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彫刻家・田中等の日々雑感・最新情報
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☆昨日の夕刻に定刻より2時間遅れでイスタンブールを発ち、今日のお昼過ぎに定刻を1時間遅れて成田に着きました。

今、羽田空港で宮崎へ戻るところです。

☆一昨日、11月1日のイズミール木彫ワークショップのクロージングセレモニーの様子をお届けします。

夕刻6時から隣接するギャラリーでクロージングセレモニーが行われました。

会場には学生たちが撮影したワークショップの写真が展示されています。

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この人たちは隣国シリアから来た方たちです。

妊婦の奥さんがびっくりする美しさで、やはりイランと並んでシリアの女性は極めて美しいのだと実感。

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同じ連れの向かって右端の男性は、戦乱のシリアにあって、銃撃を受け、右の耳後ろを弾丸が貫通した傷がありました。

みんなとてもいい人たちでした。

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☆引き続き、ライトアップされたワークショップ会場でのカクテルパーティーです。

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私の作品は好位置にあって、皆さんから高い評価を得ました。

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エフェスの観光ガイドをしてくれたアイリーンさんと、やはり観光ガイドのお母さん。

アフロディシアスはお母さんがガイドされました。

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素晴らしい感動的なクロージングパーティーで、これまでのワークショップへの様々な不満は一気に吹き飛んでしまいました。

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☆2次会を港沿いのカフェバーで。

エッセンとトングチュとも和解して、楽しいひと時を過ごしました。

あれほどことあるごとに批判的だったチャンダーが、みんなの前で”最高のワークショップだった!来年も是非参加したい!”と高らかに宣言しました。

私は内心”あれ?あれ?”と思ったのですが、きっと作家たちはみんな同じ思いに浸っていたと思います。

本当に”終わり好ければすべて好し!”です。

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☆とまれ、すっきりした充実した気持ちでイズミールを後にすることが出来ました。

初めての木彫ワークショップという機会を与えてくれたエッセンに心から感謝します。

イズミールが無かったら、私は一生今回のような作品を作ることは出来なかったと思います。

各作家の作品画像は追ってUPします。
 
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☆イズミール木彫ワークショップのクロージングセレモニーは本日11月1日の夕刻6時から行われますが、日中は何の予定もありません。

私は台座のオイル塗布の作業があったので午前に会場へ出かけましたが、午後2時過ぎでないとオイルが届かないというトングチュのそっけない対応にカチンときましたが、ホテルでゆっくりしようと思っても部屋の掃除がまだ済んでいなかったので、少しイズミール市内を散策してみました。

途中から小雨となりました。


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おいしそうなケバブの店がずらりと続きます。

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ふいに、発掘復元作業中の大きな古代遺跡に出くわしました。

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☆昨日10月31日でイズミール木彫ワークショップの作業は終了しました。

午前のうちに橋部の大理石嵌め込み場所の整形と大理石のサイズ調整(底切り)をしました。

昨夜の件をエッセンから伝えられたらしいギョックハンが私にやたらと付きまといます。

”もうお前のする仕事は無い!”と言うのですが、なにかとつきまとってうるさいだけですので、無視します。

昨日も作業するつもりではなかったのは、作業着を持ってきておらず、余所行きの服のままだったのでわかります。

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大理石のサイズ調整を終えて、大理石の仕上げをしました。

前日までで砥石の手磨きが終わっていたので、エアー研磨に使うワンタッチのセラミカを水を掛けながら使ってみました。200#で砥石の傷を丹念に取り、400#まで掛けて後はサンドペーパーで800#まで掛けて完璧に仕上げました。

午後に人手が集まったところで正念場の橋部の設置作業をやってもらいました。

橋の窓へのはめ込みに難儀しましたが、台座の木材を広げて解決。

橋を支える窓のポールの長さを調整したりして、無事に橋部の設置は終わりました。

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ギョックハンを無視するのも面倒になっていた私は、この橋部の設置完了で気持ちが和らぎ、その後の大理石の設置も手伝ってもらいました。

