちは手持ち無沙汰で過ごさなければなりませんでした。

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市長によるノミ入れのセレモニー。

チャンダーが手本を示しました。

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市長は各作家のブースを廻って、作家と挨拶を交わしていきました。

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引き続き簡単な立食パーティーとなりました。

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☆ランチは昨日のようなまずい弁当ではありませんでした。

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☆午後からは早速、制作開始となりました。

私は準備された丸太材から必要な材をどう切り出すかを入念にチェックして、不要な材を撤去したり、作業しやすいように配置換えしたりして作業に入りました。

アシスタントにはギョックハンという男子学生が付いてくれました。

しかし私がイズミールで買った安物のチェーンソーでは、これらの大きな丸太材を切り落としていくにはとてもではありませんが、太刀打ちできません。

見かねた隣のブースのトルコ作家のアシスタントが、強力なエンジンチェーンソーで手伝ってくれました。

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アシスタントのギョックハンもチェーンソーは初めての経験でおっかなびっくりです。

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☆作業は6時で終了です。

夕食前にアルド(ペルー)と一緒にホテル近くで見つけた道具街へ行きました。

やはり驚くほど安いです。

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☆無事に大きなトラブルも無く一昨日の夜中にトルコ・イズミールに着きました。

イズミールはエーゲ海に面した大きな美しい港街です。

まずは昨日の報告から。

☆午前に今回の木彫ワークショップの会場へ行き、用意された各自の木材(栗)をチェックしました。

会場はホテルからそう遠くない大きな公園の中の、美術館の正面噴水広場です。

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私の制作ブースです。私の木材の量が一番多くて、みんなびっくりでした。

この中から実際に使える材はそれほど無いのですが。

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☆ランチはこんな弁当でした。とてもまずいサンドイッチとりんご。まさかこれから毎日こんなランチではないでしょうね。

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☆夕刻に買出しがてらホテルの近所を散策していたら、すぐに港に出ました。

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☆イズミールはびっくりするほど美人の多い街です。

とても魅力的な大きな街です。

やはりトルコははかり知れない魅力を持った国です。

正面のピンクの建物が私たちの滞在しているホテルです。

あいかわらずトルコはネットの状態が悪いようですが、これからできるだけ毎日のイズミール便りをお送りします。

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☆今日のランチはキューバ大使ご夫妻を歓迎してのセレモニーでした。

日本大使館の菊間氏と中国大使館担当官夫妻も午前はパムッカレを観光され、ランチに同席されました。

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☆挨拶をされるニハット氏。英語通訳は娘婿。

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☆キューバ大使の挨拶。

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☆日本大使館・菊間氏の挨拶。

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☆ここでキューバ大使にサプライズのプレゼント。

なんとヤシャール氏の描いた大使夫妻の油彩画でした。

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日本大使館と中国大使館にも地元デニズリーの手工芸品が贈られました。

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☆最後の集合写真となりました。

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☆ここで最後に各作家の作品を紹介しておきます。

Liu YANG(中国)

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Giorgie CPAJAK(セルビア)

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ちょうど私の作品を手伝ってくれたメルヴィがやって来たので。

Hitoshi TANAKA(日本)

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Jose Villa SOBERON(キューバ)

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Sherry TIPTON(アメリカ)

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Edvard FLEMING(アメリカ)

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Ali DIEIER(トルコ)

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Eyup OZ(トルコ)

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John MASSEE(アメリカ)

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☆明日の昼にはイスタンブールを発ち、日本へ帰ります。

☆昨日の報告です。

夕刻7時からシンポジウムのクロージングセレモニーが行われました。

まずは完成写真から。

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作品サイズは高さ304cm、幅103cm、奥行き65cm
台座を含めた全高は384cm

この作品のマケットは高鍋町の谷口菓子舗の前に設置してあるものです。

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☆テレビの取材がありました。

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☆女流詩人・ネフィセたちも来てくれました。

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☆日本大使館からは文化・広報部門チーフの菊間茂氏に、遠路アンカラから長距離バスでおいでいただきました。

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☆「ラム子の食堂」の、典子さん・Isaご夫妻にもご多忙な中を時間を割いて来ていただきました。