終わり好ければすべて好し!です。

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完成画像です。

設計プラン通りの完成となりました。

作品のコンセプトも明快で、殆どの人が作品を理解していただけます。

今回の参加作家の中では、最も”地中海”というテーマを解釈してフォルム化したのは私の作品だけだと自負します。

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水辺に設置した狙いはこれです。

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チャンダーがこのままの無垢の状態だったら虫に食われるので、シンナーで洗ったほうがよいということで、帰り際にシンナーを塗りました。

今日の午前にも台座のほうにオイルを塗る作業をします。

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☆ワークショップもいよいよ大詰めとなりました。

昨夜は夜中に大雨となり、テントを外して雨晒しになった作品のことなど考えていると、午前2時前に停電になり、それから寝付けなくなり、電気が復旧してから起きてブログを更新し、3時半にまた寝ました。

今朝は雨上がりの上天気でした。

案の定、作品の一部には水がたまり、水の染みが出来ていました。

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アシスタントのギョックハンは、今日は作業着に着替えもせず、私の作業場に一歩も近づかず、何もしませんでした。

私も金輪際、ギョックハンの顔も見たくないので、独りで窓の仕上げの作業を進めました。

手伝ってくれたムラットがやはり”アシスタント・・・アシスタント・・・”とつぶやきますが、”いいよ、TANAKAのアシスタントは私がしてあげるから”と慰めてくれます。

私はこのアシスタントの問題は、事務局に責任があると思います。

なぜお茶ばかり飲んで働かないアシスタントを指導しないのでしょう。

今回のワークショップは作家の待遇に関して、非常に大きな問題を抱えています。

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☆橋部を台座に載せて、左右の傾きのバランスと、窓への入れ込みの高さ具合をチェックしました。

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☆橋部をもう一度降ろして、大理石の位置あわせと橋部上面の仕上げをしました。

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ムラットが勝手に作業を進めてしまいます。

彼が手伝ってくれるのはありがたいのですが、作家ではありませんのできっちりした仕事が出来ません。

実に荒っぽくて、もういいからやめてくれ!と何度か言って制止しないと大変なことになります。

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☆仕上げは最終日の明日にまわすことにして(本当は今日ですべてを終わりたかった)、ほぼ完成した作家たちの作品を見て廻りました。

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バレンティーが兆速で仕上げています。足の傷もかなり快方へ向かっているようです。

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☆ホテルのディナーがあまりにもひどいし、港街なのに一度も魚料理を食べさせてもらっていないので、夕食は海辺のシーフードの店へ行くことになりました。

このワークショップの最大の問題は、食事に関して最低レベルの作家待遇しかしていないということです。

外に出ればとても美味しい料理にあふれているのに、私たち作家たちは自腹を切って外食に出なければならないのです。

これほど作家に余計な出費をさせるシンポジウムは初めてです。

☆途中で素晴らしいディスプレーの高層マンションのオフィスを通りかかりました。

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エッセンの指定した店でエッセンと落ち合いました。

食べたい魚を自分でセレクトしてオーダーするシステムです。

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私のオーダーしたのはえびとイカ。イカの中にはチーズが詰まっていました。

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ムール貝売りが通りかかったので買い求めました。

先日買ったときの半額の安さで、しかもこうして開いて皿に並べてくれます。

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シーフード店の支払いは、一人50トルコリラ(2300円)!

たったえび2匹、イカ2匹、ビール小瓶2本でこの値段、日本より高い!

これまでブログで紹介してきた外食・酒宴は、すべて作家自身の支払いです。

☆帰路に、なぜ今日はギョックハンは作業をしなかったのかとエッセンに尋ねました。

彼女は、さあ?ととぼけています。

それで、なぜあなたたちはお茶ばかり飲んでいるアシスタントたちの指導をしないのか?と問いかけたところ、彼らはボランティアであり、ティーンエイジャーであり(これはまったくの間違い、彼らは25歳のPelinとごく親しい年齢の近い学生たちなので20歳は超えている)、彼らにどうしろといえる立場に無い、という信じられない返答。

作家たちはアシスタントが付けば、無報酬であろうが年齢がどうであろうが、きちんと働いてくれるものと受け取る。

それを、アシスタントたちがお茶ばかり飲んでいようが、作家の作業を手伝わないで居ようが、主催者には何の関係も無いという。

それでは一体何のために作家にアシスタントを付けたのだろう?!