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☆デニズリー県知事と。

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☆挨拶をされるニハット氏。

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この後に作家たちに参加証と記念品が手渡されました。
私へのプレゼンターはデニズリー県知事でした。

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私はお返しにニハット氏へ小作品をプレゼントしました。

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☆ダルヤン観光に同行してくださったUgurさんと2人の娘さんたち。
旅行代理店の方かと思っていましたら、名刺を見たら有名な電気会社・Aydem本社のマネージメントの方でした。
それでダムの見学があり歓待されたのだと納得。

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☆デニズリー市長(向かって右端)と日本大使館・菊間氏、そして中国大使館文化担当官。

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☆ライトアップされた作品。

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背後に大きな日の丸が下がっていました。

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テントの向こうからは満月が昇ってきました。

トルコでは月蝕はありませんでした。

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☆お世話になった工場長一家と。

菊間氏とのり子さんのお話では、娘さんが通っている高校は超名門高校で、相当なお金持ちでないと通えない学校で、しかも授業レベルも日本の東大レベルなのだそうです。
それで非常に聡明な顔立ちの娘さんなのですね。

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すっかり意気投合してしまったネフィセやワイン工場長たちと。

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☆今日はエーゲ海沿いのエフェソスへ行ってきました。

ヘレニズムと古代ローマ時代の当時の街並みの様子が良くわかる広大な遺跡です。

早朝4時出発だったので、睡眠不足の観光でした。

☆エフェソス観光の拠点、セルチュク駅前。

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☆聖母マリアがイエス亡き後に、ヨハネと共に住んだという伝説のあるマリアの家。

日曜日でしたのでミサが行われていました。

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「マリアの家」自体は近年に修復されたものですが、壁は1世紀のものだそうです。

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聖なる泉で清め、祈願を記した紙を日本の神社のおみくじのように結び付けています。

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☆そのマリアの家のある山の裾野に広がるエフェソスの遺跡。

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2世紀に建立されたオデオン(音楽堂)。当時は木製の屋根があったそうです。

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バシリカ(聖堂)の柱頭にはコリント式とイオニア式のものが載っています。

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アウグストゥス帝時代に建設されたプリタニオン(市庁舎)。

ここから、あの有名なアルテミス像ほぼが完全な状態で出土しています。

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紀元前86年に建設されたメミウスの記念碑。

当時ローマ支配に反対していたエフェソスの市民は、進出を図っていたポントス王ミトリダテス側に加勢し、勢いを得たミトリダスはたった一晩で、その地域に住む8万人のローマ人の虐殺を命じました。これはそのときの犠牲者の霊を慰めるために建てられたと言うことです。

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ドミティアヌス神殿。独裁的な支配者になったドミティアヌス帝は妻に暗殺され、彼の死後は、すべての彼の功績を示す建造物は破壊されたそうです。

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やはり当時のこの石の合わせの分の隙も無い技術には驚かされます。

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向こうにエーゲ海が広がり、天然の良港を得てエフェソスは商業都市として大変な繁栄をしましたが、次第に川州の堆積で海岸が遠のき、マラリアが蔓延し始めて衰退して行ったそうです。

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クレテス通り(神官通り)。当時のメインストリート。

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4世紀末あるいは5世紀初めに造られたヘラクレスの門。

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☆1,000数百年前のモザイクが鮮やかに残っています。

現在のまちづくりの景観はこの当時の発想からまったく進歩していませんね。

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住宅の壁にはフレスコの色彩も残っています。

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2世紀に建てられたコリント様式のハドリアヌス神殿。

門の上のレリーフはレプリカです。

この神殿はローマ式建築を取り入れた最高傑作といわれているそうです。

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こういう当時の石組みがどうしても気になってしまいます。

やはり例柱のずれを防ぐ金具が入っていたようです。

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ラトリネ(公衆トイレ)です。当時は隣との仕切りは無くオープンだったようです。

現代と同じ様に入り口でお金を払って使用されていたそうです。(トルコの公衆トイレは有料です。1トルコリラ。)

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現存する世界最古の図書館・セルシウス図書館

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フォサードの彫刻はレプリカで、実物は20世紀初めに発掘調査を行ったオーストリアの考古学者チームが、ウィーン博物館に不正に運び出してしまったそうです。