こんな働こうが働かなかろうが、一切主催者には関係ありませんというアシスタントなんて、アシスタントではないし、最初から居ないほうがましです。

さらにエッセンは、私が昨日トングチュに激怒したことをとがめます。

その当人のトングチュは、今日はやたらと私に刃向かい、なんと貸した金を返せとまで言ってきました。

トングチュがこんなチンケな男だったのかとがっかりしましたし、トングチュもエッセンもなぜ私が激怒したのかの理由さえわかっていません。

ここに来て、私は非常に不愉快な気持ちでこのイズミールを去ろうとしています。

イズミールはとても魅力的な街です。でもその好印象をワークショップの関係者たちがことごとく打ち消しています。

チャンダーが、ことあるごとにこんなワークショップは2度と参加しないとはき捨てていますが、今の私も同じ気持ちです。


☆昨日は手配していたリフトが来ましたが、私はリフトを使うのは窓を建てる時だけで、朝の段階ではとてもそこまで辿り着ける状態ではありませんでした。

しかしリフトが来るのは昨日が最終で、しかも私の作業くらいしか利用する作業が無いとわかって、突貫で窓を仕上げることになりました。

まずはクロージングセレモニーで展示設置する場所を決め、設置の準備にかかりました。

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上下を切りそろえ、心棒用の穴を開け、その作業が終わるとチェーンソーで全面にテクスチャをつけて仕上げていきます。

このあたりから秒読みの作業になってきたので、私はかなり殺気立ってきます。

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まずは仕上がったほうから設置作業にかかります。

ところが作品を吊るのにスリング(吊り帯)がなく、ロープで吊ろうとしますので、なぜスリングを準備できないのかと私は激怒!

先日は、他の作家はちゃんとスリングで作業をしていたのです。

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ようやく荷締め用のベルトを見つけてきて来ました。

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設置している間に、もう片方の窓を仕上げなければなりませんので、モタモタしているギョックハンへの注文がきつくなります。

とうとうギョックハンは切れてしまって、これ以降一切手伝わなくなってしまいました。

こんなアシスタントの務めを果たせないアシスタントは目障りなだけです。

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無事設置が終わり、記念写真。

実はもう片方の仕上げを急いでいる時に、手伝ってあげようとしたトングチュが、私がせっかくテクスチュアをつけた面をチェーンソーで均していきます。

秒刻みの高ぶった気持ちで作業していた私は、トングチュに大激怒!

私の作業が超突貫での作業だったのでいい加減にでたらめに面を撫ぜていると思ったのでしょう。

トングチュも彫刻家なのです。

私がやっていることが理解できないなんて話になりません。

さらに一緒に手伝ってくれたムラットも、訳がわからないので、つけてはいけない深傷をやたらつけてしまって、私はその傷を消してしまわなければならない余計な手間までかかってしまって、逆上状態だったのです。

という訳で、この記念写真は怒りが治まらない私をなだめてのものなのです。

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一応、窓の設置は終わったのですが、前日から突風が吹きまくっていて、色んな物が倒れて壊れてしまったりしているので、底部を接着剤で止め、橋部を取り付けて固定するまでの間の補強を施しました。

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☆一段落したので、完成目前の各作家の作品を見て廻りました。

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☆突風でとうとう私のテントは壊れてしまいました。

もう殆ど作業は終わった感じなので、テントは無くても大丈夫です。

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私はやりかけていた橋部の補正作業の仕上げを進めました。

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☆と、突然に”ハロー!何かお手伝いしましょうか!”とPelinがやってきました。