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こういう石組みはどうしても気になります。

つまり、柱の根元の一部は台座と一体であったと言うことです。

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大理石通りに刻まれた娼婦宿の目印。

この足より小さい足の持ち主は娼婦宿に入れなかったとか。

当時の娼婦は知的で教養があり、自分たちの家を所有し、デモや選挙にも参加できたりと言う特権を持っていたということです。

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25,000人収容の劇場跡。
単なる遺跡ではなく、現代の著名な歌手たちが何人もここでコンサートを開いているそうです。

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☆世界の七不思議の一つと言われたアルテミス神殿跡。

今は石柱が一本立っているだけ。

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☆今日は一日オフの日となりました。

夕刻に、夕日のときが一番美しいと言われるパムッカレへ行ってきました。

説明は要らないと思いますので、たっぷりと夕映えのパムッカレをお楽しみください。


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美しい花嫁にも遭遇!

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☆昨日の報告です。

昨日はシンポジウム作品の最終仕上げを行いました。

朝から残雪の山がくっきりと見えたさわやかな一日でした。

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☆扉の開口部のハツリの仕上げです。かなりの高さがあります。

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☆他の作家たちも仕上げ作業に専念です。

ジョンは作品を移動しました。やはり電線の真下での仕上げ作業は無理だったのでしょう。

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☆昨日は小学生たちの鑑賞団体訪問が2件ありました。

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☆石材店での最後のランチです。

おかげでメタボは改善できませんでした。

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☆午後には仕上げ作業も完了しましたので、先日作ったマケットにサインを入れたりしました。

クロージングセレモニーのときにニハット氏にプレゼントの予定です。

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さらに時間があったので手のひらサイズのオブジェを作ってギゼムにプレゼントしました。

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☆足元の砂も綺麗に片付きました。

作品にかぶさっている横断幕もクロージングセレモニーまでには撤去の予定です。

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☆ごめんなさい。

還暦過ぎのおじさんがこんなことをして遊んでしまいました。

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☆他の作家たちも作品が仕上がりました。

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エドワードは完成出来ませんでした。

☆夕刻にパムッカレでビールを飲んで寛ぎました。

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☆ディナーにリューが作品完成祝いで中国の強いお酒を振舞いました。

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☆昨日の報告です。

昨日は形の上ではシンポジウムの最終日でした。

しかしどの作家も制作は終了できませんでした。

☆制作会場へ行くと私の台座が届いています。

しかし、その姿を見て唖然となってしまいました。

斜めの面が出ていませんし、フォルムもゆがんだまま。

結局、私は昨日は台座を仕上げる羽目になってしまいました。

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☆クレーン作業はリューの作品設置から始まりました。

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☆ランチは特別食でした。シンポジウム最終日だからでしょうか。

デニズリーではチキンが良く出てきます。

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☆午後には台座のおおよその面落とし作業を終え、心棒の穴をリューに開けてもらいました。

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☆午後半ばから私の設置作業に入りました。

まずは設置場所をみんなで協議して、砂のある場所に、テント内と作業道路面の境界に決めました。

本体を底部の欠損を避けるために、例によって砂の上で立てなければならないし、立った作品をクレーンで吊ったまま電線の張り巡った場所を移動できないからです。

作品は作業道路面を正面としました。

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本体をクレーンで移動させます。

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クレーン車の荷台にいったん下ろすかのかと思いきや・・・

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そのままテント内を移動させて、砂の上まで持っていってしまったのです。

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ここでニハット氏にお願いしていた嵩上げ用の平台が届いたので、台座と差し替えて平台を置きました。

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ここで平台の上に台座をリフトで設置する方法についてアリと私は激しくバトル。

リフトとクレーンの作業員にトルコ語で指示できるのはアリしか居ないので、アリは強引に作業を進めます。

そして案の定、リフトの爪で台座の角を大きく欠いてしまいました。

デニズリーに来て、初めて私は大激怒しました。

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気を取り直して本体の設置にかかりました。

こちらの作業はほとんど問題は生じません。

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垂直に立ったときは、初めて自分の作品を立った状態で見れたので、嬉しさと安堵感で思わずガッツポーズとなりました。

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設置のときになるとみんなが勝手に手を突っ込んできて心棒を差し込もうとして、危ないったらありません。