彼女は昨日までホリデーで仕事が休みだったのです。

さっそく、建立した窓のチェーンソーのケバを取る作業をやってもらいました。

肝心の私のアシスタントのギョックハンはあれっきりお茶を飲んでおしゃべりに興じて何も手伝いません。

何のためにワークショップのアシスタントをやっているのでしょうか。

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本当にPelinはいい娘です。

また会えることがあるでしょうか。

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☆昨日でサマータイム(3月最終日曜から10月最終土曜)が終了しました。

今日から日本との時差が7時間になります。

つまり昨日までより時間が1時間遅くなります。

今朝、さっそくその混乱が生じました。

アフロディシアス観光は午前7時45分にシンポジウム会場へ集合と言うことだったのですが、いつもの時刻に朝食を摂りにレストランへ行くと、まだアマンシオが食事中でした。

てっきり観光をキャンセルしたのかと思ったら、今日から時刻が1時間遅れでまだ7時過ぎなので大丈夫、と言うことでした。

確かにアマンシオの言うことは正しいのですが、案の定、アマンシオが出かけたのと入れ違いに血相を替えたエッセンたちがアマンシオを探しに来ました。

集合時刻はサマータイムでの時刻だったのです。

そのことをきちんと伝えていなかったエッセンたちが悪いのです。

☆今日は私とバレンティー、レーベント(トルコ作家)、そして事務局のトングチュが残って作業をしました。

私は橋部の下部の仕上げに専念しましたが、今日中には終わりませんでした。

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夕刻に窓の残りの接合をしました。

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橋部は嵩上げをしたので、成形してみると側面の量も足りなくなってしまいました。

継ぎ足し作業が続きます。

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☆サマータイム終了の時刻変更は、携帯とパソコンは自動的に変更されていたので、それに気づかずまだ17時過ぎだと思って片づけを始めたのですが、それにしてはいつもより暗い。

午後からずっと今にも雨が降りそうな曇天だったので、それでいつもよりは暗いのだと思っていたのですが、実際はサマータイムの18時をとっくに廻っていたのでした。

ディナーの時間もサマータイムの20時から始まるのか、19時から始まるのか・・・頭の中は混乱状態です。

☆両替の問題はホテルのカウンターで解決できると言うことだったのですが、ホテルのカウンターにはお金はまったくありませんでした。

それで必要な道具があったので、トングチュからトルコリラを借りて夕刻に道具街へ行ったら、なんと道具街もシャッターを閉じていました。


☆トルコは今月25日から断食明け70日後のクルバンバイラム(犠牲祭)という祝日に入っています。

実質的に24日の午後から休日で、多くの国民は1週間ほどの休暇をとって家族のもとに帰省します。

その間多くの店が休みで、私たちにとって大問題は24日夕刻から両替店が閉じてしまって、まったくトルコリラへの両替が出来なくなってしまっています。

しかも今年はクルバンバイラムの明けた月曜日の29日がトルコ共和国宣言記念日でまた祝日となり、すべての公的機関や銀行、そして両替商も休みなのです。

この事実を私たち作家が知ったのは24日で、その日の作業の終わった時刻にはすでに両替商は店を閉じてしまっていたので、私たちは殆どトルコリラが底を突いてしまっています。

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☆今日でワークショップも15日目を迎えました。

残された作業日数は3日しかありません。

突貫で窓の作業を進めます。

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橋部はまだ継ぎ足しの作業があったりで、なかなか先に進みません。

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夕刻から窓の面材の接合作業に入りました。

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明日はアフロディシアスの観光なのですが、何人かの作家は仕事をするというし、私も完成に間に合いそうにないし、アフロディシアスにはデニズリーで行ったので、残って作業することにしました。
☆昨日でワークショップも2週間を迎え、いよいよ終盤まで残り少なくなってきました。

ギョックハンも先日の説教が効いたのか、私たち作家と同じ時刻に顔を出すようになりましたが、相変わらずお茶ばかり飲んでいます。

まずはいつものようにムラットのチェーンソー作業からです。

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私の大理石は研磨するところまで来ているのですが、昨日は手を掛ける暇がありませんでした。

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橋部の嵩上げをしたら、稜線の量が足らないことに気づき、昨日は稜線部に量を追加する作業に専念しました。

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ギョックハンには窓の作業をやってもらいました。

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☆昨日のランチです。

マントゥーという餃子のような料理です。

通常はヨーグルトを掛けます。

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でも私はヨーグルト掛けは苦手なので、塩味で食べました。

マントゥー自体には変な味付けはありませんので、日本の餃子のような食べ方をしたら美味しいのではないでしょうか。

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☆午後の各作家の様子です。

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なんとバレンティーが作業をしているではありませんか!

夜はまた病院へ戻りましたが、こんな無理をして大丈夫なのでしょうか。

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☆夕刻の私の制作状況です。

もう残り3日しかありませんが、作業はまだまだ多く残っています。

ギョックハンにも気合を入れます。

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☆昨日は作家とアシスタントでエフェスの観光へ行きました。

エフェスへは6月にデニズリーから独りで観光したので、今回で2度目です。

☆最初に世界七不思議のひとつ、アルテミス神殿跡を訪ねました。

前回はただ立ち寄っただけで、何の遺跡かもわからなかった次第なのですが、今日はゆっくり見ることが出来ました。

といっても殆ど見るものはありません。

昨日は大変な観光客で、狭い敷地内は大型観光バスでひしめき合っていました。

もちろん、その中には日本の団体さんもありました。

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かつては円柱127本を擁する55m×115mの巨大な神殿で、アテネのパルテノン神殿を凌ぐ規模だったのですが、今は一本の巨大な柱が残るのみです。

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☆続いて聖母マリアが住んだという伝説のあるマリアハウス。ここも2度目です。

病床のバレンティーも車椅子で参加しました。

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☆午後から広大なエフェスの観光です。

天候が下り坂と言う予報だったのですが、幸いにも上天気のままでした。

色んな国のガイドの声が聞こえ、中には幾つかの日本人団体のガイドもあり、そっちのほうにも時々耳を傾けて、2度目のエフェスを楽しみました。

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私たちのガイドはAYLINさんという少女のような小柄で可愛らしいガイドさんでした。

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なんだかよくわかりませんが、エジプト時代の戦士たちのファラオの前での戦いを再現した寸劇が行われていました。

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☆エフェスを出て、前回は訪れることが出来なかったエフェス考古学博物館へ行きました。

圧巻のアフロディシアスほどではありませんが、ここにもかなり優れた彫刻が収蔵されています。

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このミュージアムの目玉はなんと言ってもアルテミスの立像です。

ほぼ完璧な姿で出土しています。

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こちらのアルテミス像はアルテミス神殿に祭られていたもの。

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アルテミス神殿の復元模型です。出土した殆どはイギリスに持っていかれたそうです。

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☆最後にSirinceという独自の文化を持った山岳の村を訪ねました。

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この村は天然素材の食品や石鹸など、特に様々な果実から作られたワインが有名です。

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☆昨日は朝一に怪我で入院中のバレンティーの見舞いに行きました。

後3日は入院と言うことで、やりかけの仕事は退院後に2日ほどで仕上げなければなりません。

病室はテレビも点かず、ネット環境が無くてパソコンも使えず、無味乾燥で退屈な部屋でした。

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☆ワークショプも終盤にかかり、各作家は完成に向かっています。

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☆私の制作状況です。

橋部の整形の補正が多く、足踏み状態です。

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午後は届いた大理石の整形作業に専念しました。


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あいかわらずお茶ばかり飲んでまったく仕事をしないギョックハンも、なんとか夕刻までには窓の内側の面出し作業を終えてくれました。

ほんとに彼の一日の作業量は小一時間ほどしかありません。

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☆夜はいつもの港沿いのカフェ街の中にある、トルコ音楽のライブカフェへ出かけました。

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お客との掛け合いもあり、そのお客の女性たちがみんないい女の美女ばかりで、彼女たちが掛け合いで歌ったり踊ったり、またまたトルコの素敵な魅力に引き込まれていきました。

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☆カフェバーを出たのはもう12時を廻っていました。

帰りにまた串焼きケバブを食べて締めとしました。

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