私は強引に私の手元に枕材を置きました。

私は万が一のときに腕を失いたくありません。

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ほぼ垂直に作品を降ろせたので、底部の角欠けもなく無事に設置完了となりました。

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無事に設置できて、作品の印象も思った以上に良く、ほっと安心の笑顔となりました。

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☆設置場所もベストだったことがわかりました。

作品を東西方向に面して設置したので、西日を受けた表面からの漏れ陽が東側の背面に柔らかい美しい陰影を作り出します。

朝は東側からの朝日を受けて別の陰影を作り出します。

この時点で作家たちは私の作品のコンセプト明瞭に理解してくれました。

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☆ホテルでのディナーは石材店の専務や工場長たちとの会食となりました。

やはりシンポジウム最終日と言うことからでしょう。

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☆朝のパムッカレです。

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☆シンポジウムも明日で終了。ですが・・・・

私の作品の扉が石粉をかぶった状態。なかなか美しいマチェールです。

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☆今日は朝からクレーン車が来て、今日中にすべての作品のクレーン作業が終わる予定でした。

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☆今日のランチです。

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☆ランチの後にジョンが大豹変したのです。

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30日間、ほとんどボーっと過ごしてきたこの男は、只者ではありませんでした。

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いつの間にこんなものを作らせていたのか!

しかも電線の真下に設置しようと言うのです。

それを強行する心臓は正常ではありません。

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ほんの数センチ誤作動すれば、クレーンは電線に接触してしまいます。


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ジョンの作品設置はまだ終わりません。

明日も続きます。

つまり、明日のシンポジウム最終日には他の作家全てにはクレーンは廻ってこないことになります。

☆午後の様子です。

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☆私の台座は今日も届きません。

工場のほうでは一日中作業をしてくれていましたが、日本の石材店と違って板材専門の工場なので、私が指定した形は一気に切り落とせないことがわかりました。

多分、明日の昼くらいまでかかるでしょう。

それで朝のうちに本体フォルムの一部手直しをしただけで、ほかに何もすることがなかったので、先日作ったマケットの仕上げ作業をしました。

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☆シンポジウムもいよいよ最終日間近となり、追い込みに入りました。

☆ホセが朝一に作品を立てました。今回はきちんとクレーンを使いました。

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今回もホセは何も指示を出しません。
見ているだけです。

おそらく、キューバではこうした作業は業者にまかせっきりなのでしょう。
だから先日も只見ているだけで、自分の作品が倒れる危険性があるのに何もしなかったのでしょう。

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それにしても、実に危ない作業をしています。

こんな薄い板一枚を敷いている所に手を入れたりして・・・スリングがずれて作品がストンと下がってきたり、万が一スリングが切れて作品が落下したら両腕切断です。

日本でこんな作業をしていたらどやされます。

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☆今日のランチです。

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☆午後に本体に心棒の穴を開けました。

台座が来てから一緒に空けようと思っていましたが、台座はまったく届きません。

そうこうしているうちに、先日やっと手配した心棒をみんなが勝手に使ってしまって行方不明になってしまったので、昼休みに探し出して、作品に突っ込んでおくことにしたのです。

タナカは年寄りだから、とリューがドリルで穴を開けてくれました。

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☆午後の様子です。

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リューが自分の作品に使ったドリルが中で動かなくなり、抜けなくなってしまいました。

原因ははっきりしています。

トラバーチンは軟い石なのでとても水が浸透しやすい石です。
リューの作品は細い上に、毎日の雷雨混じりの雨が直接あたる場所にあるため、かなり内部に水が染み込んでいます。

こういう石にドリルを使うと、石の粉が水分と練られてしまって、ほとんどセメント状態になり、ドリルが動かなくなるのです。

このことを説明して理解してくれたのはジョンだけでした。

今夜はまた雨が降ったので、いよいよ抜けないでしょう。

でもこのドリルは、明日に私の台座が届いたときに使うものなのです。

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☆私の作品は、一日、本体のフォルムの整形作業でした。

思ったより以上に凹凸があり、結局丸一日かかってしまいました。

夕刻にはサインも入れて、明日の台座への設置を待つばかりです。

しかし今日もとうとう台座は届きませんでした。

明日にはクレーン車が来るのですが・・・・

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